この記事では、映画『その女諜報員 アレックス』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『その女諜報員 アレックス』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『その女諜報員 アレックス』の作品情報
上映時間:96分
ジャンル:アクション、サスペンス、フィルムノワール
監督:スティーヴン・カンパネッリ
キャスト:オルガ・キュリレンコ、ジェームズ・ピュアフォイ、リー=アン・サマーズ、フロムラ・ダンダーラ etc
映画『その女諜報員 アレックス』の登場人物(キャスト)
- アレックス(オルガ・キュリレンコ)
- 元CIA諜報員の女性。凄腕の開錠技術を持っていたが、7年前に作戦に失敗。CIAの闇を暴くと宣言したせいでテロリストの汚名を着せられ、孤独に生きていた。赤毛に青い瞳だったが、銀行強盗後は髪を染めてカラーコンタクトでグリーンの瞳に変えている。
- ワシントン(ジェームズ・ピュアフォイ)
- 議員に雇われ、USBを探してアレックスを追う謎の男性。部下に、クリントンという女性がいる。フリーランスでCIAで働いていたことがある。アレックスにネクタイの趣味が悪いと言われる。
- ケヴィン・フラー(コリン・モス)
- アレックスの元カレ。最新セキュリティの銀行強盗にアレックスを引き込む。
- ペニー・フラー(リー=アン・サマーズ)
- ケヴィンの妻。マシューという息子がいる。ケヴィンを奪い合った仲のアレックスを憎んでいた。ケヴィン亡き後は、アレックスと協力しあう。
- 議員(モーガン・フリーマン)
- ワシントンの雇い主。USBを取り戻そうとする。歴史に名を遺した人物の名前をコードネームにする人物を雇う。
映画『その女諜報員 アレックス』のネタバレあらすじ(起承転結)
映画『その女諜報員 アレックス』のあらすじ【起】
元彼ケヴィンに誘われ、銀行強盗の仲間に加わったアレックス。
脱出するときに仲間割れを起こし、アレックスは人質に顔を見られてしまった。
その後、アレックスを国外に逃がすという約束をして、ホテルでケヴィンと会う。
ニュースではアレックスの似顔絵が発表されていたが、すでに彼女は髪と目の色を変えていた。
その部屋に、ケヴィンが求めるデータを持つジェシカが来る。
アレックスは部屋の中に隠れた。
盗んだダイヤの中にあったUSBを探すワシントンが現れジェシカを殺し、拷問の末にケヴィンも殺した。
偶然USBを手に入れたアレックス。
しかしワシントンに顔を見られ、ケヴィンの共犯者だとばれてしまう。
ホテルから脱出したアレックスは、強盗仲間の家に逃げ込む。
ケヴィンの妻ペニーに電話をして急いで逃げるよう忠告するが、ケヴィンを取り合った仲のアレックスの言葉を聞こうとはしない。
しかし仲間は殺され、アレックスはとっさに天井に張り付いて身を隠す。

映画『その女諜報員 アレックス』のあらすじ【承】
通話履歴からペニーの住む家が見つかってしまう。
息子マシューを連れて逃げようとするベニーは、ワシントンたちに捕まってしまった。
ペニーの家にたどり着いたアレックスは、ペニーとマシューを助ける。
ケヴィンの死を知らされたペニーは逆上し、アレックスに襲い掛かっていた男を殴り殺す。
アレックスとペニーは手を組み、安全な生活を取り戻そうとする。
ペニーからパソコンを借りて、USBの中身を確認しようとするアレックス。
しかしトラップが仕掛けてあり、GPSによって住所がばれてしまう。
準備をし、急いで家から出るアレックス、ベニー、マシュー。
ベニーは、マシューを母親に預けることにした。
リダイアル機能を使ってワシントンに電話をかけ、挑発して居場所を聞き出すアレックス。
そしてジェシカの首を盗み出す。
そばにアレックスが隠れていることに気付かず、ジェシカやケヴィンの遺体を燃やすワシントン。
そしてワシントンを追い詰めるが、隙を付かれて捕まってしまった。
映画『その女諜報員 アレックス』のあらすじ【転】
捕らえられたアレックスは、命が惜しければUSBを渡すよう迫られる。
しかもアレックスが盗んだダイヤは、ガラスの破片だったとわかる。
拷問を受けるが、それでもUSBの隠し場所を言わないアレックス。
それを見ていたワシントンは、アレックスの正体に気付く。
ワシントンがフリーランスでCIAに勤めていた頃、凄腕の開錠技術を持つ女性エージェント、アレクシスがいた。
彼女は、爆弾が仕掛けられた建物からパレスチナの要人を救ったが、要人の妻と子供たちは死んでしまった。
そして彼女はCIAに捨てられ、テロリストに認定された。
同じようにベニーとマシューを爆弾で殺さない代わりに、USBを渡すことになったアレックス。
