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映画『フェイク シティ ある男のルール』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『フェイク シティ ある男のルール』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『フェイク シティ ある男のルール』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『フェイク シティ ある男のルール』の結末までのストーリー
  • 『フェイク シティ ある男のルール』を見た感想・レビュー
  • 『フェイク シティ ある男のルール』を見た人におすすめの映画5選

映画『フェイク シティ ある男のルール』の作品情報

フェイク シティ ある男のルール

製作年:2009年
上映時間:109分
ジャンル:サスペンス、アクション
監督:デヴィッド・エアー
キャスト:キアヌ・リーヴス、フォレスト・ウィテカー、ヒュー・ローリー、クリス・エヴァンス etc

映画『フェイク シティ ある男のルール』の登場人物(キャスト)

トム・ラドロー(キアヌ・リーブス)
汚職警官の相棒が何者かに殺され自分も命を狙われてしまいます。新しい相棒のポール・ディスカウントと共に極秘調査に乗り込む。
ポール・ディスカウント(クリス・エヴァンス)
ラドロー刑事の事件について怪しいと思い調べていた所、汚職警官のことを知り、ラドローに願い出て相棒になります。
ジャック・ワンダー(フォレスト・ウィテカー)
ラドローが唯一心を許している親友警部。だが彼もまた汚職事件に関わっていたのです。
テレンス・ワシントン(テリー・クルーズ)
元ラドローの相棒。ディスカウントショップで殺された汚職警官。ラドローの事を嫌っていたようです。
ビックス刑事(ヒュー・ローリー)
ラドローの調査をしている刑事専門の内部調査官です。本当の目的を隠している様です。

映画『フェイク シティ ある男のルール』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『フェイク シティ ある男のルール』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『フェイク シティ ある男のルール』のあらすじ【起】

警察官のトム・ラドローは、正義感が強く勇敢な戦士でした。日々犯罪が行われているこの町でラドローは、重要任務を任されていました。今回の標的は双子の姉妹の誘拐事件です。
彼女達は、いつ殺されてもおかしくない状況にあったのです。ラドローは、囮捜査を行う事を決意します。まずは、犯人の居場所を突き止めることです。ラドローは、マシンガンを調達し男達と取引をし、車ごと奪わせ追跡するのです。

その日の夜、決行されました。男達は余裕そうな表情でラドローを見ています。ラドローは車のトランクにあるマシンガンを男達に見せます。男達は韓国系アメリカ人でしたので、そこを狙い、差別的な言葉を男達に吐きました。それを聞いた男達は、怒り、ラドローを殴ったり蹴ったりしました。それが作戦である事を知らない男達は、得意げに車ごと奪って自分達のアジトまで戻って行きました。殴られ、傷を負ったラドローでしたが、そんな事に構っている余裕はありません。早く彼女達を見つけなければいけないのです。

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映画『フェイク シティ ある男のルール』のあらすじ【承】

トム・ラドローは韓国系アメリカ人が持ち去った車を発見します。その車のスペアキーを取り出すとラドローはトランクを開きます。中にはまだ拳銃が残っていました。さっと銃を懐に入れると、ゆっくりとアジトまで侵入して行きました。ドアを開ける大きな音が鳴り響き、ラドローは一人、また一人と犯人達を銃で撃って殺害し、その証拠は消していきます。そして最後にミニボトルのウォッカを一気飲みしました。これがラドローのやり方なのです。犯人はラドローに気付かないまま死んで行きました。全員殺し終わると、怪しい扉を発見します。そこには、鍵が掛けられ、誘拐された双子の幼い姉妹が、犬小屋程の小さなスペースに入れられて、身動きできない様にされていました。
「もう大丈夫だ。」とラドローが声を掛けました。

警察の調べによると、彼女達は、あのアジトの中で性的暴力にあっていた様です。ラドローが解決したこの事件は、マスコミに報道され有名になりました。そして警部たちも鼻高々のはずでしたが、ラドローのやり方に、あまり賛成してくれる者は居ませんでした。

映画『フェイク シティ ある男のルール』のあらすじ【転】

大きな傷を負っていたラドローは、病院に運ばれ治療を受けていました。病院では、ラドローの恋人が働いていました。彼女を呼ぶと、隣で治療していた警官がラドローをからかいます。彼女がこちらへ来ると二人は、キスを交わしました。隣に居た警官は、実は、刑事専門の内部調査部のビックス刑事で、ラドローが違法に取り締まっている事に感づいたのです。内部調査隊は、遂に、ラドローの事を調べ始めたのでした。

ラドローのやり方が特に気に入らなかった元相棒のワシントンは、密告している様なのです。それをワンダー警部の昇格パーティーで聞かされたラドローは閑々に怒っていました。そして、ラドローはワシントンの尾行をして真実を突き止めようとしていました。

