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映画『エルフ サンタの国からやってきた』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『エルフ サンタの国からやってきた』の概要:2003年のアメリカのコメディ映画です。本作は『アイアンマン』のジョン・ファヴロー監督の4作品目です。クリスマスの準備で忙しいサンタのサポートをするエルフ。その中に出来の悪いエルフが紛れ込んでいたのですが…

映画『エルフ サンタの国からやってきた』の作品情報

エルフ サンタの国からやってきた

製作年:2003年
上映時間:95分
ジャンル:コメディ
監督:ジョン・ファヴロー
キャスト:ウィル・フェレル、ジェームズ・カーン、ボブ・ニューハート、エドワード・アズナー etc

映画『エルフ サンタの国からやってきた』の登場人物(キャスト)

バディ(ウィル・フェレル)
唯一の人間エルフ。サンタクロースが間違えてエルフの世界に持ち帰ってしまい、育てる事に、本当の父を探しに出かけます。
ウォルター(ジェームズ・カーン)
バディの実の父親でバディが初めて訪れた時は迷惑な中年おじさんに見え笑えない悪戯だと思っていた様です。
パパ・エルフ(ボブ・ニューハート)
バディを育ててくれたエルフのおじさん。子どもに恵まれなかったが、バディのことを本当の子どものように育ててくれた。
ジョヴィー(ズーイー・デシャネル)
バディが恋してしまう女性。歌声がとても綺麗でクリスマスの歌を歌い彼女のおかげでみんなにクリスマスの心が戻る。

映画『エルフ サンタの国からやってきた』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『エルフ サンタの国からやってきた』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『エルフ サンタの国からやってきた』のあらすじ【起】

もうすぐクリスマス。エルフ達はせっせと子ども達の為に働きます。その中に一際大きな体の中年エルフが居ました。けれど、体が大きいだけで、他のエルフの様な早く手正確な手さばきは出来ないし、飾り作りやプレゼント作りにも自信がありませんでした。自分はどうしてこんなに出来ないのかと悩む事もありました。他のエルフはそんな不器用な彼を、いつも叱ることなく温かな目で見守ってくれていました。パパ・エルフも広い心の持ち主でしたから、バディが失敗しても、ただ優しく声を掛けるだけで、何も叱ったりしませんでした。

体の大きな彼の名前は、バディと言いました。バディは、実は、人間でした。バディが赤ちゃんの時に、サンタクロースが間違えて袋に入れて持ってきてしまったのです。その赤ちゃんの家の場所は分かりませんでしたので、まだ子どもの居なかったエルフがバディのパパとして育ててくれたのです。本当のパパの居場所は長らく分かりませんでした。

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映画『エルフ サンタの国からやってきた』のあらすじ【承】

ある日、パパ・エルフは、バディに本当のことを告げました。「お前は、本当はエルフじゃないんだ、人間の子なんだ」と。バディは目を丸くさせましたが納得したようでした。なんせこの大きな体、エルフな訳がありません。しかし、僕の本当の父親とは、一体どこに居るのでしょうか。そもそもバディは、人間が暮らしている世界に行った事などありませんでしたから、想像も出来ないでしょう。

パパ・エルフは、大事な一人息子のバディを、本当の父親の元へ行かせました。それが本当の幸せだと思ったのでしょう。これから、どんなことが起こり、待ち受けていても、バディは探して見せます。人間界に行く事になったバディは、皆に挨拶をしました。バディは、とても心が明るくなっていました。雪だるまのおじさんや他の粘土動物達が、バディを送り出しました。「行ってきます!」と明るいバディの声は歌声のように鳴り響き、一気に人間界へ辿り着きました。パパ・エルフは、バディに人間界に行った際の、重要な忠告をしていました。「人間界には、街頭や電柱、手すりなどに、ガムが張り付いている事があるが、それは試食用じゃない。食べるな!」です。

映画『エルフ サンタの国からやってきた』のあらすじ【転】

人間界は、なんて素晴らしいところなんでしょう。だって、ぐるぐる回る扉に、世界一のコーヒーショップ、それに食べ放題のガムがあるではありませんか!嬉しくってダンスなんかも踊っちゃいます。もちろん、街の人々には、変な目で見られることこの上なしでしたが…。

バディにとって、唯一の手がかりは、パパ・エルフから貰ったスノードームだけです。中には、エンパイアステイトビルという建物がありました。そこで、バディは遂に本当のお父さんが居るビルへと、辿り着く事が出来ました。とっても大きなビルにバディは、大はしゃぎです。

