12000作品を紹介!あなたの映画図書館『MIHOシネマ』

映画『ファンタスティック・フォー』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ファンタスティック・フォー』の概要:テレポートの実験中の事故により、科学者リード達は人知を超えた能力を手に入れる。地球を破壊しようとする邪悪な敵を倒すため、リード達は困難を乗り越えて結束する。マーベル・コミックが誇る人気タイトルの映画化作品。

映画『ファンタスティック・フォー』の作品情報

ファンタスティック・フォー

製作年:2015年
上映時間:100分
ジャンル:SF、アクション
監督:ジョシュ・トランク
キャスト:マイルズ・テラー、ケイト・マーラ、マイケル・B・ジョーダン、ジェイミー・ベル etc

映画『ファンタスティック・フォー』の登場人物(キャスト)

リード・リチャーズ / Mr.ファンタスティック(マイルズ・テラー)
天才科学者。幼い頃から素晴らしい才能を発揮するが、周囲に認められず悔しい思いをしてきた。『量子ゲート計画』の実験中の事故が原因で、手足がゴムのように伸びる体質に変化する。
ベン・グリム / ザ・シング(ジェイミー・ベル)
リードの幼馴染みの親友。リード達に協力したため事故に巻き込まれ、醜い形相の岩男になってしまう。
スーザン・ストーム / インビジブル・ウーマン(ケイト・マーラ)
ストーム博士の養女。パターン解析の専門家。事故の影響で、体を透明にする能力を得る。
ジョニー・ストーム / ヒューマン・トーチ(マイケル・B・ジョーダン)
スーザンの弟。壊した車の代償に実験に参加する。事故の影響で体から火を放つ能力を手に入れる。やんちゃで無鉄砲な性格。
ヴィクター・フォン・ドゥーム / Dr.ドゥーム(トビー・ケベル)
『量子ゲート計画』の創案者。中欧の小国ラトヴェリア出身。ひねくれ者で、自分以外の人間を見下している。実験中に転送された惑星で溶岩に落ち、恐ろしい姿になる。スーザンに想いを寄せている。
フランクリン・ストーム(レグ・E・キャッシャー)
『量子ゲート計画』の監督をする科学者。スーザンとジョニーの父親。
ハーヴェイ・アレン(ティム・ブレイク・ネルソン)
NASA から派遣された政府関係者。

映画『ファンタスティック・フォー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ファンタスティック・フォー』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ファンタスティック・フォー』のあらすじ【起】

リード・リチャーズは幼い頃から天才的科学者であった。ある日、リードは転送装置に必要な部品を入手するため、級友ベン・グリムの親が経営するスクラップ工場に侵入する。リードを発見したベンは、リードの発明の手伝いを始める。その日から、二人は無二の親友になる。

7年後、リードとベンは高校の科学コンテストで転送装置を発表するが、審査員の教師陣には全く理解されない。科学者のフランクリンとスーザンのストーム親子が、リードに声をかける。フランクリンは、リードが作った装置が自分達が進める『量子ゲート計画』に必要なものだと気付いている。

フランクリンの勧誘を受け、リードはバクスター財団の研究所に越す。充実した設備に興奮したリードは、図書館で勉強中のスーザンに話しかける。パターン分析専門家のスーザンは、リードの思考パターンを分析してみせる。

バクスター財団の重役達の会議が開かれ、フランクリンは量子ゲート計画について報告する。フランクリンは、リードの他に計画の創案者ビクターを参加させると表明する。

ゲート計画を横取りされたと思い込んでいるビクターは、長らく自宅に閉じこもっている。フランクリンはビクターの家を訪れ、ゲート計画に復帰するよう説得する。スーザンが計画に参加することを知ったビクターは、研究施設に戻ることを承諾する。

フランクリンの息子ジョニーは、腕の良いメカニックである。カーレースで壊した父親の車を弁償するため、ジョニーは渋々ゲート計画に参加する。

共同で作業を進める中、リード達は次第に邂逅する。

映画『ファンタスティック・フォー』を無料視聴できる動画配信サービスと方法
映画『ファンタスティック・フォー』を無料視聴できる動画配信サービスと方法を分かりやすく紹介しています。

映画『ファンタスティック・フォー』のあらすじ【承】

転送装置を完成させたリード達は、猿を使って実験を行う。猿の乗った移送ポッドは、時空を超えて未開の惑星に無事到着する。実験の成功を受け、リード達は次回は自分達が装置に乗り込もうと意気込む。

NASAから派遣されたハーヴェイ博士が、実験の視察に研究所を訪れている。ハーヴェイは、今後ゲート計画には政府が介入することを通告する。リード達は自分達の実験が政府に横取りされるのではと危ぶむ。

その夜、酒に酔ったリード、ビクター、ジョニーは、政府より先に転送装置を使おうと決める。ロードはベンに電話をかけて施設に呼び出す。リードはベンを二人に紹介し、転送装置に乗り込むメンバーに加える。

防護服を着用した四人は、移送ポッドに入って転送を開始する。

リード達はある未知の惑星に到着する。緑色のエネルギー体が惑星の土中を流れており、一行はエネルギー体の発生源を発見する。調査中、ビクターがエネルギー体の塊の中に手を差し入れると、エネルギー体は大爆発し溶岩のように流れ出す。

