映画『惑星エリプス不時着』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『惑星エリプス不時着』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『惑星エリプス不時着』の作品情報
映画『惑星エリプス不時着』の登場人物（キャスト）
映画『惑星エリプス不時着』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『惑星エリプス不時着』の感想・評価・レビュー
映画『惑星エリプス不時着』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

映画『惑星エリプス不時着』の作品情報

出典：https://video.unext.jp/title/SID0069227

製作年	2019年
上映時間	76分
ジャンル	SF
監督	ジョー・ブランドグラント・マーティン
キャスト	グラント・マーティンジャック・ウィリアムミシェル・メドフジョサイヤ・オーティエ
製作国	アメリカ

映画『惑星エリプス不時着』の登場人物（キャスト）

ジョン・ラウジ（グラント・マーティン）: 惑星エリプスの北側の探査を任命された若者。愛犬はマック。

映画『惑星エリプス不時着』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）

映画『惑星エリプス不時着』のストーリー（あらすじ）を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『惑星エリプス不時着』のあらすじ【起】

宇宙飛行士のジョンは、惑星エリプスの探査に1人で向かった。4年前ワームホールから突然出てきたエリプスは、未知なる惑星だ。しかしジョンはエリプスへ向かう途中、恋人エマの死の知らせを聞き、宇宙船内で過度な飲酒をしてしまう。彼の宇宙船は小型で、乗組員は他にいない。そのかわり、ジョンの横には愛犬のマックが座っている。黒いラブラドールのマックは、ジョンにとってとても大切な愛犬だ。

酔っている時に目的の惑星エリプスに接近したので、ジョンは焦る。大気圏に突入する際、横方向の振動が生じ計器がショートした。

ジョンはエリプスに不時着する。しかし着地した場所は砂漠で極度に重力が強く、まともに立つことすらできない。そこでジョンはマックを抱き、そこから5キロ離れた場所に移動した。

移動した場所には雪が積もっていた。ふと時計を見ると、時計の針が猛スピードで動いている。エリプスは他の惑星と異なり、楕円形をしていた。だから滞在する場所によって、時間の経過が異なる。

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映画『惑星エリプス不時着』のあらすじ【承】

ジョンの寿命は6年縮んだ。6年というのは犬にとって通常一生の半分である。よってマックにとっては、大きなダメージとなった。

マックはエマと付き合っていた頃から飼っていた犬で、悲しみに暮れるジョンの心を癒した。ジョンは川を見つけ、スキットルに水を蓄える。

ジョンはエマが事故で自宅療養になった悲しみを忘れるため、ここへ来る決意をした。だがエマは死んでしまったのだ。上司からは、この惑星の写真を撮って来るように指示されている。ジョンたちが不時着した北極点は、時間の経過が早かった。それならば南極点へ行けば、逆の作用があるのではないかとジョンは睨んでいる。滝の水が下から上へ逆流しているのを見たジョンは、この惑星から早く脱出しなければと思った。

夜焚き火をしながら、ジョンは過去を思い出し呆然としていた。そして上着から手帳を取り出し、日記をつける。

ある日ジョンはマンゴーの実を見つけた。舐めてみると、微弱だが電流があった。30個あれば船の電源になると思ったジョンは、木に登りマンゴーを収穫する。

映画『惑星エリプス不時着』のあらすじ【転】

宇宙船へマンゴーを持っていくのは難しく、宇宙船からバッテリーをマンゴーの木の近くまで移動させた。

別の日ジョンはマンゴーを採取している際、木から落ちた。苛立ったジョンはマックに八つ当たりしてしまい、マックはどこかへ行ってしまった。大声でマックを探すジョン。しかし、マックは戻って来なかった。

その晩ジョンは焚き火の前で、悲しみに震えた。そして毎晩のように書いていた日記も、燃やしてしまう。その晩夢にエマが出てきた。夢の中でエマは「私を見捨てた！」と言い、ジョンにビンタをした。目覚めたジョンは自己嫌悪感が増し、自分で自分の頭を殴った。

ジョンは再度宇宙船へ戻る。船内には1本のウォッカがあり、それを飲みながらエマのことを思い出した。ジョンは以前からアルコール中毒者である。エマは、ジョンのせいで事故に遭ったのだ。ジョンは自暴自棄になり、酒の瓶を持ったまま船外へ出ていった。そして砂漠に転がり、そのまま寝てしまう。ジョンの腕時計の針は、物凄いスピードで回っていた。

映画『惑星エリプス不時着』の結末・ラスト（ネタバレ）

ジョンが寝ている間に、マックがジョンの体に着いたロープを引っ張っていた。ジョンは目覚め、マックが横たわっているのに気づく。マックは動かなかった。ジョンはマックが自分のせいで死んでいくのかと思うと、いてもたってもいられなくなった。

ジョンは、この惑星に老化しない場所があることを思い出した。そこでは、重力や時間の観念が意味を持たないのだ。マックは8割ぐらい充電できたバッテリーを取りに行き、宇宙船を起動させた。マックを船に乗せ、老化しない場所へ向かう。時計の針は反転しはじめた。ジョンは動かないままのマックに「頼むよ」と泣きながら声を掛ける。するとマックがうっすらと目を開けた。

15年後の地球。あれからジョンは無事帰還し、マックは15年間生きた。マックの埋葬を終えたジョンは、もう酒を飲んでいない。「生涯の価値は長さじゃなく、与えた愛の深さだとマックが教えてくれた」と、ジョンは語る。

エリプスのことは、誰にも話さなかった。普段から争いが絶えない地球人に、惑星の力を悪用されないためだ。

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