ワシントンが売店に入って行くのでラドローも店内へ入ります。その時、突然、覆面姿の二人の男達が売店に入り発砲してきたのです。店員を射殺し、ラドローは、その場で元相棒ワシントンに叫んだのです。「早く身を隠せ!」解き既に遅し、ラドローの叫びは虚しくワシントンは射殺されてしまいます。ラドローは身を隠し、犯人は取り逃がしましたが、無事に生き残りました。悲しみ嘆くラドローの腕にはかつてワシントンであったモノが横たわっていました。

映画『フェイク シティ ある男のルール』の結末・ラスト(ネタバレ)

この事件に残された証拠の防犯カメラの映像がまるで、ラドローが逆恨みし、ワシントンをはめたような映像になっていました。そこでラドローを心配していたワンダーはこの証拠物と共にラドローにおとなしくしているよう命じました。

ワシントンの遺体からは、二つのDNAが検出されました。新しい相棒のディスカウントは事件の重要性に気付きアドローの仲間になりました。覆面の犯人二人の居場所を突き止めアジトに侵入するも誰も居ません。そこには、今回の事件の犯人ではない遺体が埋められていました。新しくアジトの情報を得る事の出来た二人はでしたが、まだ若いディスカウントの命は守りたいと、「この先は一人で行く」とアドローは言い出します。しかし、ディスカウントは、どこまでも着いて行く事を硬く決心していました。二人は、急いで本当の犯人が居ると言われた場所に辿り着きます。二人が囮捜査の為、ギャングの一人を雇い一緒に交渉すると言う計画で、難なく侵入する事が出来ました。そこで会話中にいきなり、ディスカウントは首を打たれ変死の状態に陥り、ラドローも脚を撃たれました。一気に戦闘が開始され、ラドローは、犯人を殺しました。そして、相棒ディスカウントもラドローの腕の中で息絶えて逝きました。

しかし、その二人は本当の犯人ではありませんでした。本当の犯人、黒幕を突き止めます。それは、一番の親友、ワンダーでした。内部調査官のビックスは、ワンダーに弱みを握られ手が出せず、ラドローが突き止めるその時を待っていたのでした。そして、黒幕のワンダーを殺し、この汚職事件に終止符を打ったのでした。

映画『フェイク シティ ある男のルール』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

キアヌ・リーブス演じる刑事トム・ラドローの葛藤がリアルに描かれていて見応えがありました。仲間を守るために違法な手段も辞さないラドローが、逆に陰謀に巻き込まれ、仲間に裏切られていく展開は衝撃的。とくに信頼していた上司のジャックが黒幕だったと明かされる瞬間は息を飲みました。アクションの迫力と、正義と腐敗の狭間で揺れる人間ドラマが同時に楽しめる硬派な作品でした。(20代 男性)


主人公ラドローの「正義」と「暴力」の使い分け方に強烈な印象を受けました。彼は悪人を倒すためにあえて汚い手を使いますが、その方法が結局は自分を追い詰めることになる。仲間を殺された復讐心に燃える彼が、真実を追い求める姿には同情しつつも、最後に仲間の裏切りを突きつけられるシーンは胸が痛みました。警察映画でありながら人間の弱さが深く描かれていました。(30代 女性)


本作は「正義のための暴力」がどこまで許されるのかを問いかける映画でした。ラドローは犯罪者を倒すために法律を超える存在でしたが、組織の腐敗を暴く過程で自らもまた同じように堕ちていることに気づきます。銃撃戦や潜入捜査のシーンは派手ですが、最後に残るのは「正義とは何か」という問い。単なるアクションにとどまらず社会派サスペンスとして楽しめました。(40代 男性)


ストーリーが進むにつれて、誰が味方で誰が敵なのか分からなくなる構成が面白かったです。ラドローは仲間を信じたい一方で、証拠はすべて彼を疑う方向へ。結局、黒幕は一番近くにいた上司ジャックだったという皮肉な展開が重くのしかかりました。最後にラドローが真実を突き止めるも、正義を取り戻した代償の大きさに言葉を失いました。(50代 女性)


アクション映画としての見応えも十分でした。銃撃戦は迫力満点で、特にラドローが一人で複数の敵を制圧するシーンは圧巻。だがそれ以上に心に残ったのは、彼が抱える孤独感や苦悩でした。仲間に裏切られ、信じていた警察組織そのものが腐っていると知る瞬間は衝撃的。正義と悪の境界線が曖昧な世界を、緊張感たっぷりに描いた映画でした。(20代 女性)


腐敗した警察組織の闇を描いた作品として非常にリアルに感じました。主人公は正義感のある刑事でありながら、自らも暴力的な手段を常用していて、観客も「彼は本当に正しいのか」と疑問を抱かせます。最終的に組織の裏切りを暴いた彼の姿はヒーローというよりも、壊れかけた人間そのもの。ハリウッドらしい派手さより、人間ドラマの重みが勝っていました。(30代 男性)