流れ出るエネルギー体から逃げる途中、ビクターはエネルギー体の渦の中へ転落してしまう。リード、ベン、ジョニーは移送ポッドに入るが、故障のため転送が開始できない。緊急事態に気付いたスーザンが施設から手動で転送を行い、三人は地球に帰還する。

転送装置が稼働した衝撃で、施設は炎上する。

エネルギー体の影響を受け、リード達の身体は変異する。リードの体はゴムのように伸縮するようになり、スーザンは身体組織が透明になる。ジョニーは体から炎を発し続け、ベンは岩のような恐ろしい姿になる。

4人は政府の秘密施設エリア57に収容される。ある日、リードは天井のダクトを通って脱走する。ベン達は、リードが自分達を見捨てて逃げ出したと思い失望する。

映画『ファンタスティック・フォー』のあらすじ【転】

1年後、ベン、スーザン、ジョニーは、治療と引き換えに政府への協力を強いられている。政府の軍関係者達は、新しい転送装置を開発して世界を掌握しようと企む。

既に兵器として登用されているベンに続き、ジョニーの実戦投入が決定する。血の気の多いジョニーは乗り気だが、フランクリンは息子の出撃を何としてでも止めようとする。

フランクリンはスーザンに相談し、リードを見つけて新しい装置を完成させる提案をする。フランクリンは、新しい転換装置で惑星へ行き、再度エネルギー体を浴びることでスーザン達が元の体に戻れると考えている。

スーザンは身を隠しているリードの痕跡を追い、パターン解析によってリードの居場所を突き止める。

リードはある中東の国に身を潜め、エネルギー体を解明するための研究を単身続けている。突如、政府から派遣された部隊が、リードの住処に乗り込んでくる。リードはゴム化する身体能力を使って部隊を退けるが、突然現れたベンによって捕らわれる。

施設へ移送される間、リードはベンに対し、必ず治療してみせると誓う。

1年振りに会うリードに、スーザンは複雑な表情を見せる。フランクリンやジョニーとの再会を喜ぶのも束の間、リードは新しい転送装置の完成を急かされる。リードの参加により、開発は一気に進む。

装置が完成し、政府が選んだ科学者達が惑星へ転送される。惑星に到着した科学者達は、溶けた金属のような形相に変貌したビクターに遭遇する。衰弱状態のビクターは保護され、転送装置に使って地球へ運ばれる。

映画『ファンタスティック・フォー』の結末・ラスト(ネタバレ)

施設で回復したビクターは、惑星を救うために地球を滅ぼすと宣言する。ビクターは自分の能力を使って、ハーヴェイを始め施設の職員達を次々と殺していく。

フランクリンは、ビクターの暴走を止めようと説得を試みる。惑星こそが自分の故郷だと考えるビクターに、地球への未練は無い。ビクターは、駆けつけたスーザンとジョニーの目の前でフランクリンを殺害する。

ビクターは転送装置に乗り込み惑星へ戻る。ビクターの操作により、空中に巨大なブラックホールが開く。リード達は、穴に吸い込まれ惑星に飛ばされる。

ブラックホールは地球のあらゆるものを吸い込んでいく。ビクターは地球上の全ての生命体を惑星のエネルギーへと変換しようとする。

リード達はビクターを止めようと攻撃するが、全く歯が立たない。スーザン、ベン、ジョニーは瀕死の重傷を負い、リードは一人ビクターに立ち向かう。一年前のように皆を見捨てたくないビクターは、必死にビクターに対抗する。

再び立ち上がった仲間達との協力攻撃により、リードはビクターを倒す。空中に舞い上がったビクターの身体はブラックホールに吸い込まれて消滅する。ビクターの死と同時にブラックホールは閉じ始め、4人はすんでのところで地球へ帰還する。

数日後、政府関係者はリード達に国家の安全保持への協力を依頼する。リード達は、自由行動と研究施設の使用を条件に、平和を守るために戦うことを誓う。

リード達は、政府が秘密裏に運営している大規模な研究施設に移る。4人は、自らのチームを『ファンタスティック・フォー』と名付ける。

映画『ファンタスティック・フォー』の感想・評価・レビュー

アベンジャーズとは又別のマーベルヒーローチーム「ファンタスティックフォー」の誕生を描いた物語。ヴィランには機械的な見た目が特徴のDrドゥームが登場する。量子ゲート計画で作られた転送装置で辿り着いた惑星の未知のエネルギーに触れた事で超能力を得た4名と、そのエネルギーを全身に浴びてしまい、猟奇的な力を手に入れたDr.ドゥームとの対決は見物である。又、アベンジャーズもそうだが、マーベル作品は、こういった特異的な力を持った人物と政府が対立、もしくは軍事利用しようとする構図があり、人間社会におけるそれぞれの立場の確立というのもマーベル作品の楽しみの一つといえるだろう。(男性 30代)


能力を身につけた四人がそれぞれの個性を活かしながらビクターと戦って勝利を収める。その場面がこの作品の見せ場だと思うのだけれど、僕にとって印象的だったのはリードが学生時代に瞬間移動装置を作る研究をしていた時のいきいきした様子でした。

そして大人になり、同じ装置を開発している企業の幹部から勧誘されて、ジョニー、スーザン、ビクターの四人で瞬間移動装置開発に取り組む、研究熱心な姿勢にとても刺激を受ける作品でした。(男性 40代)

みんなの感想・レビュー