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映画『ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金』の概要:2013年のアメリカのサスペンスコメディ映画です。本作は実話を元にした小説を原作に、『トランスフォーマー』のマイケル・ベイ監督が製作しました。一攫千金を狙う主人公はボディビルのトレーナーの給料では満足せず、大犯罪を起こしてしまいます。

映画『ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金』の作品情報

ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金

製作年:2013年
上映時間:129分
ジャンル:サスペンス、コメディ
監督:マイケル・ベイ
キャスト:マーク・ウォールバーグ、ドウェイン・ジョンソン、アンソニー・マッキー、トニー・シャルーブ etc

映画『ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金』の登場人物(キャスト)

ダニエル・ルーゴ(マーク・ウォールバーグ)
ジムのトレーナーをしていますが、今の自分に満足できず、仲間と三人でお金持ちを狙った誘拐事件を引き起こす事になります。
ポール・ドイル(ドウェイン・ジョンソン)
ダニエルと同じ職場で勤務する刑務所上がりのクリスチャン。始めは嫌がっていた彼だが、どんどん犯罪に手を染めていくことになってしまいます。
エイドリアン・ドアバル(アンソニー・マッキー)
エイドリアンはアフリカ系アメリカ人。生真面目な性格で筋トレの事ばかり考えています。ダニエルの最初の仲間で、二人係でポールを仲間に誘い込む。
ヴィクター・ペペ・カーショウ(トニー・シャルーブ)
三人が誘拐するお金持ちの男。タフな性格で探偵を雇い三人を追い詰めていく。

映画『ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金』のあらすじ【起】

ジムのトレーナーのダニエル・ルーゴは自分のジムの屋上で筋トレをしていました。「俺はビッグになるんだ!俺はデカイ男だ!何かを成し遂げる男だ!」と叫びながらずっと筋トレを続けていました。そんな彼のジムに警官隊が突入し、彼は「ヤバイ!」と叫び一目散に逃げました。

時間は少し前に戻り、ダニエルはヴィクター・ペペ・カーショウという金持ちの専属トレーナーをやっていました。ダニエルはカーショウの金持ちぶりに酷く嫉妬しており、常に「カーショウのお金をどうやったらぶんどれるか」という事ばかり考えていました。ある日自己啓発セミナーに参加したダニエルはそのセミナーの講師の言う「俺達はビッグになるんだ!何かを成し遂げるんだ!デカくなるんだ!」との言葉に感銘を受けてしまいました。

そしてダニエルはカーショウのお金をぶんどり、ビッグになる計画を真面目に考え出しました。それには仲間が必要であり、同じジムのトレーナー仲間にはそんなお金に飢えてるヤツが沢山居る事もダニエルは知っていました。

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映画『ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金』のあらすじ【承】

ダニエルはまず仲良しのジムトレーナーに声を掛けました。その男の名前はエイドリアン・ドアバルと言い、黒人ですがダニエルとは大の仲良しでした。同じくお金に飢えておりビッグになりたいと常々思っていたエイドリアンはすぐに了承しました。ダニエルはエイドリアンだけでも良かったのですが、もう一人体格のデカい迫力のある男を捜していました。カーショウを誘拐して脅す時に迫力が足りない為です。その事をエイドリアンに伝えるとエイドリアンは「いいヤツが一人いるぜ、刑務所上がりだけどな」と言いました。

紹介された男はかなり大きい体格をしていました。そしてかなり悪そうな顔をしていました。男の名はポール・ドイルと言いその計画を話すと大反対しました。ポールは刑務所を出てから敬虔なクリスチャンに変貌しており、「悪い事は絶対にしない」と誓いを立てていました。頑なに断るポールにダニエルは困り果てましたが、計画を既に話してしまっており後には引けない為に、更に勧誘しました。

映画『ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金』のあらすじ【転】

結局お金に困っていたポールは渋々了承し、ダニエルとエイドリアンは三人目の仲間を得ていよいよ計画に乗り出しました。ダニエルはカーショウの生活リズムを知っていた為、誘拐するのは至極簡単でした。護衛もついてない為あっさりと誘拐出来た三人は、カーショウを拷問する為に用意した場所にカーショウを連れて行きました。

そしてダニエルはカーショウの口座の暗証番号を吐かせる為に、拷問をし始めました。ポールはクリスチャンになっていた為に拷問を見るに耐えず、目を背けました。エイドリアンとダニエルは必死でカーショウを拷問しましたが、声と喋り方で目隠しさせている筈のカーショウに正体がバレてしまいました。正体がバレて焦ったダニエルでしたが、もう後には引き下がれない為に拷問を止めました。そして「早く暗証番号を吐かないと殺すぞ!」と脅しました。

カーショウは「そんな脅しには乗らんぞ!」と気を強く持ちましたが必死の拷問と脅しに耐えられなくなり、遂に暗証番号を吐いてしまいました。

映画『ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金』の結末・ラスト(ネタバレ)

その暗証番号から大金を得た三人は証拠隠滅の為にカーショウを殺す事にしました。車でカーショウを轢き殺して殺したつもりの三人でしたが、カーショウは死んでいませんでした。そしてカーショウは警察に相談しましたが元々悪い事をして稼いでいた彼は、警察に取り合って貰えず探偵に相談しました。

探偵は三人を捜査しますが中々ボロが出ずに、捜査は難航します。しかしダニエル達が更に稼ごうと悪巧みをまた始めたのが運の尽きで、そこに探偵は捜査のメスを入れます。三人は元々頭が良くなく、二回目の悪巧みはかなり難航し遂に相手を殺してしまいます。そしてそれを隠そうと必死に死体を切り刻み始める三人でしたが、様々な証拠を残してしまい探偵にバレてしまいます。探偵は三人の事を警察に通報し、三人のところに警官隊が突入します。

遂に捕まった三人の中のポールは自白をして死刑判決を免れましたが、ダニエルとエイドリアンは死刑判決を受けました。そして死刑判決を受けたダニエルとエイドリアンは余命を刑務所で寂しく暮らしました。

映画『ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金』の感想・評価・レビュー

物語はコメディタッチで軽快にスタートするが、だんだんと事件の全容が明らかになるにつれ、胸が悪くなるほどの不快感に襲われる。無計画で場当たり主義な筋肉バカたちが滑稽で、フィクションなら笑えるが、実話だと思うと言葉を失う。

彼らを犯罪に走らせたのは何かと考えさせられるが、自尊心の低さや自己実現への脅迫概念があったのかも知れない。その圧力は、実力主義のアメリカでは日本以上なのではないだろうか。重い話をライトに見せるマイケル・ベイ監督は、さすがだとその手腕にうなった。(女性 40代)


実話に基づいた話らしいがどこまでが実話なのか。犯人たちの行動は事実だとしても、いくらなんでも警察はあんな感じではないと思いたい。主人公の上昇志向のお化けのようなキャラクターが絶妙な塩加減で、バカな計画を必死にやってもその間抜けさゆえに破滅していくのが面白いと感じられる範囲になっている。もう少し爽快感が欲しかったがまずまずのコメディ作品と言えるだろう。(男性 30代)

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