この記事では、映画『ジュリーと恋と靴工場』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『ジュリーと恋と靴工場』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/SID0034125
製作年 | 2016年 |
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上映時間 | 83分 |
ジャンル | ミュージカル |
監督 | ポール・カロリ コスティア・テスチュ |
キャスト | ポーリーヌ・エチエンヌ オリヴィエ・シャントロー フランソワ・モレル ロイック・コルベリ |
製作国 | フランス |
映画『ジュリーと恋と靴工場』の登場人物(キャスト)
- ジュリー(ポーリーヌ・エチエンヌ)
- フランスの田舎町に住む25歳の女性。交際相手と一緒に犬を飼って暮らしていたが、突然交際相手が去り、生活が一変した。アルバイトを転々としながら、正社員としての雇用を探す。知的で真面目だが、感情的になると、後で後悔する行動に出ることもある。
- サミー(オリヴィエ・シャントロー)
- 高級靴メーカー「ジャック・クチュール」を顧客とする運送業者の青年。現在の仕事を、生活費を稼ぐためと納得してそれなりのやりがいを見出しているが、いつかは町を出て、はるか遠くを目指してひたすら走り続けたいという夢を持っている。
映画『ジュリーと恋と靴工場』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ジュリーと恋と靴工場』のあらすじ【起】
ジュリーはフランスのロマン市で暮らす25歳のフリーターだ。
靴の量販店での試用期間が終わろうとしていたときに解雇され、餞別代りにスニーカーを渡された。
その後、ジャンルを選ばずに様々なアルバイトに応募したが、なかなか雇用されるには至らなかった。
しかし高級靴メーカー「ジャック・クチュール」の倉庫係助手の仕事を得て、1カ月の試用期間の後、正社員として雇用される機会があるとの説明を受けてからは、そこで正社員として働けるよう努力をすると心に誓い、道が開けたことに心を躍らせた。
ジュリーが勤務を始めて間もなく、本社をパリに構える「ジャック・クチュール」が、近代化を宣言したとのニュースが流れた。
工場で、昔ながらの製法で靴を作り続けてきた女職人たちは、近代化の名のもとに、自分たちがリストラされるのではないかと考え始め、社長にリストラの不安を訴えた。
社長は「君たちを解雇したりはしない」と答えたが、誰もそれを信じなかった。
ある日ジュリーは、運送業者のサミーと昼食の席を共にし、夢を持ち続ける彼の話を不思議な気持ちで聞いた。
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映画『ジュリーと恋と靴工場』のあらすじ【承】
工場で働く女職人たちはストライキを起こし、パリの本社に乗り込むことにした。
正社員を目指すジュリーは、もめごとに巻き込まれたくないと思いつつも、咄嗟の判断でパリの本社へ向かうバスに便乗してしまう。
そのバスの運転手はサミーで、バスに乗り込もうとするジュリーに「来ると思った」と言った。
本社の会長は、女職人たちの抗議に対し、彼女たちの仕事ぶりを賞賛してその場を丸く収めた後、社長には「また騒ぎを起こしたら、君も解雇する」と宣言した。
会長は、人件費削減のために工場を中国に移すプランを変えるつもりはなかった。
ストライキを終えた女職人たちは慰労パーティーの後、それぞれ帰路についた。
ジュリーは徒歩で自宅に向かっていたが、その途中でサミーに声をかけられ、彼の運転するバスに乗った。
車中での会話で心を通わせたジュリーとサミーは、親密な関係を築く。
その後会長の指示で、ジュリーの勤める工場から資材や製品を運び出す役に就いたのは、サミーだった。
ジュリーはサミーに絶望しつつ、散乱した状態で残された靴を梱包し直した。
映画『ジュリーと恋と靴工場』のあらすじ【転】
女職人たちは、靴の製造に必要な機械が運び出されるのを阻止するために工場を占拠した。
近代化という名のもとに、フランスの工場を閉鎖して女職人たちの仕事を奪い、中国に新たな工場を設立する会長のやり方に真っ向から抗議したのだ。
デザインと縫製、仕上げに至るまで、デザイナーと職人の技術によって完成した製品にはそれぞれ名前が付いていた
その中でも、赤のエナメル生地の紐靴に付けられた名前「戦う女」は、ジュリーの関心を引いた。
毅然としていて、個性的でありながら、フラットだけど女らしいという多面性は多くの女性を惹きつけるに違いないとジュリーと女職人たちは確信し、皆で「戦う女」を製造して今までの顧客に送り届けることにした。
送り届ける箱には「戦う女が工場でお待ちしています。ジャック・クチュール職人一同」というメッセージカードを添えた。
「戦う女」と、メッセージ付きのサプライズは大好評で、会長は自分の妻までもが「戦う女」を気に入っていることから、近代化と、工場の移転について考え直すことにした。
映画『ジュリーと恋と靴工場』の結末・ラスト(ネタバレ)
ある夜、ジュリーのもとへ、サ三ーが花束を持って訪れた。
「君に許して欲しくて、花束を作った。地平線を越えて俺と一緒に行こう」というサミーにジュリーは「私はもう子供じゃない。あなたと冒険の旅に出たりなどしない。顔も見たくないから目の前から消えて」と突き放した。
その後、会長が記者を引き連れてジュリーの勤める工場を訪れた。
会長は近代化の中止を心に決めており、記者に「高級ブランドの価値は歴史とルーツと伝統にある。究極のエレガンスを求め続けて半世紀。それを支えているのは、繊細で確かなフランスの職人技で、その伝統を守るために、ヴィンテージモデル『戦う女』の復刻を決めた」と語った。
ジュリーは正社員としての雇用が決まり、憧れの制服を受け取ったが、上司が雇用契約の書類を準備している間に、制服を置いてその場を去った。
ジュリーは、夢を追って旅立つサミーについて行くことを決心し、彼を追うのだった。
そして、バス停でサミーを見つけたジュリーは、彼に微笑みかけた。
映画『ジュリーと恋と靴工場』の感想・評価・レビュー
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映画『ジュリーと恋と靴工場』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『ジュリーと恋と靴工場』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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