この記事では、映画『エスケイプ・フロム・トゥモロー』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『エスケイプ・フロム・トゥモロー』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『エスケイプ・フロム・トゥモロー』の作品情報

上映時間:90分
ジャンル:SF
監督:ランディ・ムーア
キャスト:ロイ・エイブラムソン、エレナ・シューバー、カテリン・ロドリゲス、ジャック・ダルトン etc
映画『エスケイプ・フロム・トゥモロー』の登場人物(キャスト)
- ジム(ロイ・エイブラムソン)
- 二児の子がいる父親。要領が悪く、自制心に欠けている。
映画『エスケイプ・フロム・トゥモロー』のネタバレあらすじ(起承転結)
映画『エスケイプ・フロム・トゥモロー』のあらすじ【起】
家族と共に旅行先のディズニーランドに宿泊していたジムは会社からの電話で、突然解雇を言い渡される。事情を問い詰めるジムだが会社の伝言係は事情を話さない。一方的に電話を切られたジムは家族になんて話そうか思い悩む。
失職のことを話せないまま、ジムの一家は観光を始めた。ホテルとパークを結ぶモノレールの乗り場の列に並んでいると、ジムは咳き込んでいる者が妙に多いことに気付いた。だが、乗り込んだモノレールの車内で若くて美人な二人組の女性を見つけて、そんなことは直ぐに忘れてしまった。
パークに着いた一家は、記念撮影をしたり、アトラクションに乗ったり、楽しい一時を過ごしていた。しかし、あるアトラクションに乗ったとき、ジムは妙な感覚に気付く。展示されている人形が一瞬だけ猟奇的な表情で笑いかけているように見えたのだ。それだけではない。後ろの席に座っていた妻が突然自分を罵ってきたり、息子の瞳が黒く濁ったり。錯覚だと言い聞かせながら、ジムはアトラクションが終わるのを待った。外に出て妻に先程のことを問いかけると妻は身に覚えがないと言った。
映画『エスケイプ・フロム・トゥモロー』のあらすじ【承】
妻と娘、ジムと息子の二組に分かれて、一家はパーク内を回った。空いているアトラクションを乗り繋いで満喫するジムの妻と娘。一方、ジムと息子は長蛇の列を作るアトラクションの前にいた。列に並び、待ち続けていた二人だが、彼らの番になる直前、機械の故障でアトラクションに乗れなくなってしまった。息子と共に落胆したジムだが、そこにモノレールで見た二人組の女性が通り掛かる。女性に見惚れたジムは息子を連れ、ゴーカートやティーカップと息子を連れながら女性を追い駆けて行く。それから、女性たちはジェットコースターの列に並んだ。ジムは嫌がる息子に無理強いし、妻からの電話も無視してジェットコースターに乗り込んだ。アトラクションに酔った息子は体調を崩す。その後、ジムは合流した際に、電話を無視したことと息子の面倒を見ない身勝手さを責められた。
息子を休ませにホテルに戻った妻の代わりに、ジムは娘の面倒を見ることになった。だが、アトラクションに向かう途中で娘とはぐれてしまう。どうにか探し出せたものの、娘は転んで怪我をしていた。
映画『エスケイプ・フロム・トゥモロー』のあらすじ【転】
医務室で娘に治療を受けさせていると、ジムは咳や風邪の兆候はないかと医者に尋ねられた。最近、パーク内でも咳き込んでいる者を見かけるから気を付けて欲しいとジムは注意を促された。
娘を広場で遊ばせていると彼女は同い年の男の子と仲良くなっていた。売店で買ったチキンを手にベンチで娘を見ていると、隣に女が座った。男の子の母親だというその女とジムは浮気をしてしまう。ジムは逃げるようにホテルに戻った。
妻と息子はホテルのプールにいた。ジムも娘を連れてそこに向かう。一家揃って泳いでいると、ジムはプールサイドに二人組の美女を見つける。声をかけようと近付くジムだが、妻に呼ばれて中断する。女たちは若い男たちと共にどこかに行ってしまった。
