この記事では、映画『エマ、愛の罠』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『エマ、愛の罠』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0053442
製作年 | 2019年 |
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上映時間 | 106分 |
ジャンル | ドラマ |
監督 | パブロ・ラライン |
キャスト | マリアナ・ディ・ヒローラモ ガエル・ガルシア・ベルナル サンティアゴ・カブレラ パオラ・ジャンニーニ |
製作国 | チリ |
映画『エマ、愛の罠』の登場人物(キャスト)
- エマ(マリアーナ・ディ・ジローラモ)
- 若く美しいダンサー。保守的な母に、無理矢理習わされていたバレエをやめ、振付師であるガストンに夢中になって再び踊り始め、12歳年上のガストンと結婚した。子供が好きで、出産を望んでいたが、ガストンが不能であると分かり、コロンビア移民の少年・ポロを養子に迎える。
- ガストン(ガエル・ガルシア・ベルナル)
- コンテンポラリーダンスの振付師で演出家。その舞台演出は独特で、一部では「露出癖」「残虐な性衝動」「血を使った見世物」と評されるが、ダンスに捧げる情熱と敬意に嘘はない。感情的になりやすく、暴言を吐くこともあるが、繊細で傷つきやすい。
- ラケル(パオラ・ジャンニーニ)
- エマがガストンとの離婚調停の相談相手に選んだ女性弁護士。消防士の夫と、小学生の息子と3人で、不自由なく平和に暮らしているが、悲しみを抱えていることをエマに見抜かれる。
- アニバル(サンティアゴ・カブレラ)
- 消防士で、夜はバーテンダーの仕事もしている。深夜の市街地でエマの友人の車が炎上したとの通報を受け、現場でエマたちに事情聴取をした男性。自身の結婚生活について「妻と結婚したとき、彼女となら文明も築けると思った。今は、彼女の強さと僕の度胸で街を作れると思う」と語る。
映画『エマ、愛の罠』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『エマ、愛の罠』のあらすじ【起】
若さと美貌を兼ね備えたダンサー・エマは、振付師で12歳年上の夫・ガストンとの結婚生活が破綻しつつある現実に打ちのめされている。
ガストンは性病を治療せずに不能となり、子供が望めなかったので、夫婦はコロンビア移民の少年・ポロを養子として迎えた。
7歳のポロは、放火事件を起こして伯母の顔に火傷を負わせ、エマとガストンの子供としての生活が2年も続かないうちに、児童福祉施設に送り返された。
ガストンは、ポロに放火を教えたのも、事件の後「僕を見離さないで」と訴えるポロを捨てたのもエマだとなじり、エマはガストンの不能のせいで全てが上手くいかなくなったのだと訴えた。
エマはポロに会いたがったが、ソーシャルワーカーのマルセラはそれを許さず、ガストンとエマがポロを引き取れるように力を尽くしたのに、未熟な夫婦のせいでポロが道から外れてしまったのだと2人を責め「変人夫婦、腐った頭を治して。養子はそれからにして」と吐き捨てた。
ポロの起こした事件は、エマがダンスの講師を務めている小学校でも話題になり、エマは解雇された。
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映画『エマ、愛の罠』のあらすじ【承】
エマはガストンが主宰するダンス集団に所属していたが、ガストンと別居し、ダンス仲間たちと共に、ガストンのダンススタイルとは異なる、レゲトンを取り入れたコンテンポラリーダンスを空き地や住宅街で踊るようになった。
ダンス仲間は、長年一緒に踊ってきたエマと深い絆で結ばれており「エマが取り返したいもののためになら、犯罪でも何でも手伝う」と言い、エマは密輸品の火炎放射器を手に入れた。
エマは、女性弁護士・ラケルを訪ね、ガストンとの離婚調停の相談をする。
エマは「お金がないから、家事やあなたの子供の世話をしてあげる。ダンスも踊れる」と言って、ラケルの事務所の机上で踊って見せる。
ラケルはエマを気に入り、一緒に出かけてレジャーを楽しんだり、食事をする仲になり、やがて唇や肌も重ねるようになった。
ある深夜、エマは仲間と共に、人気のなくなった市街地で、火炎放射器を使って車に放火した後、現場に駆け付けた消防士・アニバルから、被害者として事情聴取を受けた。
アニバルはラケルの夫で、小学生の息子と3人で暮らしている。
映画『エマ、愛の罠』のあらすじ【転】
アニバルは消防士として働きつつ、バーテンダーの仕事もしていた。
エマは仲間たちと共にアニバルのバーを訪れ、アニバルを誘惑する。
その後エマは、ガストンに気のある女友達をガストンに紹介し「楽しんで。私も他の男と寝る」と宣言し、アニマルとの距離を順調に縮めていき、肉体関係を持った。
エマが仲間たちと住宅街でダンスをしていると、ガストンがエマたちのダンスを非難しに割り込んで来た。
エマたちのダンスに使っている音楽を「これは囚人が刑務所で聞く音楽だ。これまでの学びや努力が台なしになる」と訴えるガストンに、エマたちは「いいダンスとは何?私は今の方が楽しいし、生きていると実感する」と聞く耳を持たない。
エマはラケルともアニバルとも肉体関係を持ち続け、ダンス仲間とも寝る。
さらに、ガストンが、エマの紹介した女友達と寝ているところへ乱入し、女友達を裸のまま追い出してガストンとセックスをする。
踊り、セックスをし、火炎放射器を持ち出して様々な場所に火を放つことが、エマの日常となりつつあった。
映画『エマ、愛の罠』の結末・ラスト(ネタバレ)
エマはある小学校の採用面接で「私は、子供が自由に身体表現をする新しいダンスを教えます」と語り、身体表現の講師として採用される。
エマの授業初日、教室に入ったエマは、エマとの再会を驚くポロを連れて学校を飛び出し、タクシーの中でポロの頬を触り、肩を抱く。
エマとポロはガストンと合流し、ポロの暮らす家庭へ向かう中、妊娠していることを告白した。
ポロの現在の親はラケルとアニバルで、エマは遂に全ての計画の種明かしをする。
「ポロを手放したくなかった。
しかし、ポロの新しい住所も分からなかったので、児童福祉局の医師を買収して養親の情報を聞いた。
ラケルは出会ったとき悲しそうで、私にはその気持ちが分かった。
子供に母親と思ってもらえず、結婚生活も壊れかけているのだ。
アニバルの子を妊娠すれば、その子はポロと一緒に育つことになり、私は2人の子のそばにいられる」
エマは無事出産を終え、生まれた子と、ガストン、ラケル、アニバル、ポロと一つ屋根の下で暮らし始めた。
そしてエマは今日も、給油所でタンクに燃料を補充している。
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映画『エマ、愛の罠』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『エマ、愛の罠』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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