この記事では、映画『ドライブ・マイ・カー インターナショナル版』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『ドライブ・マイ・カー インターナショナル版』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0065216
製作年 | 2021年 |
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上映時間 | 178分 |
ジャンル | ヒューマンドラマ |
監督 | 濱口竜介 |
キャスト | 西島秀俊 三浦透子 霧島れいか 岡田将生 |
製作国 | 日本 |
映画『ドライブ・マイ・カー インターナショナル版』の登場人物(キャスト)
- 家福悠介(西島秀俊)
- 舞台俳優であり、演出家をしている。音の夫。芝居のセリフは車の運転中にCDで流し、確認をする習慣がある。
- 家福音(霧島れいか)
- 悠介の妻。芝居の脚本のような物語を作って悠介に聞かせるのが好き。脚本家をしている。
- 高槻耕史(岡田将生)
- 音が自身の芝居に起用した若い男性役者。音に惹かれている。
- 渡利みさき(三浦透子)
- 脚本家を務める悠介に対し演劇祭が手配した運転手。あまり自分のことを話さず、感情を表に出さない。
映画『ドライブ・マイ・カー インターナショナル版』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ドライブ・マイ・カー インターナショナル版』のあらすじ【起】
悠介と音が、創作した芝居の脚本を読むように対話している。
その芝居は、親や教師からの信頼が厚いまじめな少女が空き巣に入り、異様な行動をエスカレートさせていくという内容だった 。
脚本を書き、自身も舞台に立ち演技もすることがある悠介。自身が女優をしている姿は映らないものの、芝居を書きキャスティングしている様子の音。
悠介の芝居は、登場人物それぞれが異なる言語を話し、役者の背後にほかの言語の字幕が表示される形式で、現存する著名な演劇演目を演じていくというスタイルをとっている。
ある日、悠介の本番を観た音が、終演後の楽屋を訪れる。音はそこで、自分の次の舞台で主役に選んだ若い役者・高槻を悠介に紹介した。
後日悠介は、夫婦の家で高槻と音の浮気現場を目にしてしまう。帰宅したことがばれないように静かに玄関のドアを閉めて、静かに仕事へ戻る悠介は感情を露わにしないままその後を過ごす。
別の朝、出勤前の悠介に「帰ったら話がしたい」と音が伝えた日に、自宅でくも膜下出血を起こした音はそのまま亡くなってしまう。悠介は、音が何を伝えようとしていたのかを知ることができずじまいとなった。
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映画『ドライブ・マイ・カー インターナショナル版』のあらすじ【承】
音の死後も、演劇の仕事を続ける悠介。亡き妻の話を人にすることはなく、写真や思い出に浸る様子も見せない。
大きな演劇祭で脚本を担当する悠介は、演劇祭が手配した専属運転手となる渡利に出会う。左の頬に大きな傷がある女だった。
渡利は悠介の赤い愛車を運転するようになる。
表情があまり変わらず、自分のことをあまり話さない渡利だが、次第に悠介の良き理解者のような存在となっていく。悠介と渡利は互いに、妻や母を無くしたもの同士だった。
渡利は、頬の傷は母が亡くなったときにできたものだと言う。手術で目立たなくすることも可能だが、消したくないのだと悠介に伝えた。
音を亡くした日を思い出し、きちんと話し合わなかった過去に囚われ後悔しながらも、悠介は演劇祭で披露するチェーホフの『ワーニャ伯父さん』の準備を進めていく。
その演劇祭のキャストオーディションに、妻のいっときの浮気相手であった高槻が現れる。悠介は高槻にワーニャ役を与え、稽古を共にし、時にふたりで飲みにいく仲になる。
映画『ドライブ・マイ・カー インターナショナル版』のあらすじ【転】
悠介は音との過去を高槻に語る。
夫婦は娘を肺炎で亡くしており、その出来事は夫婦関係に大きな亀裂を与えた。女優をしていた音は、娘を亡くしたことをきっかけに女優を辞めたのだった。
その後、音は悠介との性交後に物語を作り、語り始めるようになる。
音のキャリアのピンチの時に、物語は突然降ってきた。それらをメモして脚本コンクールに送ったことから、音の脚本家人生が始まったのだ。
そこで悠介は、まじめな少女が空き巣に入り異様な行動をしていくという音の作った物語を聞かされていたのは自分だけではなかったと知らされる。
話が途中で浮ついていた物語の続きを、音は高槻にだけ話していたのだ。悠介は高槻にその話の続きを聞かされる。
その後、劇場に入っての芝居の稽古中に、高槻は傷害致死の容疑で警察に連行される。
高槻の不在によって悠介は「演劇祭を中止にするか、悠介自身が代役を務めるか」の選択を迫られることとなった。
映画『ドライブ・マイ・カー インターナショナル版』の結末・ラスト(ネタバレ)
悠介は渡利とドライブに出る。辿り着いた先は渡利が母と暮らしていた場所だった。
大雪の中で、渡利と母との思い出話を聞いていた悠介。ふいに音についての会話を振られ、悠介は亡き妻のことを思いながら「僕は音に会いたい」と涙する。
悠介と渡利はそれぞれに亡くした大切な人を思いながら涙し、慰め合うように肩を抱き合った。
演劇祭の『ワーニャ伯父さん』の本番の上演時間がおとずれ、観客の入った劇場の舞台の上には悠介の姿があった。
ワーニャ役は悠介自身が務め上げた。そして『ワーニャ伯父さん』は、観客の拍手とともに舞台の幕を下ろす。
後日、渡利は韓国のスーパーで買い物をしていた。レジを通り、赤い車に乗り込んで、車で待っていた犬を撫でるその表情は、笑顔だった。
映画『ドライブ・マイ・カー インターナショナル版』の感想・評価・レビュー
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映画『ドライブ・マイ・カー インターナショナル版』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『ドライブ・マイ・カー インターナショナル版』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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