何もかもが上手くいかない。そんな思いから、ジムは酒に溺れるようになる。そのせいで自制心を失くし、乱暴な態度を妻に避難され、アトラクションで見た幻覚も酷くなっていった。妻は我慢の限界を迎えた。妻はジムが若い女たちに見惚れていたことを見抜いていたと打ち明け、ホテルで出ていた電話の相手は誰だったのかと彼を問い詰める。ジムは仕方なく、解雇されたことを妻に話した。妻は愛想を尽かし、どこかに行ってしまった。追い駆けようとするジムだが、そこに見知らぬ男たちが現れ、彼を連れ去ってしまう。
映画『エスケイプ・フロム・トゥモロー』の結末・ラスト(ネタバレ)
気付くとジムは、白衣姿の研究員が作業する研究所で拘束されていた。外部の人間がここに来たのは初めてだと研究員は言う。研究員はジムの味方だと自称しておきながら、妙な装置を起動した。研究員は装置でジムの思考を読み取り、驚異的な想像力だと賞賛した。ジムには研究員の言うことが何なのか見当が付かない。ジムは隙を突いて拘束を解き、研究員を殺そうとする。すると、研究員はロボットだったことが発覚する。
研究所を抜け出したジムはパークに戻って家族の姿を探した。パークを駆け回り、それからホテルの部屋を確かめた。妻も子供も眠りに就いていた。安堵したのも束の間、ジムは体調不良に陥る。トイレで嘔吐しながら、ジムは医者が言っていた言葉を思い返す。最近、パーク内で咳き込んでいる者が多い。ジムは知らない内にその病に感染していて、彼が見た幻覚は病が引き起こしたものだったのだ。苦痛に喘ぎながら、ジムはトイレで死んでしまう。
明くる日、眠りから目覚めた妻はトイレでジムが死んでいるのを見つける。救急車を呼ぼうとすると作業着姿の男たちが部屋を訪ねてジムの死体を回収していってしまった。夫を埋葬することもできなくなった妻は途方に暮れた。
映画『エスケイプ・フロム・トゥモロー』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)
本作は、主人公のジムは家族を連れてディズニーランドに行くが、会社からクビの電話がきて、そこから次々と沸き起こる不幸を描いたホラー作品。
カルフォルニアのディズニーランドで無許可で撮影した作品で、最後にキャラクターも登場して驚いた。
キャラクターや子どもたちが見えたり、気を失いかけたり、仕事や子育てに疲れ果てた父親は現実と妄想が錯綜し、観終わった後の腑に落ちない感じはホラーより恐怖を感じた。
ディズニー好きでも楽しめる作品。(女性 20代)
ディズニーに行くと、パーク内の様々な場所にあるベンチに座って寝ている「お父さん」よく見かけますよね。せっかく仕事が休みの日曜日に本当は家でゆっくりしたいだろうに、家族をパークに連れてきて「お父さん大変だなあ…」なんて思っていたのですが、この作品はそんな疲れて休んでいるお父さんの遥か上を行くお父さんのお話でした。
舞台がディズニーランドなのでポップで明るい雰囲気がありますが、ストーリーとは正反対でそのミスマッチさがとてもよかったです。(女性 30代)
始終、白黒映像のため夢かうつつを行き交うような錯覚を覚えました。ひたすらファンタジーの世界を汚す演出は意味不明で、悪趣味だと感じます。説明は一切無く、虚無感が頭をもたげてきて脱力しました。ですが、誰もが愛する夢の国をこんなに辛く、暗く撮影できるとは。かなりチャレンジ精神旺盛な作品といえます。しかも、ゲリラ撮影して作られたそうで、その割に完成度が高くきちんとシュールに仕上がっています。合成や撮影技術が素晴らしいです。(女性 30代)
最初は普通の家族旅行の映画かと思って見ていたのですが、主人公が仕事をクビになったことを隠したままテーマパークで過ごすあたりから、徐々に不穏な雰囲気が広がっていくのが印象的でした。モノクロ映像も相まって、楽しいはずの場所がどんどん悪夢のような空間に見えてくる演出が面白いです。特に二人のフランス人女性と出会ってからの展開は完全に現実と妄想の境界が崩れていて、主人公の精神が壊れていく様子が怖かったです。終盤の地下施設や奇妙な実験のような描写はかなりシュールで、何が現実なのか分からないまま終わる感じがこの映画らしいと思いました。かなり独特な作品ですが、強く印象に残りました。(20代 男性)
