この記事では、映画『エヴェレスト 神々の山嶺』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『エヴェレスト 神々の山嶺』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『エヴェレスト 神々の山嶺』の作品情報

出典:https://video.unext.jp/title/SID0075460
| 製作年 | 2016年 |
|---|---|
| 上映時間 | 122分 |
| ジャンル | アクション ヒューマンドラマ |
| 監督 | 平山秀幸 |
| キャスト | 岡田准一 阿部寛 尾野真千子 ピエール瀧 |
| 製作国 | 日本 |
映画『エヴェレスト 神々の山嶺』の登場人物(キャスト)
- 深町誠(岡田准一)
- クライマー兼カメラマン。山に登ること、自分のやりたいこと、に対して悩みを抱えている。
- 羽生丈二(阿部寛)
- クライマー。天才と称される。協調性がなく、単独での登頂を好む。
- 岸凉子(尾野真千子)
- 岸文太郎の妹。羽生の恋人であり、突然姿を消した羽生を探している。
- 岸文太郎(風間俊介)
- クライマー。羽生丈二に憧れる。羽生とのクライム中に命を落とす。
- 長谷渉(佐々木蔵之介)
- クライマー。天才的な才能を持つ。社交的な性格。
- アン・ツェリン(テインレィ・ロンドゥップ)
- シェルパ。エヴェレスト登頂経験もあるベテラン。
- 宮川(ピエール瀧)
- 岳遊社の編集者。深町の挑戦に対して金銭的援助をする。
- 井上(甲本雅裕)
- クライマー。羽生とのクライム経験あり。クライムの実力は高い。
映画『エヴェレスト 神々の山嶺』のネタバレあらすじ(起承転結)
映画『エヴェレスト 神々の山嶺』のあらすじ【起】
エヴェレストで登山家の撮影をした深町は、滑落事故により登頂及び撮影中止を言い渡され落胆していた。
やるせない気持ちでカトマンドゥの店を冷かしていた深町は、ある店で古いカメラを発見する。深町は、そのカメラがかつてエヴェレスト初登頂の可能性があるマロリーのカメラと同じものであることに気づく。
カメラは盗品であるとして没収されてしまうが、そこでそのカメラの持ち主である日本では消息が不明となっていた孤高の天才クライマーの、羽生丈二に出会う。
羽生丈二は現地ではビサル・サルパ(毒牙)と呼ばれ、深町の前から姿を消した。
フィルムの中身を発表すれば一躍有名になれるというモチベーションだけでなく、羽生にも興味を持った深町は早速羽生のことを調べ始めた。
映画『エヴェレスト 神々の山嶺』のあらすじ【承】
日本へ帰国した深町は宮川にカトマンドゥでの出来事を話す。
宮川も深町の話に興味を持ち、深町が羽生を調べる協力をした。
羽生を調べる最中、深町は井上という男に出会う、井上は、羽生との登山経験があり、羽生の登山センスを天才と評価する一方、人間性は最低と言い放つ。
羽生について調べている深町に、羽生との登山中に命を落とした岸文太郎の妹・涼子が会いに来る。
涼子は羽生と恋仲であったが、7年前に羽生がネパールに渡って以後、連絡が途絶えていた。
深町と涼子は、長谷という羽生とエヴェレスト遠征の経験があるクライマーに話を聞きに行く。
長谷は、羽生が遠征の途中に南西壁を見て「ここをまっすぐ登ったら気持ちいいだろうなあ」と洩らしていたと話す。
深町と涼子は、ともに羽生を探しにカトマンドゥへ行くことを決心する。
映画『エヴェレスト 神々の山嶺』のあらすじ【転】
深町と涼子は、ある村で羽生を発見する。
羽生はアン・ツェリンの娘・ドルマとの間に子供を授かっていた。
涼子はそこで、身を引く決心をするが、深町は羽生が、不可能に近いと考えられる冬のエヴェレスト南西壁無酸素単独登頂を狙っていることを知り、羽生の挑戦を写真に収めようとネパールに残ることを決める。
羽生の姿を撮影するために同行した深町であったが、途中落石で頭を負傷し羽生に助けられる。
深町を助けたことで羽生は計画通りの登頂が難しくなったが、助けた理由を岸文太郎に置き換える。
最後の絶壁の前で深町は怖気づき、登頂を断念するが、羽生は単独で絶壁に食らいつく。
その後ろ姿に心を打たれた深町は必至で羽生を応援するが、急な悪天候で羽生を見失ってしまう。
日本に帰り、羽生が死んだのは自分のせいだと自責の念に駆られる深町は、涼子と話すことで羽生がなぜ山にそこまで取りつかれているのか、知りたくなる。
涼子と深町は、真相を知りに三度カトマンドゥへ飛び立つ。
映画『エヴェレスト 神々の山嶺』の結末・ラスト(ネタバレ)
「必ず、無事に帰ってきてください。」涼子の言葉を背に深町は登頂を開始する。