万力で潰されかけた足にナイフを突き立て、早く逃げられないようにされてしまう。
その後、ドレスを着せられたアレックスは、ワシントンたちと空港に向かう。
仲間からロッカーの鍵を渡され、ロッカーの中の箱を開けて、その中にUSBがあると告げた。
映画『その女諜報員 アレックス』の結末・ラスト(ネタバレ)
箱を調べたワシントンの部下の女性クリントンは、爆弾を見つける。
ワシントンのネクタイにUSBを隠していたアレックスは、それを奪うと逃げ去った。
爆弾騒ぎの中、何食わぬ顔で空港から出ていこうとするワシントン。
しかし彼の前に警官が現れ銃を向ける。
アレックスが叫んだ言葉に誘導され、警官たちはワシントンを射殺した。
アレックスとベニーは入れ替わり、事情を聴かれたベニーはすぐに解放された。
そしてダイヤが入ったバッグを持って、マシューを迎えに行った。
刑事たちはジェシカの頭を、銀行強盗の主犯の女性だと判断する。
しかし議員の部下のマッカーサーが、インターポール権限でその首を持ち去った。
アレックスは、ケヴィンの家にあった偽造パスポートを使って出国。
ダイヤモンドと引き換えに、専門家にUSBの解析を頼む。
そこには議員の企みの全貌があった。
アレックスは盗んだ携帯でマッカーサーに電話をかけ、議員の計画の中止と、自分を自由にするよう告げた。
議員は、アレックス殺害をマッカーサーに命じた。
映画『その女諜報員 アレックス』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)
物語の冒頭で起きる銀行強盗が、あまりにも計画性が無くてびっくりした。あんなに簡単に仲間割れを起こすなら、計画なんて実行に移せないと思う。主人公のアレックスの顔を出させるためだとは言え、もうっちょっと何とかならなかったのかなと思ってしまった。
アレックス役のオルガ・キュリレンコが、とてもカッコ良い女優さんだなと思った。鋭い視線が良い。元諜報員役が合っていた。
モーガン・フリーマンが脇役で出演していたことに驚いた。もっと彼をメインに据えても良かったのではないかと思う。(女性 30代)
オルガ・キュリレンコの魅力が存分に楽しめる今作。『007 慰めの報酬』でボンドガールを演じた彼女ですが、彼女の目力がすごく好きなんです。目に見えるものだけではなく、その奥にあるものまで見透かされてしまうのでは無いかと感じる美しい瞳に吸い込まれそうでした。
しかし、ストーリー自体はかなり微妙。強盗や仲間の裏切り、アクション、どんでん返しと面白そうな要素は沢山あるのにクオリティが高くないので見応えがないんですよね。キャストは豪華なのに勿体ないなと感じてしまう作品でした。(女性 30代)
元犯罪者アレックスが再び裏社会に巻き込まれていく姿はスピーディーで迫力満点。銀行強盗シーンから始まる冒頭の展開に一気に引き込まれました。彼女が追われながらも真実に迫っていく展開は息つく暇もなく、特に拷問シーンは目を背けたくなるほど緊迫していました。アレックスの格闘スキルと知略は見応え十分で、女性が主役のアクションとしては十分な完成度。ストーリーに多少のご都合主義はあるものの、爽快感あるラストが印象的でした。(20代 男性)
女性が主人公のアクション映画としてはなかなか斬新。オルガ・キュリレンコ演じるアレックスは、過去と向き合いながら戦う姿がカッコよく、感情も丁寧に描かれていたと思います。拷問や裏切りなど、ダークな要素もありながら、最後にはきっちりと復讐を果たす展開はスッキリしました。アクションの動きは少し荒削りに感じましたが、全体としてテンポが良く、女性視点で描かれるスパイ映画として楽しめました。(30代 女性)
全体的にB級感は否めませんが、それでもアレックスのキャラクターに魅力があり、最後まで退屈せず観られました。謎のメモリースティックを巡っての展開は、王道ながらも安心して観られる作り。特に最後の逆襲シーンはよくある展開とはいえ、爽快感がありました。ジェームズ・パーレットとの対決も見応えがあり、敵キャラにもう少し深みがあればさらに良かったと思います。(40代 男性)
スパイアクションが好きなので期待して観ました。思っていたよりバイオレンスで、特に中盤の拷問シーンは衝撃的でした。とはいえ、アレックスがその状況を逆手に取って反撃に出る姿には思わず拍手。強くて美しいヒロイン像に憧れます。ストーリー展開には穴もありますが、そうした部分も含めてアクション映画として割り切れば楽しめます。女性のサバイバル劇としておすすめです。(20代 女性)
