この記事では、映画『さよなら、ベルリン またはファビアンの選択について』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『さよなら、ベルリン またはファビアンの選択について』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0075737
製作年 | 2021年 |
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上映時間 | 178分 |
ジャンル | ヒューマンドラマ 恋愛 |
監督 | ドミニク・グラフ |
キャスト | トム・シリング ザスキア・ローゼンダール アルブレヒト・シュッフ メレト・ベッカー |
製作国 | ドイツ |
映画『さよなら、ベルリン またはファビアンの選択について』の登場人物(キャスト)
- ファビアン(トム・シリング)
- ベルリンの下宿暮らしで、タバコ会社のコピーライターをしているが、作家を志している。新聞記事や日々の出来事から得た発想と思いは常にメモに残し、印象的な文面は暗記する。夜は金で買える快楽に興じるが、恋に落ちると一途で誠実。
- ラブーデ(アルブレヒト・シューフ)
- ファビアンの親友。弁護士の父を持ち、経済的には常に豊かだが、世界事情に憂い、婚約者に裏切られ、心に空虚さを抱えることが多い。道徳を重んじ、ベルリンにある大学の教授に、レッシングについての論文を提出し、教授資格獲得を望んでいる。人当たりが良く社交的だが、一人で抱え込み、思い悩む面がある。
- コルネリア(ザスキア・ローゼンダール)
- ファビアンとラブーデが、ある夜立ち寄った「名無しキャバレー」で、ドリンクを提供するバイトをしていた女性。女優志望で好奇心旺盛である。また、美しさと知性、ユーモアのセンスを持ち合わせている。
映画『さよなら、ベルリン またはファビアンの選択について』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『さよなら、ベルリン またはファビアンの選択について』のあらすじ【起】
1931年、ナチズムの足音が迫るベルリン。
32歳の男性ファビアンは、女性との出会いを仲介するクラブに行き、そこで意気投合した女性とともにクラブの外で関係を持つ。
その夜は、イレーネ・モルという女性の家で行為を楽しんでいたが、その最中に彼女の夫が現れた。
彼女の夫・モル博士は、妻の際限ない性欲に自分が応えることには限界を感じており、妻が自分以外の男を選んでセックスをすることは許可しているが、その場合は相手の男を自分に紹介するという契約を、妻と交わしているという。
ファビアンは契約内容に納得できず、その場を去った。
ファビアンの実家はドレスデンにあり、両親は健在で関係も良好だが、作家志望のファビアンは、首都ベルリンに、作家デビューの機会が潜在すると思っていた。
しかしファビアンの現実は、家賃80マルク・朝食付きの下宿で、戦争の悪夢にうなされて目を覚まし、昼間はタバコ会社のコピーライターの仕事をしているが、遅刻常習犯。
そして夜は、金持ちの親友ラブーデと一緒に、素性の知れない女たちのいる怪しげな店で酒を飲むというものだ。
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映画『さよなら、ベルリン またはファビアンの選択について』のあらすじ【承】
ラブーデは弁護士の父を持ち、経済的に恵まれていたが、恋愛や社会的な人間関係には恵まれなかった。
つい最近は、最愛の婚約者が中絶したと知り、堕胎した子供の父親は誰なのか分からないまま、彼女の頬を平手打して別れた。
彼は道徳を重んじ、ファビアンの出身大学の教授に、5年かけて仕上げたレッシングについての論文を提出し、世界革命を目指す一人として教授資格獲得を望んだ。
ファビアンは、ラブーデと共に訪れた「名無しキャバレー」でバイトをしているコルネリアと恋に落ちた。
映画女優志望のコルネリアは、バイトをしつつ下宿生活を送っていたが、下宿先はファビアンと同じ建物の中にあった。
しかし、2人が互いの部屋を行き来して愛を深めるなか、ファビアンは遅刻常習犯であることを理由に解雇されてしまう。
ファビアンは、退職金でコルネリアにワンピースを買い、彼女の誕生日に渡すまでの間、ベッドの下に隠すことにした。
また、ファビアンはコルネリアを連れてラブーデの父の別荘を訪れ、ラブーデと3人で、射撃や湖での水遊びをして楽しい時間を過ごした。
映画『さよなら、ベルリン またはファビアンの選択について』のあらすじ【転】
ファビアンの母が、彼の下宿を訪ねてきた。
ファビアンは母にコルネリアを紹介し、3人で食事に行くために、隠しておいたワンピースをコルネリアに渡して、それを着た彼女を連れてレストランに向かった。
3人の会食は和やかに進んだが、そのレストランには、コルネリアの後ろ盾である映画監督マーカルトがおり、コルネリアは彼に挨拶をしに行ったまま、ファビアンたちのテーブルに戻ることはなかった。
その後、コルネリアはファビアンと別れ、マーカルトのもとで女優としての道を進むことにした。
ある日、ラブーデの父がファビアンのもとを訪れ、ラブーデが行方不明だと告げた。
ファビアンは、ラブーデの父と共にラブーデを捜索し、男に絶望した娼婦たちが集まる独特の娼館で彼を見つけた。
その後ラブーデには、提出した論文が却下されたとの手紙が届き、絶望したラブーデは銃で自殺した。
しかし実は、論文は高く評価され却下されてはおらず、大学内でファビアンともラブーデとも知り合いであったヴェッカーリン博士が、ラブーデに嘘の通知を送ったのだった。
映画『さよなら、ベルリン またはファビアンの選択について』の結末・ラスト(ネタバレ)
ファビアンは大学に乗り込み、ヴェッカーリンを殴り殺そうとしたが、階段から突き落としたところで止められてしまった。
ベルリンで得た恋人も親友も失い、絶望したファビアンは、ドレスデンの実家に帰り、両親と共に暮らし始めた。
ある日ファビアンは、雑誌でクローズアップされるコルネリアの写真と記事を見て、彼女への愛情が消えていないことに気付いた。
あらゆる手を尽くして、コルネリアと電話で会話をすることができたファビアンは、素直な気持ちを語り、コルネリアもファビアンへの変わらぬ想いを伝えた。
そして2人は、思い出のカフェで再会する約束を交わした。
ファビアンは実家を出て、コルネリアの待つベルリンへ向かった。
その途中、川に飛び込もうとしている少年の姿を見て、彼を助けようと川に飛び込んだファビアンは、予想以上に川の流れが速いことに驚いた。
元々、泳ぐことのできなかったファビアンはそのまま溺死した。
コルネリアはその頃、ファビアンが贈ったワンピースを着て、待ち合わせ場所のカフェでファビアンを待っていた。
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映画『さよなら、ベルリン またはファビアンの選択について』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
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