映画『えびボクサー』の概要:巨大なえびを使って一攫千金を狙った冴えない中年男。男はえび対人間のボクシング試合というハチャメチャな企画をついに実現させたのだが、えびに愛情を抱き始めていた。奇想天外のコメディ映画。
映画『えびボクサー』の作品情報
上映時間:90分
ジャンル:コメディ、ヒューマンドラマ
監督:マーク・ロック
キャスト:ケヴィン・マクナリー、ペリー・フィッツパトリック、ルイーズ・マーデンボロー、マドハヴ・シャルマ etc
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映画『えびボクサー』の登場人物(キャスト)
- ビル・シモンズ(ケヴィン・マクナリー)
- パブを経営する元ボクサー。友人の勧めで、巨大えび対人間という企画で一攫千金を狙う。えびを世話するうちに、愛情を抱き始める。冴えない中年だが、優しくてまっすぐな部分を持っている。
- スティーブ・クランプ(ペリー・フィッツパトリック)
- アマチュアボクサー。ビルに誘われてロンドンへとやってくる。ビルと共に企画を売るため、営業活動に精をだす。女心のわからない男で、恋人のシャズとは喧嘩ばかりする。
- シャズ・スミゼ(ルイーズ・マーデンボロー)
- スティーブの恋人。ビルと共にロンドンへとやってくる。色仕掛けで捕まえたテレビ関係者の娼婦となり、テレビ局で働くことになる。アブノーマルなことが好きな女。
- ハミッド(マドハブ・シャマ)
- ビルの友人。巨大えびを発見し、ビルにえび対人間のボクシング試合で一攫千金しようという話を持ちかける。
映画『えびボクサー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『えびボクサー』のあらすじ【起】
イングランドの中部地方。冴えない中年の男で、ビルという名前の元ボクサーがパブを経営していた。
アマチュアボクサーである若い青年のスティーブが恋人のシャズとベッドを共にしている。しかし、シャズはセックスの最中もどこか上の空。負けが続いているからそんな態度なのかと責めるスティーブに、普通のセックスは飽きたと答えるシャズ。失業したばかりのスティーブにはお金がなく、シャズは節約ばかりするスティーブにも不満を持っていた。
ビルのもとを訪れたスティーブ。ビルはスティーブの指導者でもあった。ビルはスティーブに、女なんてセックスして捨てればいいのだとアドバイスをする。愛を信じるなと言うビルに、俺にはいい女が必要だとスティーブは反論する。
ビルの友人であるアミッドが、あるビデオを持ってビルのもとを訪れる。それはカンガルーがボクシングをする映像と、えびが水中で歩く様子の映像。2m10cmのえびを見つけたと言うアミッドは、えび対人間のボクシング試合を開催して一儲けしようと提案する。
映画『えびボクサー』のあらすじ【承】
ビルはスティーブにえびボクシングの話を持ちかける。ビルはスティーブにえびと戦わせようとしていた。これに成功して大金を得ればいくらでも女を抱けると言うビルに、スティーブは嫌悪の表情を浮かべる。スティーブは嫌な顔をしながらも、一応はその提案を受け入れる。
ビルはスティーブとシャズを連れてロンドンへと向かう。ミスターCという巨大えびを購入したビルは、それをビル達にお披露目する。それはまるで人間のような姿をした巨大なえびで、スティーブ達はそれを気持ち悪いと感じる。
ロンドンへと着いたビル達は、早速営業活動を開始する。テレビ局に自分達の企画を売り込もうという狙いだ。しかし、なかなかテレビ局はビル達の話を聞いてくれない。立ち寄ったバーで出会ったテレビ関係者にも必死に売り込みをかける。
ロンドンに来て少し浮かれているスティーブとシャズは、アブノーマルなセックスを楽しもうとする。しかし、二人の思惑の違いから喧嘩になってしまう。その頃ビルは、ミスターCの飼育に四苦八苦していた。
映画『えびボクサー』のあらすじ【転】
結局バーで出会ったテレビ関係者との話もなくなってしまい、ビルは本物のミスターCを見せることで興味を持ってもらう作戦に変更。しかし、あるボクシングジムでミスターCを披露するも、ジムの人間にミスターCがパンチをお見舞いしてビル達は逃げる羽目になる。
シャズが再びバーで出会ったテレビ関係者に色仕掛けで接近する。そのおかげでシャズはテレビ局で雇われることになる。
バンの中でミスターCを飼育していたビルだが、ついに限界を感じてホテルの中へと連れ込む。
アミッドに助けを求めるビル。ミスターCを買うという人間が現れたが、その人はレストランの経営者で、メインのディナーにすると言う。ビルは、食べることは許さないとしてその商談を断り、やはりミスターC対人間のボクシング試合を開催したいと言う。
スティーブはシャズが浮気していることに気づき、気を落としていた。そして、見知らぬ女とセックスをする。その頃、シャズはテレビ関係者の男に捨てられてしまう。
映画『えびボクサー』の結末・ラスト(ネタバレ)
アミッドがビルのために試合会場などを手配する。そこでテレビ局の人間に向けてプレビューを開くことにする。戻ってきたシャズと共に、一行はミスターC対人間のボクシング試合を開催するための準備に取りかかる。スティーブ達は会場を模様替えし、シャズはテレビ関係者に声をかける。
結局ほとんどお客がいない中、プレビューは始まる。しかし、一人の番組プロデューサーが興味を持ち、番組を作ろうという話になる。
着々と番組の準備が進む。しかし、ビルはミスターCが海を恋しがっていることに気づき始める。そしてアミッドは、ビルがミスターCに愛情を抱いていることに気づく。いよいよ撮影の日、それはグラディエーター風のセットの中で、ミスターCを相手に人間が戦うという内容のものだった。あまりにも下衆な内容にビルはミスターCがかわいそうになり、救い出そうとする。しかし、ミスターCは次々にその場にいた人をなぎ倒していく。
撮影現場から逃げ出したミスターC。ビルは自分のしたことを反省し、観客達に向かって演説を始める。そこへミスターCが戻ってくる。当然の報いだとしてファイティングポーズをとるビル。しかし、ミスターCはビルに抱きつくのだ。
ビルはミスターCを海に返す決断をする。ロンドンに残ったシャズを置いて、ビルとスティーブは故郷へと帰って行く。
映画『えびボクサー』の感想・評価・レビュー
『えびボクサー』という題名を聞いて、初めはアニメを想像したのだが、人間対えびのボクシング対決の物語だと知って驚愕した。何度も字幕で『えび』という単語を見るたびに、真面目なやり取りとのギャップに笑いそうになった。正直に言うと、コントのような設定だと思う。
ミスターCが思ったよりも巨大で、気持ちが悪かった。そんなミスターCを可愛がるビルが純粋に凄いと思う。何だかよく分からないまま、ビルとミスターCが和解して感動的な感じで物語が終わった。深く考えてはいけない。さらっと見て楽しむ作品だと思う。(女性 30代)
えびのボクシング対決をイメージして見始めたらそもそもえびではなくて「蝦蛄」だしボクサーというよりも、えびで一攫千金やってやろうぜって軽いノリの優しいおじさんのロードムービーでした。
えびが大好きで食べるのはもちろんペットとして「川エビ」を飼っている私は巨大えび(モンハナシャコ)に大興奮でした。くだらないけどなんだか愛らしくて、心が暖かくなるストーリーにほっこりしました。(女性 30代)
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