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映画『幸せパズル』あらすじ&ネタバレ感想

第60回ベルリン国際映画祭で上映され、高い評価を得たヒューマンドラマ。中年の主婦がジグゾーパズルとの出会いをきっかけに人生を切り開こうとする。監督・脚本はナタリア・スミルノフ。

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映画『幸せパズル』 作品情報

  • 製作年:2010年
  • 上映時間:90分
  • ジャンル:ヒューマンドラマ
  • 監督:ナタリア・スミルノフ
  • キャスト:マリア・オネット、ガブリエル・ゴイティ、アルトゥーロ・ゴッツ、ヘニー・トライレス、フェリペ・ビリャヌエバ etc…

映画『幸せパズル』 評価

  • 点数:60点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★★★
  • 設定:★★★★★

映画『幸せパズル』 あらすじ(ストーリー解説)

映画『幸せパズル』のあらすじを紹介します。

舞台はアルゼンチンの首都・ブエノスアイレス。マリアは夫と二人の息子に尽くしてきた中年の専業主婦。円満な家庭を作り上げてきたが、なにか物足りなさも感じていた。そんな彼女の人生は、50歳の誕生日にプレゼントされたジグゾーパズルをキッカケに一変する。天才的なジグゾーパズルの才能を発揮し始め、あるパズル大会で出会った大富豪のロベルトから全国大会への出場を提案される。全国大会を勝ち上がれば世界大会に出場できるが、会場はドイツ。これまで家族に内緒でジグゾーパズルに没頭してきたマリアだったが、ついに家族に夢を打ち明ける。中年にして沸き上がってきた夢を抑えられなかったからだ。しかし、皆から一笑に付されてしまい……。

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映画『幸せパズル』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『幸せパズル』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

結局元通り

人生、何があるかわからない。いつ運命的な出会いをするかわからない……。
主人公のマリアは、人生を犠牲にしてまで家族に尽くしてきた専業主婦で、ひょんなことから天才的な才能を発揮するようになり、井の中の蛙大海を知り、外の世界へ飛び出そうとする。けど、尽くしてきた家族には理解してもらえない。でも、私は心の躍動を抑えることができないんだ!やってやる!やってやったぜ!ざまあみろ世界!
……という話なのかなーと思っていたんですが。途中までは正解していたんですが、家庭に戻っていってしまうのですね。残念。アルゼンチンの家族形態が日本と同じような古臭くてカビの生えたものである、ということがわかり、それが故に共感してしまう部分も多かったのです。どうせなら、「Let it go」が流行する世界なら、ジグゾーパズル成金になるエンディングも良かったんじゃないかと思うんです。日本の女性にはウケますね、多分。

結局手近な幸せを維持することを選択したマリア。ジグゾーパズルは趣味程度になってしまうのでしょうか。理解のない夫との幸せな生活を……って、理解してくれない夫が出てくる映画といえば『紙の月』がありましたね。どっちもハッピーエンド(梨花は犯罪者になっちゃったけど)なのに、鑑賞後の印象はまるで違う。物語っていいですねぇ。


自分にとっての幸せは何なのか考えたことはありますか?今の生活が最高の幸せなのか、それとも不満を抱えていて幸せを探している所なのか、この作品を見ると、自分にとっての幸せは自分自身で選択出来るのだと感じました。
家族のために人生を捧げた専業主婦なんて言い方をすると可哀想に思われるかもしれませんが、結果的にこれが彼女の幸せだったんです。パズルの大会に出て、有名人になり、お金を稼ぐことよりも、愛する家族のために生きることを選んだマリア。
安定を求める私から見ると素晴らしい決断だと思いました。(女性 30代)

映画『幸せパズル』 まとめ

社会的抑圧を受ける人が奮起する映画は、どんなにストーリーがクソでも一定量の興奮があるわけです。本作のように、リアリティのあるストーリーテリングだとそれが際立つ。だから面白いんですよね。とはいえ、かなり地味です。映像的興奮はないし、際立った演出もない。静かな静かなヒューマンドラマです。こういう映画が好きなら観ても楽しめるんでしょうが、私はちょっと退屈でした。やっぱり、映画は映像的興奮がないと飽きてしまう。映像の芸術なんですから、創意工夫が欲しいですね。本作は主婦の方が観ると大感動するタイプの映画だと思いますから、暇な時にDVDを借りてきて観るのが一番いいんじゃないかと思います。また、抑圧的な夫にさりげなくアピールするために一緒に観るのもいいかも。

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