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映画『アイガー・サンクション』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『アイガー・サンクション』の概要:正体不明のターゲットを始末するため、魔の山アイガーでスパイの大学教授が巻き起こす死闘、そして衝撃の結末。クリント・イーストウッド監督、主演のスパイアクション。

映画『アイガー・サンクション』の作品情報

アイガー・サンクション

製作年:1975年
上映時間:128分
ジャンル:サスペンス、アクション
監督:クリント・イーストウッド
キャスト:クリント・イーストウッド、ジョージ・ケネディ、ヴォネッタ・マギー、ジャック・キャシディ etc

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映画『アイガー・サンクション』の登場人物(キャスト)

ジョナサン・ヘムロック(クリント・イーストウッド)
元スパイ。現在は大学で美術を教えている。お金と、違法に所持している絵画を守るために、渋々スパイの仕事を引き受ける。頑固な所はあるが、男らしく頼りになる人物。
ベン・ボウマン(ジョージ・ケネディ)
ヘムロックの旧友。現在は登山スクールを営んでおり、国際登山チームの基地役としてヘムロックと共にアイガー登山へ参加する。
ドラゴン(セイヤー・デイヴィット)
諜報機関の親玉で、ヘムロックの元上司。色素欠損症で部屋に隔離されている。ヒトラーの手先だったこともあり、お金の為なら躊躇なく味方をも騙す。
ジェマイマ・ブラウン(ヴォネッタ・マッギー)
ドラゴンの元で働くスパイ。美しく魅力的な女性で、ヘムロックをも虜にしてしまう。しかし、騙す為に近づいたヘムロックにだんだんと惹かれて行く。
マイルズ・メロー(ジャック・キャシディ)
ヘムロックの旧友であり、裏切り者。フィルム強奪事件の容疑者としても名前が上がっている。女々しい性格。

映画『アイガー・サンクション』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『アイガー・サンクション』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『アイガー・サンクション』のあらすじ【起】

街で何者かからフィルムを受け取ったアンリ・バックという男が家へ帰ると、家に隠れていた二人組の強盗が突如現れ、フィルムを盗み、男を殺して家を去っていく。

大学の人気講師であるヘムロックが授業を終え自室へと帰ると、そこに男が座っている。ヘムロックはかつて諜報機関に所属する殺し屋であり、その男はかつての上司ドラゴンが遣わした男であった。

ドラゴンに呼ばれたヘムロックは、彼の事務所へと向かう。そこには色素欠損症のために、細菌のない特別な部屋に隔離されたドラゴンが待っている。ドラゴンはヘムロックに、殺された部員の為に敵をサンクション(制裁)して欲しいと頼む。しかし、すでに引退していたヘムロックはそれを断る。ドラゴンはヘムロックが違法に所持している絵画のコレクションをネタにヘムロックを脅し、一人だけという条件と絵画所持の正式な証明書の発行という条件で、最終的に任務へとつかせるのだった。

ヘムロックは配達員を装って目的の人物の家へと潜入すると、あっさりと男を殺すのだった。

映画『アイガー・サンクション』のあらすじ【承】

帰りの飛行機の中、ヘムロックはジェマイマという美しい客室乗務員と出会う。飛行機を降り、彼女を家へと招くとその晩、彼らは男と女の関係になる。

その翌朝、すでにいなくなったジェマイマから突然電話がかかってくると、彼女はヘムロックに、ドラゴンにすぐ連絡をしろと言う。ジェマイマは諜報員だったのだ。

再びドラゴンの元を訪れたヘムロック。ドラゴンはヘムロックに、もう一人犯人がいるから殺して欲しいと依頼するも、ヘムロックはそれを断る。しかし、殺されたのはヘムロックの親友でもあったアンリ・バックだという事実を知ると、ヘムロックはその依頼を渋々引き受けるのだった。犯人は登山家で、足が悪く片足を引きずっていて、この夏にアイガーという山に登るという情報を得た諜報部は、ヘムロックにアメリカ代表としてこの山登りに参加して欲しいと願いでる。

家に帰ったヘムロックをジェマイマが待っていた。彼女は、盗まれたフィルムは細菌戦の作戦プランなのだと言う。

かつて登山をしていたヘムロックは、任務に向けて再び練習を開始するため、親友のベン・ボウマンの登山スクールに参加する。ヘムロックはベンに、アイガーを登るのだと告げると、ベンも基地主任として参加するのだと答える。

教官であるジョージという女の指導の元、厳しい訓練がスタートする。そんな中、マイルスという男がヘムロックの前に現れる。マイルスは盗まれたフィルムを運んだという疑いをかけられていた。マイルスはバックを殺したのは自分ではないとヘムロックに言い張り、さらには本当の犯人を知っていると言い出す。

訓練は日に日に厳しさを増していく。ある夜、ヘムロックの元へとジョージが訪れる。ジョージはヘムロックの隙を見計らってヘムロックを襲い、注射を打とうとする。

意識を取り戻したヘムロックは、マイルスの仕掛けたことだと疑い、マイルスを呼び出す。そして、マイルスを連れて広大な砂漠の真ん中へと向かい、そこにマイルス一人きりを残して去っていくのだった。