オルガ・キュリレンコの魅力に尽きる映画。彼女の冷静沈着な立ち回りと、過去に抱える罪の意識が同時に描かれていて、単なるアクション映画には終わらない深みを感じました。陰謀、情報漏洩、正体不明の敵といった設定はありふれているけど、テンポ良く展開されていくので気持ちよく観られました。最後の決着シーンは予想通りではあるけれど、アレックスの余裕ある態度が印象に残ります。(50代 男性)
女性の強さを前面に出したアクション映画としては一定の魅力があると思います。アレックスが女性であることを逆手に取って戦い抜く姿はとても力強く、共感できました。物語全体の整合性にはやや疑問が残るものの、緊迫感のある演出やバトルシーンで十分カバーされていたと思います。主演女優の存在感が際立っていて、終盤のカーチェイスと銃撃戦は迫力満点でした。(30代 女性)
オルガ・キュリレンコのアクションが想像以上にキレがあって驚きました。序盤から勢いのある展開で、メモリースティックを巡る陰謀や裏切りといったスパイものの王道が詰まっていて、個人的には好みのジャンル。エンディングでアレックスが正体を見せつけて去っていく姿は、「続編もありか?」と感じるほどの余韻がありました。スパイ・アクション好きにはおすすめです。(40代 男性)
久々に女スパイものが観たくて視聴。ストーリーの完成度は決して高くないけれど、スピード感とアレックスのキャラクター性で最後まで楽しめました。特に中盤以降の反撃パートが面白く、アレックスの冷静な判断と戦闘スキルが際立っていました。女性が主役のアクションって最近増えてきたけど、この作品もその流れに乗っていて、爽快感重視で観るにはちょうど良い作品でした。(50代 女性)
映画『その女諜報員 アレックス』を見た人におすすめの映画5選
アトミック・ブロンド
この映画を一言で表すと?
スタイリッシュでクールな女スパイの超絶アクションが炸裂するスパイスリラー!
どんな話?
ベルリンの壁崩壊直前、極秘任務を帯びたMI6の女スパイが二重スパイの正体を追う。裏切り、陰謀、暴力が交錯する中、彼女は巧みに立ち回り、真相に迫っていく。複雑な人間関係と時代背景が絡み合うスリリングな物語。
ここがおすすめ!
シャーリーズ・セロンが圧巻のアクションを魅せる必見作。肉弾戦はリアルで痛みすら感じるほど。80年代の音楽と冷戦の空気が融合した映像美も魅力。『アレックス』の主人公にハマったなら間違いなく刺さる作品です。
ソルト
この映画を一言で表すと?
「裏切り者」の烙印を押された女スパイの怒涛の逃走劇!
どんな話?
CIAの敏腕エージェント・ソルトが、ロシアのスパイであるという告発を受け逃亡を開始。追われる中で次々に明かされる衝撃の真実と彼女の過去。果たして彼女は本当にスパイなのか、それとも——?
ここがおすすめ!
アンジェリーナ・ジョリーの身体を張ったアクションはまさに圧巻。逃走・変装・奇襲の連続にハラハラが止まらない。『その女諜報員 アレックス』のスリリングな展開が好きなら、きっと夢中になります。
ハンナ
この映画を一言で表すと?
最強の“少女兵士”が政府の陰謀に立ち向かう驚異のサバイバル!
どんな話?
極寒の森で父に育てられた少女ハンナは、普通とは違う特別な存在。彼女が世界に出た途端、政府のエージェントたちに命を狙われる。自身の出生の秘密と向き合いながら、彼女は生き残りを懸けて戦う。
ここがおすすめ!
ソーア・シアーシャ・ローナンが演じる少女とは思えぬ戦闘能力に圧倒されます。残酷でありながらどこか幻想的な映像美も魅力。スピード感のある逃走劇と成長ドラマが融合した、異色のアクション映画です。
リディック:ギャラクシー・バトル
この映画を一言で表すと?
孤独な戦士が惑星で生き残りをかけて戦う、SFサバイバルアクション!
どんな話?
無人惑星に取り残された最強のアウトロー・リディックが、生死を懸けて賞金稼ぎや未知のクリーチャーと戦う。過去の因縁、未来への布石も絡み合う、壮大なSFアクション。
ここがおすすめ!
超人的な能力を持つ主人公が孤独な状況で生き抜く姿は、『アレックス』と同様に観る者を惹きつけます。舞台が宇宙でも、スリルと戦略のバランスは抜群。緊張感あるアクションが好きな方におすすめ。
ペパーミント・キャンディ
この映画を一言で表すと?
復讐に燃える母親が裏社会に挑む、怒りと悲しみのバイオレンスアクション!
どんな話?
愛する家族を理不尽に奪われた一人の女性が、自らの手で復讐を遂げるため、暗黒の世界へと足を踏み入れる。正義もルールも通用しない世界で、彼女は冷徹な“処刑人”へと変貌していく。
ここがおすすめ!
ジェニファー・ガーナーの鬼気迫る演技が胸を打つ。徹底したトレーニングに裏打ちされたアクションがリアルで、母としての感情も丁寧に描かれています。感情と暴力がぶつかる復讐劇は必見です。
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