映画『マウス・タウン ロディとリタの大冒険』の概要:2006年のアメリカとイギリス合作のアニメである。お金持ちのペットとして暮らしていたネズミのロディがハプニングをきっかけに「マウス・タウン」へと行った先での出来事を描いている。
映画『マウス・タウン ロディとリタの大冒険』 作品情報
- 製作年:2006年
- 上映時間:84分
- ジャンル:コメディ、アニメ
- 監督:デヴィッド・バワーズ、サム・フェル
- キャスト:ヒュー・ジャックマン、ケイト・ウィンスレット、シェーン・リッチー、アンディ・サーキス etc
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映画『マウス・タウン ロディとリタの大冒険』 評価
- 点数:70点/100点
- オススメ度:★★★☆☆
- ストーリー:★★★☆☆
- キャスト起用:★★★☆☆
- 映像技術:★★★★☆
- 演出:★★★☆☆
- 設定:★★★☆☆
[miho21]
映画『マウス・タウン ロディとリタの大冒険』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)
映画『マウス・タウン ロディとリタの大冒険』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む
映画『マウス・タウン ロディとリタの大冒険』 あらすじ【起・承】
イギリスのお金持ちの家の「ペットのネズミ」として日々を満喫していたロディ。
飼い主達が旅行に出たのをきっかけに、人形や車のおもちゃを使いのびのびと家中で騒いで過ごして居た。
ある日下水道から登ってくる謎の影が。それはドブネズミの「シド」だった。
家の食べ物を勝手に食べ、TVをつけ陣取ったシド、汚れた姿で部屋を汚しながら「ここ快適だからずっと居たいな」などこぼすのを聞いたロディは自分の地位も危ういと、慌てて追い出そうとした。サッカー中継を満喫していたシドを下水に帰そうと目論むロディ。
しかし水洗トイレをジャグジーと偽る作戦が、まんまとバレてしまい逆に自分が地下へと落とされてしまったのだ。
流される途中でファインディング・ニモと出会い思わず「…」のロディ。
下水の地下の中をビクビク進むロディ、途中ナメクジ達が口笛を吹いて不気味な演出までしている始末。メソメソしつつも叱咤しながら着いた先は、ネズミの暮らす街だった。
戻りたいロディは、どうにか帰る方法を探す。
人間の暮らす街へ行くには、船長をしているリタが頼みの綱であることを聞く。
リタを見つけたエロディは、彼女も命を狙われている身なので一緒に逃げるハメに。
しかし捕まってしまった2匹は、ヒキガエルの元に連れて行かれる。
ギャング達のボスは、ヒキガエルで、元々はチャールズ皇太子のペットと言うのだ。
元々はリタの父親の物だったルビーをリタが持って行ってしまっていたので怒っていたのだ。
ロディが高級住宅街出身と聞いたヒキガエルは、自分のコレクションを披露し始めた。
映画『マウス・タウン ロディとリタの大冒険』 結末・ラスト(ネタバレ)
ヒキガエルの事は、彼の大事にしていたコレクションへの失言をきっかけに怒らせてしまった。
氷漬けにされそうになる2匹は、持っていたクリップを使って縄を切り、危機一髪脱出。
再びルビーを手にしたリタは、さっさと逃げてしまう。
どうにかついて行ったロディは、彼女の大所帯の家に迎えられる。
裕福では決して無い暮らしをしているネズミ達を見て、おぼっちゃまのロディは、戸惑うが心の豊かさを持つリタや家族に惹かれて行く。
上の街から来た話になり、上の暮らしの寂しさを思い出してしまうロディ。
ロディは、リタが裏切り者と思い、勝手に船で脱出。
しかし誤解だったと知ったロディは再びリタと合流する。
しかし、ネズミ達の地下タウンを狙う者の姿があった。
それはヒキガエルで、ネズミの街からカエルの街へと変貌を企んでいたのだ。
そのまま、一時リタと家に戻って来る事が出来たロディ。
ロディの小屋を見たリタは、ここで1人きりだったの?と悲しそうな顔をする。
しかしシドの話から、人間界ではサッカーの試合の間、人がトイレを我慢している為、それが解禁されてしまうと多くの下水が活性化してマウス・タウンが危機に陥ってしまうと知る。
再びヒキガエル達に捕まってしまったリタ。
リタのおかげで家に戻れたロディだが、リタの家族や街の人々の温かさが恋しい上に、ヒキガエルの陰謀を知った為、再びマウス・タウンへと下水の中へ。
ペットネズミの座はシドに譲り、シドに協力してもらいマウス・タウンへと戻る。
サッカーで盛り上がるマウス達を目に、リタを救出したロディ。
ロディは隙を見て液体窒素の管を引き抜き、ギャング達を凍らせ始めた。
下水の濁流が迫る中、ナメクジ達も叫びながら逃げて来た。
脚が凍ったまま動けないでいるヒキガエルの舌も固定し、動きを封じたロディ。
水は津波の様に流れ込んできたが、液体窒素で固める事に成功。
街は濁流に飲み込まれる事から逃れるのだった。
街の人々はリタを助けたロディを見つけ、ヒーローとして迎い入れた。
映画『マウス・タウン ロディとリタの大冒険』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『マウス・タウン ロディとリタの大冒険』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
子供に少し難しいコメディ
パロディ映画の様に感じる部分が多い為、子供には少し難しいかもしれない。
ディズニーのキャラクターなどニモもどきを始め、色々出てくるので、元のネタや小ネタがわかる人にはくすっと笑える作品となっている。
映像の綺麗さもあって、マウス・タウンに行くまでは勢いのあるストーリーなのだが、街についてからやギャングとの絡みが始まると少しだれてしまうかもしれない。
細かく作られているのだが、何となくあらすじの予想が出来てしまう事とキャラクターが好き嫌いのわかれる容姿なので、コメディ好きの大人向けアニメーションと言える。
豪華な声優陣
アメリカとイギリスの合作と言われる今作だが、アメリカ視点、イギリス視点が微妙な雰囲気で少し気まずさもあるかもしれない。
サッカー中継の最中での、この「ロディ流され事件」なので、家に乗り込んできてサッカー中継をシドが観ている間、人種差別に近いノリで進んでしまうシーンもあるのだ。
そこでの各国の人種に対しての、微妙な風刺で気分が変わる人もいるかもしれない。
コメディなのでそれで理解出来るかもしれないが、人の好き嫌いは分かれるかもしれない。
声優陣が豪華俳優による物で、作品の中のパロディもディズニーネタや007など人気映画から持ってきている小ネタが多い。
豪華さの光る作品だが、内容自体は冒険と言うより少しおとなしい感じを受けるかもしれない。
残念なのは、冒険かコメディか少し半端になっていたので、もう少しお笑い度か、キャラクターを子供向けにするなど、どこかに特化した方が良かったかもしれないと言う所である。
映画『マウス・タウン ロディとリタの大冒険』 まとめ
主人公もネズミなのだが、あまりネズミらしく見えないスマートさがあり違和感があった。
同じくドブネズミのシドもあまりねずみの様に見えない上に、「ドブネズミ」と「ペットのネズミ」との差別化が出来ていなかった様に感じてしまう外見だった。
ねずみに見えない外見なので、シドのゲップを出す下品さや粗暴さが目に余る人もいるかもしれない。
それ以外は、すんなり物語に入っていけるので、あまり「ネズミ」を意識せず冒険アニメの如く観ると充分楽しめる作品である。
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