嵐が近付いている連絡が無線を通してアン・ツェリンからあるが、深町はそれを無視。
登頂を続けた。
ついに猛吹雪の中、身動きが取れなくなり、挫折しそうになったところ、死んだ羽生の声が聞こえてきた。
動かぬ体に鞭打って必死に声のする方向へ行くと、深町は羽生の凍死体を見つける。
残された羽生の手記には、羽生がエヴェレストの登頂に成功したことと、帰り道で吹雪に合ったこと、死ぬ直前まで山に挑み続けたことが語られていた。
羽生がなぜ山に登るのか、それは他でもない自分の存在の証明であった。探し続けていたその理由がようやく分かった深町は羽生の思いを胸に抱き、深町は羽生の魂とともに下山を決める。
ベースキャンプでは、涼子とアン・ツェリンが心配そうに待っていた。
疲労と安堵に深町はその場で倒れこんだ。
映画『エヴェレスト 神々の山嶺』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)
山岳映画としての迫力もさることながら、人間の執念や孤独をここまで濃密に描いた作品は珍しい。羽生の狂気とも言える登頂への執着は、理解しがたいのにどこか惹きつけられる。深町がその姿に引き込まれていく過程もリアルで、単なる記者の取材を超えた関係性が印象的だった。最終的に羽生が雪の中で消えていくラストは、達成と喪失が同時に訪れるようで胸に残る。(20代 男性)
壮大な自然の中で描かれる人間の小ささと強さの対比がとても印象的だった。羽生の孤高の生き方は危うくもあり、同時に強烈な魅力を放っている。深町が彼を追い続ける理由も、ただの好奇心ではなく、何かに取り憑かれたような感覚に見えた。最後に羽生がエヴェレストに挑み続ける姿は、成功か失敗かを超えた生き様として心に残る。(30代 女性)
この作品は単なる登山映画ではなく、人間の内面を描いたドラマとして非常に深い。羽生の過去や葛藤が断片的に語られることで、彼の行動に説得力が生まれている。エヴェレストという極限の環境が、彼の狂気と執念をさらに際立たせているように感じた。ラストで彼の行方が曖昧に描かれることで、観る者に解釈を委ねる余白が残るのも良い。(40代 男性)
映像の迫力が圧倒的で、まるで自分も山に登っているかのような緊張感があった。羽生という人物の生き方は理解しにくいが、だからこそ目が離せない。深町が彼に惹かれていく理由も、見ていくうちに納得できるようになる。結末は決して明確ではないが、だからこそ強く印象に残り、観終わったあとも考え続けてしまう作品だった。(20代 女性)
山という存在の厳しさと美しさが見事に描かれている。羽生は登頂という目的にすべてを捧げた人物であり、その姿は狂気と紙一重だと感じた。深町が彼を追い続ける中で、自身の価値観も揺らいでいく様子が興味深い。ラストの余韻は重く、達成の喜びよりも孤独と執念が強く残る作品だった。(50代 男性)
登山のリアルさと人間ドラマが絶妙に絡み合っていて見応えがあった。羽生の過去や彼の選択には共感しきれない部分もあるが、その一途さには圧倒される。深町の視点を通して描かれることで、観客も同じように羽生の存在に引き込まれていく構成が上手い。最後の展開は静かだが強烈な余韻を残す。(30代 男性)
全体的に重厚で、簡単には理解しきれないテーマが多い作品だった。羽生の生き方は極端だが、何かに取り憑かれたような情熱はどこか共感できる部分もある。エヴェレストという極限の場所が、彼の内面を映し出しているように感じた。ラストの曖昧さが逆にリアルで、観る人によって解釈が変わりそうだと思った。(40代 女性)
山の描写が非常にリアルで、自然の恐ろしさと美しさが同時に伝わってきた。羽生の存在は謎に包まれているが、その分魅力的でもある。深町が彼の過去を追う過程で明らかになる事実が、物語に厚みを与えている。結末ははっきりとした答えがないが、それがこの作品のテーマに合っていると感じた。(20代 男性)
この映画はアクションや達成感を求める作品ではなく、人間の執念を描いた静かなドラマだと思う。羽生の選択は理解しがたいが、彼なりの生き方として一貫している。深町の視点があることで、観客もその世界に入り込みやすい。ラストの余韻は非常に深く、観終わった後も長く考えさせられる作品だった。(60代 男性)
観ている間ずっと緊張感があり、特に高所でのシーンは息苦しさを感じるほどだった。羽生の孤独と執念がひしひしと伝わってきて、彼の選んだ道の過酷さに圧倒される。深町が彼に影響を受けていく様子も丁寧に描かれていて良かった。最後の結末は悲劇とも美談とも取れる曖昧さがあり、それが印象に残る。(30代 女性)
映画『エヴェレスト 神々の山嶺』を見た人におすすめの映画5選
エベレスト 3D
この映画を一言で表すと?