映画『アイガー・サンクション』のあらすじ【転】

アイガー登頂のためスイスへ向かったヘムロック一同。ベンは政府の調査員が突然訪れたこと、マイルスが砂漠の真ん中で死んでいた事を不思議に思い始めていた。

ヘムロックはホテルで米国代表の他のメンバー達と会う。結局登山前に犯人は見つからず、ヘムロックはアイガーへの挑戦を余儀なくされる。

登山直前、諜報機関から遣わされた男がヘムロックの元へとやってくる。お金と銃を受け取ったヘムロックは、メンバー内に確実に犯人がいることを伝えられ、いよいよ登山へと向かうのだった。

遣わされた諜報員の男はジェマイマに、アンリ・バックが殺されたのは全て筋書き通りだと語る。細菌戦の作戦も敵の手に渡ったと思わせているが、あれは偽物だと言い出す。偽物を盗ませておいてそのままにしておくと怪しまれる恐れがある為、カモフラージュのためにヘムロックにサンクションを頼んだのだった。

メンバー内に犯人がいるのか。そんな疑いを持ちながら何も知らないヘムロックはメンバー達と山を登る。そんな中、リーダーが踏み落としてしまった岩に頭を打たれたメンバーの一人が意識を失う。それをヘムロックともう一人のメンバーが無事に救い出す。しかし、この事故をきっかけにメンバー達の雲行きはどんどん怪しくなっていく。

基地で戦況を見守っていたベンは、天候の異変に気づく。フェーンという暖かい空気が急に凍る現象がくるというのだ。そうなると登山はおろか命の危険さえあるという。結局ベンの悪い予感は的中し、フェーンによって岩肌は凍りつき、滑りやすく登りづらい状況になってしまった。

そんな中、投石を受けたメンバーが死んでしまう。ヘムロックはこれ以上の前進は不可能だと判断し下山を提案する。一行はそれを受け入れ遺体と一緒に下山するのだった。

映画『アイガー・サンクション』の結末・ラスト(ネタバレ)

下山途中、メンバーの一人が足を滑らせてしまう。それを助けに向かったヘムロックだが、結局巻き添えとなり、ヘムロックは助かったものの残りのメンバーは全員落ちてしまった。

山の途中にあるトンネルの前でぶら下がって身動きが取れなくなってしまったヘムロックの前に、足を引きずったベンが現れる。それを見たヘムロックは、ベンが犯人なのだと悟る。しかし、ベンはヘムロックを助け出すのだった。

下山用の電車の中で、ベンは自分が犯人だとヘムロックに告白する。当初殺すつもりはなく、フィルムを盗むだけのつもりだったが、もう一人の犯人が殺してしまったのだと言う。ベンは娘のジョージの麻薬中毒をマイルスに救ってもらった恩があったのだった。

地上に帰ると、ドラゴンから電話がかかってくる。ドラゴンは犯人が誰なのか知らないまま、メンバー全員が死んだ事で犯人が死んだのだと思い込み、喜んでいる。結局ベンはヘムロックを助け、ヘムロックはベンを救うのだった。

ヘムロックの下山を待ち遠しく待っていたジェマイマは、ヘムロックに、“三人をわざと殺したの”と聞く。ヘムロックは何も答えないのだった。

映画『アイガー・サンクション』の感想・評価・レビュー

70年代のスパイアクションのお約束通りの映画で、現在どころか私が初めて見た20年ほど前でも古さが隠しきれてはいなかった。当時のスパイアクションがどんなものかを知るにはいいかもしれないが、今となっては若かりし日のクリント・イーストウッドを観る以外の価値は少ないというのが正直なところだろう。そういえば、音楽もジョン・ウィリアムズ氏でなかなか良い。アイガー北壁を舞台にした映画は今でこそ数があるが、当時は珍しくそれだけで貴重だったことも付け加えておく。(男性 30代)


1975年のこの作品。クリント・イーストウッドが監督、主演を務めています。彼が演じるのは、足を洗った殺し屋。そんな彼に舞い込んだ依頼はアイガー北壁での制裁(サンクション)。とにかく最後まで犯人が分からないので、もやもやします。それが面白いのかもしれませんが、私はハラハラドキドキよりもイライラしてしまいました。
ちなみに、この作品にクリント・イーストウッドはスタント無しで挑んだそう。絶壁でのクライミングを自分でやってしまうなんて、さすがレジェンドです。(女性 30代)


クリント・イーストウッド監督と見て、濃厚な人間ドラマと予想して鑑賞しましたが、良くも悪くも裏切られた印象です。山でのアクションや、大自然の風景は良かったです。ただ、ストーリーは雑に作られていて、ラストまで犯人が判明しないのは本当にモヤモヤします。主人公のキャラもフワフワしていて、イーストウッドとはミスマッチな気がします。イーストウッド監督もこういう軽い映画が作れたことを知れたのは、良い収穫になったと思います。(男性 20代)

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