エスケイプ・フロム・トゥモローは、テーマパークという夢の場所を舞台にしながら、実際にはかなり不気味な心理映画でした。主人公が会社を解雇された直後に家族旅行を続けるという設定だけでも不安定ですが、そこから妄想や幻覚のような出来事がどんどん増えていきます。フランス人女性たちと出会うあたりから完全に現実感が崩れていき、主人公の欲望や不安が暴走していく感じが怖かったです。最後に彼が正気を失ったような状態になるラストはかなり後味が悪く、テーマパークの裏側を見せられたような感覚になりました。独特の雰囲気が印象的な作品です。(30代 女性)
この映画は、普通のストーリー映画というよりは主人公の精神状態を描いた不思議な作品だと思いました。エスケイプ・フロム・トゥモローでは、家族旅行中の父親が仕事を失ったことで徐々に精神的に追い詰められていきます。テーマパークの明るい雰囲気とは裏腹に、彼の頭の中では奇妙な出来事が起こり続けます。特にフランス人女性たちとの出会いから妄想が膨らみ、最後には地下施設での不可解な出来事まで描かれる展開はかなり surreal でした。現実と幻想が混ざったまま終わるラストは解釈が難しいですが、強烈な印象を残す映画でした。(40代 男性)
モノクロで撮影された映像がまず印象的で、テーマパークという明るい場所なのにどこか不穏な雰囲気が漂っています。主人公は仕事を解雇されたことを家族に言えないまま旅行を続けますが、そのストレスが原因なのか奇妙な幻覚のような出来事が増えていきます。フランス人女性たちとの出会いから物語はさらに奇妙になり、現実なのか妄想なのか分からない展開になっていくのが面白かったです。最後に主人公が完全に精神的に壊れてしまったようなラストはかなり衝撃でした。普通の映画とは違う、不思議な体験をさせてくれる作品だと思います。(20代 女性)
エスケイプ・フロム・トゥモローはかなり実験的な映画だと感じました。主人公が仕事を失ったことで精神的に追い詰められていく様子が、テーマパークの幻想的な世界と対比されて描かれています。途中からは現実と妄想が入り混じり、フランス人女性との奇妙な出会いや陰謀のような話など、どこまでが本当なのか分からなくなっていきます。特に終盤の地下施設の描写はかなりシュールで、ホラーのようでもあり風刺のようでもありました。ストーリーとして分かりやすい作品ではありませんが、独特の雰囲気が強く印象に残りました。(50代 男性)
この映画はテーマパークの裏側を描いたブラックな作品だと思いました。表向きは夢の国のような場所なのに、主人公の視点ではどんどん不気味な世界に見えていきます。仕事を失ったことをきっかけに彼の精神が崩れていく過程が描かれていて、フランス人女性たちとの出会い以降は完全に現実感がなくなっていきます。最後には陰謀のような話まで出てきて、何が現実なのか分からないまま終わるのが印象的でした。観ていて不安になるような映画ですが、その独特の雰囲気が面白かったです。(30代 男性)
最初は家族旅行を描く普通の映画のように見えるのに、途中からどんどん不気味な方向へ進んでいくのが印象的でした。主人公が仕事を解雇されたことを隠している時点で不穏ですが、そこからフランス人女性たちとの出会いや奇妙な陰謀の話が出てきて、現実と幻想が混ざっていきます。モノクロ映像の効果もあり、テーマパークの雰囲気がどこか不気味に感じられました。最後に主人公が精神的に崩壊したような状態で終わる展開はかなり衝撃でした。かなりクセの強い映画ですが、忘れられない作品でした。(40代 女性)
映画『エスケイプ・フロム・トゥモロー』を見た人におすすめの映画5選
マルホランド・ドライブ
この映画を一言で表すと?
夢と現実が溶け合う迷宮のような世界へ誘う、極上のミステリー映画。
どんな話?
