映画『レインメーカー』のネタバレあらすじ結末と感想 | MIHOシネマ
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映画『レインメーカー』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『レインメーカー』の概要:誠実な新人弁護士が正義と貧困層の弱者を守るため悪徳保険会社とエリート弁護団に立ち向かう。原作はジョン・グリシャムの「原告側弁護人」。監督と脚本はフランシス・フォード・コッポラが務め、主人公の新人弁護士をマット・デイモンが演じている。1997年公開のアメリカ映画。

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映画『レインメーカー』の作品情報

レインメーカー

製作年:1997年
上映時間:135分
ジャンル:ヒューマンドラマ
監督:フランシス・フォード・コッポラ
キャスト:マット・デイモン、クレア・デインズ、ジョン・ヴォイト、ダニー・デヴィート etc

映画『レインメーカー』の登場人物(キャスト)

ルーディ・ベイラー(マット・デイモン)
貧困家庭に育ち、苦労して大学のロー・スクールを卒業する。その後司法試験に合格し、晴れて新人弁護士となる。アル中の父親が母親を虐待していた。正義感があり、誠実。
ケリー・ライカー(クレア・デインズ)
18歳で妊娠して結婚したが、その後流産した。夫からひどい虐待を受けている。
デック・シフレット(ダニー・デヴィート)
大手保険会社に勤務した経験を活かして、ストーンの法律事務所で保険がらみの案件を専門に担当している。しかし弁護士資格は持っていない。
レオ・F・ドラモンド(ジョン・ヴォイト)
大手法律事務所のエリート弁護士で、破格の弁護料を取っている。誠実さのかけらもない弁護士だが、腕は立つ。G・ベネフィット保険会社の顧問弁護士。
ブルーザー・ストーン(ミッキー・ローク)
かなり危ない法律事務所の経営者で、FBIからもマークされている。貪欲で悪知恵が働く。
ドニー・レイ・ブラック(ジョニー・ホイットワース)
白血病を宣告された若者。G・ベネフィット保険会社に保険金の支払いを請求するが拒否され、骨髄移植手術が受けられない。ブラック家が起こした訴訟がルーディの初仕事となる。

映画『レインメーカー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『レインメーカー』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『レインメーカー』のあらすじ【起】

ルーディは公民権訴訟で活躍した弁護士に憧れ、苦労して学費を作り大学のロー・スクールを卒業する。しかし貧困家庭育ちのルーディには何のコネもなく、不本意ながらバイト先のオーナーが紹介してくれたストーンの法律事務所に就職する。ストーンは仕事の仕方も生活ぶりもマフィアのボスのような弁護士だった。

ルーディは大学の実習で、資産家の老婦人バーディーの遺言書作成とG・ベネフィット保険会社相手の訴訟の法律相談を受けていた。ストーンは保険がらみの案件に詳しいデックを紹介してくれる。デックは確かに経験豊富だったが、弁護士資格は持っていなかった。

ルーディはさっそくベネフィット社への訴訟を考えているブラック家を訪ねる。ブラック家は貧困家庭だったが、保険料は全額支払っていた。数ヶ月前に息子のドニー・レイが白血病を宣告され、保険金の支払いを請求したがベネフィット社はこれを拒否。その後7回も拒否通知が届き、さらにブラック家を侮蔑する言葉まで書き記してあった。ルーディは賠償額の3分の1を報酬とする契約で委任状にサインをもらう。医療費が払えないため移植手術を受けられないドニーの容態は日に日に悪化していた。

孤独な老婦人のバーディーは全財産をテレビタレントに譲りたいと考えていた。宿無しだったルーディはバーディーの屋敷の離れを貸してもらえることになり、彼女と親しくなっていく。バーディーの資産は数百万ドルと言われていたが、その後の調べでそのほとんどが残っていないことがわかる。それでもルーディはこの老婦人に親切だった。

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映画『レインメーカー』のあらすじ【承】

デックに連れられ事故にあった患者を探しに病院を訪れたルーディは、そこで夫からひどい虐待を受けて入院しているケリーと出会う。ルーディの母親もアル中だった父から虐待を受けており、ルーディはケリーに同情する。彼女には頼れる人がおらず、離婚を申し出たら夫に殺されると怯えていた。ルーディはケリーに“僕が守る”と約束し、2人は徐々に惹かれあっていく。

ルーディは司法試験に合格し、晴れて弁護士となる。ストーンはお祝いにルーディとデックにご馳走してくれ、2人に5500ドルものボーナスを出すと言い出す。デックは不法行為と脱税疑惑でFBIからマークされているストーンがいよいよまずいのだと感じ、ルーディに独立話を持ちかける。2人はボーナスを元手に小さな事務所を立ち上げ、ストーンの事務所から独立する。その後デックの予想通りストーンは逮捕される。

ベネフィット社の顧問弁護士のドラモンドはすぐに7万5000ドルで和解を提案してくる。やる気のないヘイル判事にも和解しろと言われるが、ルーディはこの取引に抵抗を感じていた。ところがヘイル判事が急死し、担当が黒人で民権派の元弁護士だったキプラー判事に交代する。キプラー判事のおかげでルーディは勇気が湧き、闘いを続けることにする。

