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映画『ファム・ファタール(2002)』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『ファム・ファタール(2002)』の概要:美しき悪女が裏切りと非情な犯罪を繰り返して自分の欲望を満たしていく。そして男たちは魔性の女に翻弄される。ブライアン・デ・パルマ監督作品。2002年公開のアメリカ・フランスの合作映画。

映画『ファム・ファタール』の作品情報

ファム・ファタール

製作年:2002年
上映時間:115分
ジャンル:アクション、サスペンス、フィルムノワール
監督:ブライアン・デ・パルマ
キャスト:レベッカ・ローミン=ステイモス、アントニオ・バンデラス、ピーター・コヨーテ、エリック・エブアニー etc

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映画『ファム・ファタール』の登場人物(キャスト)

ロール/リリー(レベッカ・ローミン=ステイモス)
ロールの背景などはよくわからないが、ブラックをリーダーとする窃盗団の一味に加わっていた。リリーはロールそっくりのフランス人女性で、つい最近夫と一人娘を亡くして自殺しようとしていた。
ニコラス・バルド(アントニオ・バンデラス)
うだつの上がらないパパラッチのカメラマン。
ブルース・ワッツ(ピーター・コヨーテ)
ソフトウェア会社を経営していたがその後大学に入り直して外交を学び、アメリカ政府の外交官となる。
ブラック・タイ(エリック・エブアニー)
窃盗団のリーダーで、ロールに裏切られ7年間刑務所に収監される。
ラシーン(エドゥアルド・モントーン)
ブラックの相棒。ロールの行方を追っている。

映画『ファム・ファタール』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ファム・ファタール(2002)』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ファム・ファタール』のあらすじ【起】

ブラックをリーダーとする窃盗団の一味は、カンヌ国際映画祭の会場で1000万ドル相当のダイヤを盗む計画を立てていた。ダイヤはモデルのヴェロニカが身につけるアクセサリーに散りばめられており、ロールはレズビアンのヴェロニカをトイレで誘惑して宝石を偽物とすり替える。ブラックはヴェロニカの用心棒を殺し、ラシーンは会場を停電させる工作をする。逃走経路の鍵を盗んでくる守衛も手配してあった。

計画は順調に進んでいたが、殺し損ねていた用心棒がトイレへ入ってきてブラックと撃ち合いになり、ブラックは腹を撃たれる。ロールはブラックを裏切ってヴェロニカを逃し、停電した会場からダイヤを持って逃走する。

黒髪のかつらをかぶって変装したロールはパリにいた。ブラックは逮捕され、ラシーンはロールの行方を追う。パパラッチのバルドは自宅アパートの2階から美しいロールの写真を撮っていた。

写真を撮られていることに気づいたロールは目の前の教会へ逃げ込む。そこでなぜか彼女は“リリー”と呼ばれ、見知らぬ夫婦がロールを追ってくる。ロールは偽造パスポートの受け渡し場所であるホテルの部屋へ逃げ込む。しかしすでにラシーンが先回りしており、もみ合いのすえ、ロールは階下へ突き落とされる。

映画『ファム・ファタール』のあらすじ【承】

気を失っていたロールは夫婦に保護され、見知らぬ家にいた。そこは最近夫と娘を亡くしたリリーという女性の自宅で、ロールとリリーは瓜二つだった。夫婦が出かけた後、ロールはリビングでリリーのパスポートとアメリカ行きの航空券を見つける。これで逃亡できると安心してお風呂に入っていると、リリー本人が帰ってくる。

夫と娘を亡くして絶望していたリリーはアメリカで再出発するつもりだったが航空券が見つからず、遺書を書いて銃で頭を撃ち抜く。ロールは物陰から全てを見ていた。ロールはリリーになりすまして飛行機に乗り込み、隣の席にいたアメリカ人のワッツと話をする。

7年後。バルドは新任のアメリカ大使ワッツの夫人の顔写真を撮る仕事を依頼される。ワッツ夫人はなぜか写真を嫌い、今のところ彼女の顔写真は1枚もなかった。バルドはワッツ邸前で夫人の顔写真を撮ることに成功する。ワッツ夫人はリリーとなったロールだった。