本作を観て印象に残ったのは「信じていた仲間に裏切られる恐怖」です。ラドローは相棒を殺されたショックから真相を追いますが、その裏にいたのは警察内部の陰謀。ジャックが黒幕だったことが分かった時の絶望は計り知れません。銃撃戦の迫力よりも、人間関係の崩壊が一番怖く感じられました。警察映画というより心理サスペンスに近い緊張感がありました。(40代 女性)


キアヌ・リーブスの演技が素晴らしく、荒んだ刑事ラドローの孤独感を見事に表現していました。彼の無精ひげや疲れ切った目が、正義と悪の狭間に立たされる男の心情を代弁しているようでした。派手なアクションに頼らず、彼の表情や仕草で緊張感を伝える演技力に引き込まれました。彼のキャリアの中でも異色でありながら印象深い役だと思います。(50代 男性)


本作は単なるアクションではなく、「ルール」と「モラル」の違いを浮き彫りにしていました。ラドローは自分なりの正義のルールを持っていますが、それは法や組織のルールとは相容れません。その矛盾がやがて彼を孤立させ、最終的には仲間に裏切られる。暴力に頼る彼の生き方の限界を示すと同時に、人間の弱さを描き出した映画でした。(20代 男性)


ストーリー全体を通して「正義の代償」の重さを痛感させられました。主人公は結果的に真実を暴き出しましたが、その過程で仲間を失い、信じていた組織も壊れてしまいます。観終わった後に爽快感はなく、むしろ苦味が残るラストでした。しかしそのリアリティこそが本作の魅力であり、アクション映画としてだけでなく社会派映画としても高く評価できる一本でした。(30代 女性)

映画『フェイク シティ ある男のルール』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『フェイク シティ ある男のルール』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

トレーニング デイ

この映画を一言で表すと?

正義と悪が曖昧になる一日を描いた、衝撃のポリス・ドラマ。

どんな話?

新米刑事のジェイクは、伝説的な刑事アロンゾと共にロサンゼルスの街をパトロールする。しかしその一日は、麻薬、汚職、暴力に満ちた悪夢のような時間だった。ジェイクは正義を信じ続けられるのか、試される。

ここがおすすめ!

デンゼル・ワシントンの圧倒的な存在感と、イーサン・ホークの純粋さがぶつかり合う名演技。『フェイク シティ』同様、警察組織の闇をリアルに描き、緊張感あふれる心理戦を楽しめます。

L.A.コンフィデンシャル

この映画を一言で表すと?

1950年代のロサンゼルスを舞台にした、警察と裏社会の陰謀劇。

どんな話?

理想に燃える刑事、冷酷な実力派、名声を追う男。三人の警官が巨大な陰謀に巻き込まれ、やがて互いに衝突しながらも真実を追う。華やかなハリウッドの裏側で繰り広げられるスキャンダルと権力闘争を描く。

ここがおすすめ!

美しい映像と複雑な人間関係が絡み合う群像劇。『フェイク シティ』のように、警察の腐敗と正義の狭間で揺れるドラマを堪能でき、最後の真実が強烈な余韻を残します。

セルピコ

この映画を一言で表すと?

実在の刑事が巨大な警察汚職に挑んだ、骨太な社会派ドラマ。

どんな話?

ニューヨーク市警に入ったセルピコは、周囲の刑事が次々と賄賂を受け取る実態に直面する。孤立しながらも彼は不正を告発し続け、命を狙われるほどの危険に晒されていく。真実のために闘った男の実話。

ここがおすすめ!

アル・パチーノの鬼気迫る演技が胸を打ちます。『フェイク シティ』が描いた「組織と正義の狭間」を、リアルな実話ベースで体験できる必見の名作です。

ヒート

この映画を一言で表すと?

プロの刑事と犯罪者が互いを認め合う、究極のクライムドラマ。

どんな話?

ロサンゼルスで大胆な銀行強盗を繰り返す犯罪者マッコーリーと、彼を追う執念の刑事ハンナ。二人の生き方は正反対でありながら、奇妙な共感を抱く。やがて運命の対決の時が訪れる。

ここがおすすめ!

アル・パチーノとロバート・デ・ニーロという伝説的俳優の共演が最大の魅力。『フェイク シティ』のハードボイルドな世界観が好きな人には必ず響く、重厚な犯罪映画です。

ザ・ディパーテッド

この映画を一言で表すと?

警察とマフィア、二重スパイの命がけの心理戦を描く傑作。

どんな話?

マフィアに潜入する警官と、警察に潜入するマフィア。お互いの正体を暴こうとするスリリングな攻防が展開する。裏切りと策略が渦巻く中、二人の運命は避けられない結末へと収束していく。

ここがおすすめ!

マーティン・スコセッシ監督による重厚なサスペンスで、レオナルド・ディカプリオとマット・デイモンの緊張感ある演技が光ります。『フェイク シティ』と同じく「信じていた組織に裏切られる恐怖」が描かれています。

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この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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