映画『レインメーカー』のあらすじ【転】

事前にルーディが申請していた4人の証人のうち最も証言の欲しかったジャッキー・レンジマックという女性社員とラッセル・クロキットという社員は裁判が決まってから会社を辞めていた。これは会社にとって不利となる証人を厄介払いするドラモンドたちの陰謀であることは明らかで、ルーディは怒りを募らせる。

病状が悪化していたドニーがついに死亡し、ベネフィット社は17万5000ドルで和解を提案してくる。ドニーの母親は闘う気力を失くしていたが、ルーディの励ましで裁判を続けることにする。ルーディたちはドラモンドたちが盗聴していることを逆手にとって法廷に立つが、敵は手ごわかった。原告側はベネフィット社に1000万ドルの賠償請求を求めており、母親はその全てを白血病協会に寄付すると決めていた。しかしドラモンドは次々と原告側を追い詰める作戦をぶつけてきて、なかなか光は見えない。

ケリーは再び夫からひどい暴力を受け、ルーディに助けを求める。ついに離婚を決意したケリーを守るため、ルーディは彼女を匿う。ある夜、着替えを取りに自宅へ帰ったケリーとルーディは、帰宅してきた夫に襲われてしまう。このままでは殺されると感じたルーディは金属バットで夫を殴り、ケリーはルーディを逃して自らトドメを刺す。ケリーは逮捕されるが、後に正当防衛が認められ釈放される。

映画『レインメーカー』の結末・ラスト(ネタバレ)

裁判は佳境を迎えていた。ルーディはデックにレンジマックを探してもらい、彼女から真相を聞き出す。ベネフィット社には全ての請求を拒否するマニュアルがあり、被保険者は何度も拒否通知を受け取るうちに諦めることが多かった。これは万が一訴訟を起こされても和解金を支払う方が安く済むというベネフィット社の汚いやり口だった。

レンジマックは証言台に立ってくれるが、ドラモンドから更生施設にいたことや上司と不倫していたことを暴露され、事実は捻じ曲げられてしまう。いよいよ最高責任者キーリーの証人喚問が明日に迫り、ルーディとデックは最後の準備をする。

ストーンのアドバイスで盗難資料である査定マニュアルが証拠品に採用され、ベネフィット社のやり口が法廷で暴露される。キーリーは不当な請求をふるい落とすためだと言い訳するが、ほとんどの請求を拒否しているという資料を見せられ口をつぐむ。さらにキーリー自身が“骨髄移植は一般的な治療法で骨髄クリニックへの投資は財政的に有益だ”と会議で発言しており、骨髄移植は保証の対象外となる実験的医療だと主張していたドラモンドの言い分も覆すことに成功する。最終弁論ではダニーの映像を見てもらい、ルーディたちは陪審員の評決を待つ。

陪審員は原告の訴えを認め、現実的損害賠償金として15万ドル、さらに懲罰的損害賠償金として5000万ドルの支払いをベネフィット社に命じる。しかしベネフィット社はすぐに破産宣告をして、賠償金を支払わなかった。それでもダニーの家族は満足していた。

新人弁護士ルーディの活躍は大きな話題となるが、ルーディは弁護士を辞めケリーと静かに暮らす人生を選ぶ。これはルーディが誠実な人間であるための選択だった。

映画『レインメーカー』の感想・評価・レビュー

マット・デイモンの若い頃の作品で、初々しさと頼りなさが際立っています。その分、ダニー・デヴィートの狡猾さや頼もしさが強調されています。
弁護士もので裁判シーンも多いのですが、相手側が盗聴器を仕掛けてくるなど内容はスパイ映画やサスペンスもののようです。
最も印象に残るのは、亡くなったドニーの遺したビデオメッセージが法廷で再生されるシーンです。新米弁護士VS巨大企業のありきたりなストーリーですが、この最後のシーンは素晴らしいです。裁判に勝ちはしたものの、少し暗めの終わり方なのも印象的です。(女性 30代)


知的で、落ち着いていて、芯のある役柄と、若かりしマッド・デイモンの相性は抜群だった。物語は正義の弁護士見習いが、弱者を救済しようと奮闘するというもの。裁判絡みの話は若干ややこしいものの付いていける展開ではあるが、弁護士の描かれ方が両極端すぎる気がする。情に厚いか、私利私欲に固執するか。作品では後者が悪のような描き方をしていて、前者は主に主人公であるが顧客のプライベートに踏み込み過ぎるのは正直いただけない。(男性 20代)

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みんなの感想・レビュー

  1. トウシュ より:

    タイトルのレインメーカーとは巨額の賠償金を稼ぎ出す弁護士を指す言葉。つまりそうなるのは確定的なのですが、いかにも経験の浅いマット・デイモンが危なっかしく見えて忘れてしまうのでハラハラする。ストーリーとしてはよくある企業賠償請求訴訟を扱ったものでおおまかな流れについても目新しさはない。その分安心して観ていられるので暇つぶしにはいいだろう。ただ弁護士になると良い人間ではいられないというのはいくらなんでも皮肉すぎるだろう。

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