刑務所から出所したブラックはラシーンとパリへ向かい、バルドの自宅前で、ある女を追いかけダイヤの行方を問いただす。しかし女は口を割らず、トラックにはねられて死亡する。そこでブラックたちはポスターとなったロールの顔写真を目撃する。

映画『ファム・ファタール』のあらすじ【転】

ロールは車で邸を抜け出し、その後をバルドのバイクとワッツの用心棒であるシフの車が尾行する。シフの車はブラックたちに乗っ取られていた。ロールはアダルトショップの2階で何かを購入し、男に銃を突きつけられる。バルドはその様子をカメラに収めていた。

しかしロールは無事で、ホテルの部屋へ入る。バルドは彼女に接触を試みる。彼女の顔にはアザがあり、夫に別れ話をしたら暴力を振るわれたとバルドに説明する。彼女は銃を所持しており、バルドは彼女が自殺することを心配していた。ロールはバルドを誘惑して肉体関係を持った後、服もカバンも銃も預けるから自分の車で薬屋へ行って、喘息の薬を買って来てくれと頼む。バルドはロールを信用して薬屋へ行くが、ロールの裏切りによって警察に逮捕されてしまう。

警察はバルドがワッツ夫人を誘拐したのではないかと疑っていたが、ワッツの顧問弁護士がそれを否定したのでバルドは釈放される。ロールはバルドを犯人に仕立て偽装誘拐事件を起こし、ワッツから金を巻き上げようとしていた。バルドはズルズルとロールの罠にはまっていく。しかしバルドは密かにロールとの会話を録音しており、身代金の受け渡し場所へ来たワッツにこれはロールが仕組んだことだと暴露する。企みを暴露されたロールはワッツとバルドを無情に殺す。この一部始終をブラックたちが見ており、彼らはロールを痛めつけて川へ投げ込む。

映画『ファム・ファタール』の結末・ラスト(ネタバレ)

ロールはリリーの自宅の風呂場で目を覚ます。ロールは湯船の中で眠り込んでおり、これまでのことは全て夢だった。しかし夢の通りにリリーが帰って来て、自殺を図ろうとする。ロールはリリーを止めて航空券を返し、“優しい男と出会う”と予言してリリーの背中を押す。旅立ったリリーは空港へ送ってくれたトラックの運転手に、娘の形見の水晶のネックレスをプレゼントする。

7年後。バルドは自宅アパートのベランダでワッツの妻と3人の子供の写真を撮ってくれという依頼を受ける。自宅前のカフェではヴェロニカがロールに盗んだダイヤの分け前を渡していた。しかしロールと別れた後、ヴェロニカはブラックとラシーンに追われる。すぐ近くの道路をあの運転手のトラックが走っていた。トラックのバックミラーにはリリーにもらった水晶のネックレスがかけられていた。バルドはベランダからロールの写真を撮り、ロールは遠方からこの騒ぎを心配そうに見ていた。ヴェロニカが捕まりそうになった時、角を曲がったトラックの水晶が太陽に反射して運転手がハンドル操作を誤り、トラックはブラックとラシーンへ突っ込んで行く。2人は後方にいた軽トラックの鉄柵に串刺しとなり命を落とす。ヴェロニカは騒ぎに紛れて姿を消す。

バルドは下へ降りて“よければ一杯”とロールに声をかける。どこかで会ったかと尋ねるバルドに彼女は“夢の中でね”と答えるのだった。

映画『ファム・ファタール』の感想・評価・レビュー

主演のレベッカ・ローミンの美しさが際立っている作品でした。まさに悪女にピッタリ!冒頭のダイヤを盗み出すために、モデルのヴェロニカをトイレで誘惑するシーンはとてもエロティックでドキドキしました。ヴェロニカが身に着けるダイヤをあしらった蛇の衣装?も印象的でした。怒涛のラストは驚きの展開で伏線回収も面白く、テンポも良く、音楽、映像がとても素晴らしかったです。とても不思議で、まるで白昼夢を見ているような錯覚に陥る作品でした。(女性 30代)

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