極限の自然が人間を試す、実話ベースの壮絶サバイバル。
どんな話?
世界最高峰エベレストに挑む登山隊が、予想外の猛吹雪に巻き込まれ、生死をかけた状況に追い込まれる物語。登山の経験や準備を重ねた者たちでさえ、自然の圧倒的な力の前では無力であることが描かれる。仲間との絆や極限状態での判断が試される中、それぞれが選ぶ行動が運命を分けていく。
ここがおすすめ!
リアルな登山描写と圧倒的な映像美が魅力で、『エヴェレスト 神々の山嶺』のような極限の世界に惹かれた人にはぴったり。自然の恐ろしさと美しさが同時に伝わり、観ているだけで息苦しさを感じるほどの臨場感がある。実話ならではの重みもあり、人間の限界と挑戦の意味を考えさせられる作品だ。
運命を分けたザイル
この映画を一言で表すと?
友情と決断が命を左右する、緊迫の登山ドラマ。
どんな話?
アンデス山脈での登山中、事故によって身動きが取れなくなった仲間を救うか、自らの命を守るかという究極の選択を迫られる登山者の物語。過酷な環境の中で、仲間への信頼と生存への本能がぶつかり合う。極限状況における人間の判断が、どれほど重い意味を持つのかを描いた実話ベースの作品。
ここがおすすめ!
『エヴェレスト 神々の山嶺』と同じく、山という極限の場で人間の本質が露わになる点が魅力。派手な演出に頼らず、緊張感と心理描写で物語を引っ張る構成が秀逸だ。生きるための選択がどれほど過酷かを突きつけられ、観る者に強い余韻を残す。リアル志向の山岳映画が好きな人におすすめ。
イントゥ・ザ・ワイルド
この映画を一言で表すと?
自由を求めた若者の孤独と旅路を描く、心に響く実話ドラマ。
どんな話?
すべてを捨てて自然の中で生きることを選んだ青年が、アメリカ各地を旅しながら人々と出会い、自分の人生を模索していく。やがてアラスカの大自然にたどり着くが、そこでの生活は理想とは異なる過酷な現実だった。自由と孤独の意味を問いかける物語。
ここがおすすめ!
山そのものがテーマではないが、『エヴェレスト 神々の山嶺』と同じく自然に魅せられた人間の生き様を描いている点が共通している。美しい風景とともに、主人公の内面が丁寧に描かれ、観る者に深い余韻を残す。自然と向き合うことの意味や、人間の孤独について考えたい人におすすめの一本。
MERU/メルー
この映画を一言で表すと?
不可能に挑む登山家たちの執念を追ったドキュメンタリー。
どんな話?
ヒマラヤ山脈の難関メルー峰に挑む登山家たちの挑戦を記録したドキュメンタリー。何度も失敗を重ねながらも、諦めずに頂を目指す彼らの姿が描かれる。自然の厳しさだけでなく、仲間との関係や精神的な葛藤も丁寧に映し出され、登山という行為の本質に迫る内容となっている。
ここがおすすめ!
実際の登山家たちの姿を通して、山に挑むことの意味や執念がリアルに伝わってくる作品。『エヴェレスト 神々の山嶺』のように、登頂への強いこだわりや人間の限界に興味を持った人におすすめ。ドキュメンタリーならではの臨場感と説得力があり、フィクションとは違った深い感動を味わえる。
クライマーズ・ハイ
この映画を一言で表すと?
山と向き合う男の執念と責任を描く重厚な人間ドラマ。
どんな話?
新聞記者として働く主人公が、未曽有の航空機事故を取材する中で、仕事と責任の重圧に直面する。過去に登山で感じた「クライマーズ・ハイ」の記憶と現在が重なり、極限状態での判断や覚悟が問われていく。山の経験が人生にどう影響するのかを描いた作品。
ここがおすすめ!
直接的な登山シーンは多くないが、山に魅せられた人間の心理や極限での判断というテーマが『エヴェレスト 神々の山嶺』と共通している。仕事と人生の狭間で葛藤する姿がリアルで、観る者の共感を誘う。重厚な人間ドラマとしての完成度も高く、静かに心に残る作品だ。



みんなの感想・レビュー