受付を難なくクリアし、お父さんに会う事が出来ました。ボタンがいっぱいのエレベーターに乗り、全部のボタンを押しちゃいましたから、時間は掛かりましたが。
とにかく、バディは、「パパ!僕だよ!覚えてる?大好きだよ!」と言いアピール。一方、突然現れた、エルフ姿の中年男性に困惑するのは、ウォルターです。びっくりして警備員を呼びバディは外に追い出されてしまいました。すると、目の前に楽しそうなビルがあるではありませんか!バディは何も迷わず、デパートに入って行きました。そこでは、歌声の美しい女性エルフが働いていました。もちろんコスプレですが…バディは、デパートのショーウィンドーで、一晩眠りに着きました。

また、父親の元へ向かいました。クリスマスプレゼントを渡す為です。今日は、クリスマス・イブです。何か良い事がありそうな気がします。

映画『エルフ サンタの国からやってきた』の結末・ラスト(ネタバレ)

ウォルターは、若くして妻に先立たれ、小さな息子は行方不明になり、再婚していました。現在は、仕事に追われ、新しい妻と小学生の息子が一人居たのでした。そして、忙しくて構ってあげれない自分の息子と不仲になっていました。

バディは、またもや警備員…ではなく、今度は警察に逮捕され、留置所に入れられていました。ウォルターを呼んで欲しいとだけ言って、警官はウォルターを呼び出すと着てくれました。嬉しくなったバディは、ウォルターに甘えようとしましたが、もちろん拒否されました。ウォルターは仕方なく家で一緒に食事をする事にしました。息子は、「変なヤツ。」と言って突然やってきた中年男性を見つめます。一緒に住む事になったバディは、ウォルターの職場でお手伝いをし、友人も出来ました。しかし、ウォルターは閑々に怒り、仕事も上手く行かず、バディに八つ当たりしてしまいました。バディはクリスマスの夜、寒い雪の中に一人ぼっち。すると、空から何か降ってきます。「サンタクロースだ!」と叫び必死に走って行きました。

公園の前には大きな音で、人々やマスコミが駆けつけていました。サンタクロースは、バディに会うと「皆のクリスマスを信じる心のパワーが少なくて落ちてしまったんだ」と悲しんでいました。バディが修理しても上手く飛べません。すると公園警備隊が馬に乗ってやってきます。「早く早く!」とサンタクロースはバディに言います。その時です。歌声が町中に鳴り響き、デバートで会った女性、ジョヴィーに続き、ウォルター家族とそこに居た人々が歌いだし、クリスマスの心が戻って行ったのです。それを見ていたテレビ越しの人々が一緒に歌うとトナカイは空へと走り出します。

そして、また一つの家族に戻る事が出来たバディは、ジョヴィーとの間に子どもを儲け、エルフの国で幸せに暮らしたのです。

映画『エルフ サンタの国からやってきた』の感想・評価・レビュー

突如人間界に降りたバディが、様々な経験や体験をし、人間界に馴染んでいく姿がほっとした。一人息子として大事に育ててきたパパ・エルフの決意が父親らしく、感動した。実の父親がバディを見たときの素っ気ない対応が寂しかったが、バディの人想いで優しい部分に心を開いていき、また好意を寄せていたジョヴィーとの関係も上手くいくシーンが見所である。トナカイに力を与えるために、ジョヴィー筆頭にみんなが歌い出すシーンも見所である。バディの行動に元気を貰えた映画であった。(女性 20代)


中年のおじさんがエルフの格好をしている姿は、初めはインパクトがあったが、見ていると気にならなくなった。むしろ、可愛く思えた。サンタ工房でのおもちゃ作りに勤しむエルフ達が微笑ましかった。子供の頃に見たら、サンタやエルフの存在など夢が膨らんで楽しい作品だと思う。人間の世界に無知なバディが、心のまま動いている姿がおもしろかった。見ていると笑顔になれる作品だと思う。ジョヴィー役のズーイー・デシャネルがとてもキュートだった。(女性 30代)


クリスマス前に見たくなるこの作品。子供向けのクリスマス映画と言うと『ホーム・アローン』や『ジングル・オール・ザ・ウェイ』が有名ですが、私はこの作品も大好きです。この作品のイメージが強すぎて、私の頭の中では「エルフ=おじさん」になっています。
クリスマスが近づくと子供のためにせっせとプレゼントの準備をするエルフ。その中に紛れた「おじさんエルフ」は、実は人間だったというストーリー。
笑いがありつつ、ほっこり優しい気持ちになれるので、親子で楽しめる作品になっています。(女性 30代)

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