12000作品を紹介!あなたの映画図書館『MIHOシネマ』

映画『ヨーロッパ』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『ヨーロッパ』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『ヨーロッパ』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0092567

製作年 1991年
上映時間 111分
ジャンル サスペンス
ヒューマンドラマ
監督 ラース・フォン・トリアー
キャスト ジャン=マルク・バール
エディ・コンスタンティーヌ
バルバラ・スコヴァ
ウド・キア
製作国 デンマーク
フランス
ドイツ
スウェーデン

映画『ヨーロッパ』の登場人物(キャスト)

レオポルド・ケスラー(ジャン=マルク・バール)
ドイツ系アメリカ人。ドイツ復興のため、鉄道会社ツェントローパの車掌見習いとして赴任してくる。配属された寝台車でツェントローパの社長令嬢カタリナと出会い、懇意の仲となり結婚。しかし、テロ組織「人狼」に利用され、知らず知らずのうちにテロに加担させられる。
カタリナ・ハートマン(バーバラ・スコヴァ)
ツェントローパの社長マックス・ハルトマンの娘。レオポルドと恋仲になるが、かつて人狼のメンバーだったことを告白。それも含めて受け入れてくれた彼と結婚。しかし、レオを利用する人狼の党首ジギーに拉致され、人質に取られてしまう。
ハリス大佐(エディ・コンスタンティーヌ)
占領軍の情報部指揮官。ドイツ再興に必要なツェントローパを掌握するため、ハルトマン家に出入りしてマックスを懐柔。レオにはナチスの残党である人狼のメンバーを検挙するため協力を要請する。
マックス・ハルトマン(ヨルゲン・レンバーグ)
ドイツの大鉄道網ツェントローパのトップ。ナチス政権下では自社の鉄道でアウシュビッツへユダヤ人を送り込んでいたが、戦後は罪の免責と引き換えに占領軍へ協力させられている。
レオの伯父(エルンスト・フーゴー・イエアゴー)
ツェントローパの社員で、レオに仕事の都合をつける。レオには半ば嫌がらせの如く厳しく指導に当たるが、上司やマックス、ハリスには尻尾を振り、長いものに巻かれる調子の良い性分。

映画『ヨーロッパ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ヨーロッパ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ヨーロッパ』のあらすじ【起】

第二次大戦終結直後のドイツ。アメリカ人のレオポルド・ケスラーは、伯父の伝手でドイツの大手鉄道会社ツェントローパの車掌見習いとして赴任してくる。寝台車の配属となり、伯父の指導のもと研修をしていたある日、車中でツェントローパの社長マックス・ハルトマンの娘カタリナと出会う。彼女に気に入られたレオはハルトマン家の晩餐に招待される。

食事にはマックスとカタリナ、カタリナの兄ラリー、神父が同席した。ラリーは、駐留している米軍が見せしめに工業施設を破壊しており、非軍事化の名目でドイツを再起不能にしようとしているとアメリカを非難する。

その後、アメリカ軍の情報部指揮官であるハリス大佐がやって来る。巷では、ナチスの残党で反米レジスタンス「人狼」のテロ事件が相次いでいるという。そのため、ナチと関わりがあったものを尋問し炙り出しているというハリス大佐。

映画『ヨーロッパ』を無料視聴できる動画配信サービスと方法については、以下の記事をご覧ください。

映画『ヨーロッパ』を無料視聴できる動画配信サービスと方法
映画『ヨーロッパ』を無料視聴できる動画配信サービスと方法を分かりやすく紹介しています。

映画『ヨーロッパ』のあらすじ【承】

ある日の勤務中、レオはハルトマン家の友人と名乗る男から、二人の少年を乗せてくれと頼まれる。発車後、占領軍に任命されたフランクフルト市長夫妻が車中で暗殺される。犯人はレオが乗せた二人の少年で、彼らは人狼が送り込んだ刺客だったのだ。

数日後、ハルトマン家でのパーティー。そこへ、ハリス大佐に召集されたユダヤ人の青年がやって来る。マックスがナチシンパでないかどうかを証言させるための尋問だった。青年は、マックスが自分をナチから匿ってくれたと感謝を述べた。しかし青年はマックスと面識はなく、盗みを見逃す代わりにハリス大佐から偽証を強要されていたのだ。

マックスは、占領軍に協力せざるを得ない立場に置かれていたが、一方で売国奴として人狼から脅迫され板挟みになっていた。その夜、マックスは心労に耐えかねて浴室で自殺する。同じ頃、カタリナはかつて人狼に属していたことをレオに告白するが、父への反発で今は後悔していると話した。

映画『ヨーロッパ』のあらすじ【転】

勤務中ラリーに呼ばれたレオは、貧民を乗せた三等車を通り抜ける。その先には、マックスの埋葬を行おうとする神父たちがいた。葬儀はおろか集会すらも占領軍から禁止されていたためだ。レオは非常停車ハンドルを引いて柩を列車から下ろすことに協力する。しかし、すぐに占領軍がやって来て直ちに解散させられてしまう。

1ヶ月後。恋仲となったカタリナとレオは結婚する。しかし1年後、カタリナが人狼に拉致される。以前レオに少年二人を預けた人狼のリーダーであるジギーの仕業だった。彼は、人質のカタリナを引き渡す代わりに、レオが乗務する寝台列車を爆破しろと要求してくる。その後、すぐにジギーから爆弾が送られてくる。そんな中、車掌へ正規昇格するための抜きうち試験を行うといって、最悪のタイミングで試験官が乗車してくる。爆発物を抱えて右往左往するレオは、隣の列車にカタリナが乗っていることに気づく。

映画『ヨーロッパ』の結末・ラスト(ネタバレ)

カタリナは、ジギーの言う通りにするよう隣の列車からレオに呼びかける。彼はカタリナを救うため意を決して爆発物を仕掛けるが、爆破寸前のところで思いとどまって爆弾のスイッチを切った。そんな状況下でも試験の続きをさせられるレオ。一方、ジギーは米軍に捕まった。

列車が止まり、レオはカタリナの客室に走った。彼女はまだ人狼と関係が切れておらず、ハリスに正体を見破られ手錠をかけられていた。マックスに脅迫状を書いたのも彼女だったことが分かる。ハリスは当初からカタリナをマークしており、レオに近づかせて尻尾を出す機会を探っていたのだった。

カタリナに「自分を利用していたのか?」と問い正すレオ。それに対しカタリナは「愛しているのは嘘じゃない」と答えた。この状況でも試験を続けようとする試験官、口やかましい伯父、クレームをつけてくる乗客。我慢の限界を迎えたレオは、兵士から銃を奪い乱射したあと、一旦は止めた爆弾を起爆させる。爆発した列車は橋の下に落下し、レオは列車共々、水中深く沈んでいくのだった。

映画『ヨーロッパ』の感想・評価・レビュー

この映画の感想・評価・レビューはまだ投稿されていません。

映画『ヨーロッパ』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『ヨーロッパ』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

映画『ヨーロッパ』を見逃した人やもう一度見たい人のために、以下の記事では映画『ヨーロッパ』を無料で視聴できる動画配信サービスと方法について紹介しています。

ぜひ、以下の記事もご覧いただき、映画『ヨーロッパ』を視聴してみてはいかがでしょうか。

映画『ヨーロッパ』を無料視聴できる動画配信サービスと方法
映画『ヨーロッパ』を無料視聴できる動画配信サービスと方法を分かりやすく紹介しています。

みんなの感想・レビュー