ハリウッドに憧れてやってきた若い女性ベティは、事故で記憶を失った女性と出会う。彼女は自分の名前すら思い出せず、二人は手がかりを求めてロサンゼルスの街をさまよい始める。しかし調べていくうちに不可解な出来事が次々と起こり、物語は次第に現実と夢の境界が曖昧になっていく。謎が謎を呼ぶ展開が続き、観る者を不思議な世界へ引き込むミステリー作品。
ここがおすすめ!
複雑で幻想的なストーリー構造が最大の魅力で、観る人によってさまざまな解釈が生まれる映画です。現実と夢が混ざり合う独特の世界観は、一度観ただけでは理解しきれないほど奥深いものがあります。不安をかき立てる映像や音楽の演出も秀逸で、観終わった後も長く考えさせられる作品です。
ドニー・ダーコ
この映画を一言で表すと?
不思議な存在と出会った少年の運命を描く、哲学的な青春ミステリー。
どんな話?
高校生のドニーは、ある夜巨大なウサギの姿をした謎の存在に出会う。その存在は世界が終わるまでの残り時間を告げ、ドニーに奇妙な行動を促す。次第に彼の周囲では不可解な出来事が起こり始め、時間や運命に関わる大きな秘密が浮かび上がっていく。現実と幻想が交差する中で、少年は自分の運命と向き合うことになる。
ここがおすすめ!
時間や運命といったテーマを扱った独特のストーリーが魅力です。思春期の不安や孤独と、SF的な要素が見事に融合しており、観る者に強い印象を残します。ラストに向けて明らかになる真実は切なくも美しく、多くの映画ファンに支持されているカルト的な名作です。
シャイニング
この映画を一言で表すと?
閉ざされたホテルで狂気が静かに広がる、心理的恐怖の傑作ホラー。
どんな話?
作家志望のジャックは、冬の間閉鎖される山奥のホテルで管理人として働くことになる。妻と息子と共にホテルで暮らし始めるが、やがてジャックの精神は少しずつ不安定になっていく。ホテルには過去の出来事にまつわる奇妙な秘密があり、息子にはそれを感じ取る特別な能力があった。孤立した環境の中で家族の関係は次第に崩れていく。
ここがおすすめ!
派手な演出ではなく、じわじわと狂気が広がっていく心理的な恐怖が特徴の作品です。不気味なホテルの空間や象徴的な映像演出は映画史に残る名シーンとして知られています。現実なのか幻想なのか分からない不安な空気が続き、観る者を最後まで緊張させる名作ホラーです。
ブラック・スワン
この映画を一言で表すと?
完璧を求めるバレリーナが狂気へと追い込まれていく心理サスペンス。
どんな話?
ニューヨークのバレエ団で働くニナは、大作「白鳥の湖」の主役に選ばれる。しかし純粋な白鳥の役は完璧に演じられても、誘惑的な黒鳥の役を表現することができない。プレッシャーと競争の中で精神的に追い詰められていく彼女は、次第に現実と幻想の区別がつかなくなっていく。芸術への執念が彼女を極限の世界へ導いていく。
ここがおすすめ!
主人公の心理が崩れていく過程を繊細かつ衝撃的に描いた作品です。美しいバレエの世界と狂気が同時に描かれる演出が印象的で、観る者を強く引き込みます。現実と幻覚が入り混じるストーリーは緊張感に満ちており、心理サスペンスとして非常に完成度の高い作品です。
イレイザーヘッド
この映画を一言で表すと?
悪夢のような世界観が広がる、シュールで不気味なカルト映画。
どんな話?
工業地帯のような奇妙な街で暮らす男ヘンリーは、恋人との間に生まれた異様な姿の赤ん坊を育てることになる。しかし赤ん坊は常に泣き続け、彼の生活は次第に精神的に追い詰められていく。夢のような幻想的な場面と現実が入り混じる中で、ヘンリーは奇妙な世界に迷い込んでいく。
ここがおすすめ!
不気味な映像表現と独特の音響演出が特徴の作品で、観る者に強烈な印象を残します。ストーリーは明確な説明が少なく、象徴的な描写によって解釈が分かれる点も魅力です。普通の映画とは違う独創的な世界観を体験できるカルト映画として、多くの映画ファンに支持されています。



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