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映画『ドラッグストア・ガール』あらすじ&ネタバレ感想。無料視聴できる動画配信は?

東京郊外の架空の町「魔狭尾」を舞台としたコメディ映画で、主演の田中麗奈は本作がコメディ初挑戦。監督は大友克英、脚本は宮藤官九郎。他に柄本明、三宅祐司、伊武雅刀、六平直政、徳井優など個性派俳優が脇を固める。2004年2月公開作品。

映画『ドラッグストア・ガール』 作品情報

  • 製作年:2003年
  • 上映時間:105分
  • ジャンル:コメディ
  • 監督:本木克英
  • キャスト:田中麗奈、柄本明、三宅裕司、伊武雅刀、六平直政 etc…

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映画『ドラッグストア・ガール』 評価

  • 点数:60点/100点
  • オススメ度:★★☆☆☆
  • ストーリー:★★☆☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★☆☆☆
  • 設定:★★☆☆☆

[miho21]

映画『ドラッグストア・ガール』 あらすじ(ストーリー解説)

映画『ドラッグストア・ガール』のあらすじを紹介します。

薬科大に通う女子大生のヒロイン大林恵子(田中麗奈)は同棲中の彼氏に浮気され、逆上してそのままアパートを出て見知らぬ町まで来てしまう。そこは魔狭尾という新宿から2時間かかるローカルな町だった。たまたま目にしたドラッグストア「ハッスルドラッグ」でアルバイトすることになった恵子は、BAMBOO STREETという地元商店街のおやじどもの憧れの的になってしまう。商店街の親父連中(柄本明、三宅祐司、伊武雅刀)に寺の住職(六平直政)を加えた親父どもは「ハッスルドラッグ」に客を奪われるのではと戦々恐々としていたが、アルバイトの恵子を目にした途端、揃いもそろって恵子に惚れてしまう。

恵子はそんな事情も知らず、偶々この町の住民である大学の先輩(荒川良々)のアパートを都合よく使ってアルバイトに通っていた。

一方、大学でラクロス部に入っている恵子の練習風景を見た親父連中は、恵子に近づきたい口実のために自己流でラクロスの練習を始める。そこに地元でジェロニモと呼ばれる名物男(徳井優)も加わる。彼らの練習を聞きつけた恵子はお粗末さに見かねて、大学で合同練習させるが、男子部のハードさには付いていけず女子部と合同で練習をすることになった。噂を呼んで親父たちのラクロスに加わるものも増えてちょっとした地元の町おこしのような行事になっていく。このチームにジェロニモという名前の人物がいることが、とんだ波紋を呼び、本場アメリカのチームと対戦することになってしまう。親父チームは1点でも入れれば勝ちというルールなのだが、試合は意外な方向で決着がつく。

映画『ドラッグストア・ガール』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『ドラッグストア・ガール』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

ラクロスで町おこし?!美人女子大生をめぐって商店街親父のドタバタ奮闘劇

人気脚本家の宮藤官九郎が書き下ろしたオリジナルストーリー物で、田中麗奈はコメディ初挑戦とは思えぬほど活き活きと演じている。

いきなりの彼氏との痴話喧嘩からやけになって電車に乗り、見知らぬ街のドラッグストアでアルバイトを始めるというヒロインの強引な持って行き方もコメディなので許せてしまう。

クドカンのドラマは脇役の配列の妙にあると思うが、今回も中心となる親父連中に柄本明、伊武雅刀、三宅裕司、六平直政らの濃い演技に加えて「ハッスルドラッグ」のオネエ系の薬剤師兄弟に篠井英介と山咲トオル、その社長役に三田佳子など豪華な共演陣が花を添えている。ラクロスというマイナーなスポーツを取り上げたことも、親父が何とか挑戦するという意味では、まあ何とかさまにはなっている。田中麗奈はこういう元気な女の子の役は合っていると思うし、後半のラクロスチームが動き出すところからようやく物語らしくなってくるが、前半の部分は親父たちの小ネタで笑わせてはくれるが、いったいどう展開するのかと少しだらけているところが惜しい。
とは言えこれがクドカンワールドなのだが、前向きなストーリー展開は見ていても気持ちがいい。

クドカンワールドの常連、荒川良々の役どころとして今回は特にストーリーに絡むほどの設定ではないが、とぼけた味のキャラクターはクドカンのドラマには無くてはならない人であるなと改めて思った。

クドカンの脚本ドラマの場合は筋より脇役陣のギャグや小ネタを楽しむだけでも面白いという見方もあると思うので、そういう視点で楽しめる方にはおすすめできる映画だ。そうでない方には、やや散漫なストーリー展開に不満を覚えることだろう。
クドカン好き、田中麗奈好きの方にはもちろん最後まで楽しめること請け合いだ。

映画『ドラッグストア・ガール』 まとめ

気楽に笑える映画としてお勧めできる作品だ。親父連中のドタバタぶりが何といっても楽しい。地方(といっても東京の郊外だが)を舞台にしているところも地方商店街と大型チェーン店の対立形式を描きやすいので、納得できる。この東京郊外の町名だが「魔狭尾」というネーミングは多摩と狭山と高尾をミックスしたものだなーと思わせるもので、東京都下に住んでいる身としては思わずニヤリとしてしまう。田中麗奈のはつらつ演技は大変魅力だが、親父連中があんなにころっと行くほど美人かというと?だ。

中年オヤジの忘れかけた青春へのオマージュ物語と見られなくもない。

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