映画『フェイク シティ ある男のルール』の概要:2008年のアメリカのサスペンスアクション映画です。本作は『ワイルドスピード』、『スーサイド・スクワッド』を手掛けたデヴィッド・エアー監督の作品です。主演はキアヌ・リーブスが務めました。
映画『フェイク シティ ある男のルール』の作品情報
上映時間:109分
ジャンル:サスペンス、アクション
監督:デヴィッド・エアー
キャスト:キアヌ・リーヴス、フォレスト・ウィテカー、ヒュー・ローリー、クリス・エヴァンス etc
映画『フェイク シティ ある男のルール』の登場人物(キャスト)
- トム・ラドロー(キアヌ・リーブス)
- 汚職警官の相棒が何者かに殺され自分も命を狙われてしまいます。新しい相棒のポール・ディスカウントと共に極秘調査に乗り込む。
- ポール・ディスカウント(クリス・エヴァンス)
- ラドロー刑事の事件について怪しいと思い調べていた所、汚職警官のことを知り、ラドローに願い出て相棒になります。
- ジャック・ワンダー(フォレスト・ウィテカー)
- ラドローが唯一心を許している親友警部。だが彼もまた汚職事件に関わっていたのです。
- テレンス・ワシントン(テリー・クルーズ)
- 元ラドローの相棒。ディスカウントショップで殺された汚職警官。ラドローの事を嫌っていたようです。
- ビックス刑事(ヒュー・ローリー)
- ラドローの調査をしている刑事専門の内部調査官です。本当の目的を隠している様です。
映画『フェイク シティ ある男のルール』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『フェイク シティ ある男のルール』のあらすじ【起】
警察官のトム・ラドローは、正義感が強く勇敢な戦士でした。日々犯罪が行われているこの町でラドローは、重要任務を任されていました。今回の標的は双子の姉妹の誘拐事件です。
彼女達は、いつ殺されてもおかしくない状況にあったのです。ラドローは、囮捜査を行う事を決意します。まずは、犯人の居場所を突き止めることです。ラドローは、マシンガンを調達し男達と取引をし、車ごと奪わせ追跡するのです。
その日の夜、決行されました。男達は余裕そうな表情でラドローを見ています。ラドローは車のトランクにあるマシンガンを男達に見せます。男達は韓国系アメリカ人でしたので、そこを狙い、差別的な言葉を男達に吐きました。それを聞いた男達は、怒り、ラドローを殴ったり蹴ったりしました。それが作戦である事を知らない男達は、得意げに車ごと奪って自分達のアジトまで戻って行きました。殴られ、傷を負ったラドローでしたが、そんな事に構っている余裕はありません。早く彼女達を見つけなければいけないのです。
映画『フェイク シティ ある男のルール』のあらすじ【承】
トム・ラドローは韓国系アメリカ人が持ち去った車を発見します。その車のスペアキーを取り出すとラドローはトランクを開きます。中にはまだ拳銃が残っていました。さっと銃を懐に入れると、ゆっくりとアジトまで侵入して行きました。ドアを開ける大きな音が鳴り響き、ラドローは一人、また一人と犯人達を銃で撃って殺害し、その証拠は消していきます。そして最後にミニボトルのウォッカを一気飲みしました。これがラドローのやり方なのです。犯人はラドローに気付かないまま死んで行きました。全員殺し終わると、怪しい扉を発見します。そこには、鍵が掛けられ、誘拐された双子の幼い姉妹が、犬小屋程の小さなスペースに入れられて、身動きできない様にされていました。
「もう大丈夫だ。」とラドローが声を掛けました。
警察の調べによると、彼女達は、あのアジトの中で性的暴力にあっていた様です。ラドローが解決したこの事件は、マスコミに報道され有名になりました。そして警部たちも鼻高々のはずでしたが、ラドローのやり方に、あまり賛成してくれる者は居ませんでした。
映画『フェイク シティ ある男のルール』のあらすじ【転】
大きな傷を負っていたラドローは、病院に運ばれ治療を受けていました。病院では、ラドローの恋人が働いていました。彼女を呼ぶと、隣で治療していた警官がラドローをからかいます。彼女がこちらへ来ると二人は、キスを交わしました。隣に居た警官は、実は、刑事専門の内部調査部のビックス刑事で、ラドローが違法に取り締まっている事に感づいたのです。内部調査隊は、遂に、ラドローの事を調べ始めたのでした。
ラドローのやり方が特に気に入らなかった元相棒のワシントンは、密告している様なのです。それをワンダー警部の昇格パーティーで聞かされたラドローは閑々に怒っていました。そして、ラドローはワシントンの尾行をして真実を突き止めようとしていました。
ワシントンが売店に入って行くのでラドローも店内へ入ります。その時、突然、覆面姿の二人の男達が売店に入り発砲してきたのです。店員を射殺し、ラドローは、その場で元相棒ワシントンに叫んだのです。「早く身を隠せ!」解き既に遅し、ラドローの叫びは虚しくワシントンは射殺されてしまいます。ラドローは身を隠し、犯人は取り逃がしましたが、無事に生き残りました。悲しみ嘆くラドローの腕にはかつてワシントンであったモノが横たわっていました。
映画『フェイク シティ ある男のルール』の結末・ラスト(ネタバレ)
この事件に残された証拠の防犯カメラの映像がまるで、ラドローが逆恨みし、ワシントンをはめたような映像になっていました。そこでラドローを心配していたワンダーはこの証拠物と共にラドローにおとなしくしているよう命じました。
ワシントンの遺体からは、二つのDNAが検出されました。新しい相棒のディスカウントは事件の重要性に気付きアドローの仲間になりました。覆面の犯人二人の居場所を突き止めアジトに侵入するも誰も居ません。そこには、今回の事件の犯人ではない遺体が埋められていました。新しくアジトの情報を得る事の出来た二人はでしたが、まだ若いディスカウントの命は守りたいと、「この先は一人で行く」とアドローは言い出します。しかし、ディスカウントは、どこまでも着いて行く事を硬く決心していました。二人は、急いで本当の犯人が居ると言われた場所に辿り着きます。二人が囮捜査の為、ギャングの一人を雇い一緒に交渉すると言う計画で、難なく侵入する事が出来ました。そこで会話中にいきなり、ディスカウントは首を打たれ変死の状態に陥り、ラドローも脚を撃たれました。一気に戦闘が開始され、ラドローは、犯人を殺しました。そして、相棒ディスカウントもラドローの腕の中で息絶えて逝きました。
しかし、その二人は本当の犯人ではありませんでした。本当の犯人、黒幕を突き止めます。それは、一番の親友、ワンダーでした。内部調査官のビックスは、ワンダーに弱みを握られ手が出せず、ラドローが突き止めるその時を待っていたのでした。そして、黒幕のワンダーを殺し、この汚職事件に終止符を打ったのでした。
みんなの感想・レビュー