この記事では、映画『フリードキン・アンカット』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『フリードキン・アンカット』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0050621
製作年 | 2018年 |
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上映時間 | 107分 |
ジャンル | ドキュメンタリー |
監督 | フランチェスコ・ツィッペル |
キャスト | ウィリアム・フリードキン フランシス・フォード・コッポラ エレン・バースティン ウェス・アンダーソン |
製作国 | イタリア |
映画『フリードキン・アンカット』の登場人物(キャスト)
- ウィリアム・フリードキン
- 映画監督。一大センセーションを巻き起こした「エクソシスト」や「フレンチ・コネクション」などで知られる。特に1971年の「フレンチ・コネクション」は成功を収め、同年のアカデミー賞でも主要部門を総なめにした。以降も物議を醸しながらも作品は高い評価を受け、後年はオペラの演出も手がけた。
- エレン・バースティン
- 「エクソシスト」の主演女優。当時のエピソードやフリードキンの人となりを振り返る。
- ウェス・アンダーソン
- 映画監督。「エクソシスト」の本質について分析する。
- フランシス・フォード・コッポラ
- 映画監督。フリードキンとは同年代の監督で、自身の監督作「カンバセーション…盗聴…」に主演したジーン・ハックマンについてフリードキンから助言をもらっている。
映画『フリードキン・アンカット』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『フリードキン・アンカット』のあらすじ【起】
「歴史の中で注目すべき人物は二人。ヒトラーとキリストだ。それは極端な例だからだ」
映画監督ウィリアム・フリードキンのこの言葉でインタビューは始まった。
まず「エクソシスト」に主演したエレン・バースティンのインタビュー。彼女は言う。「この映画に出てからホラーの脚本がよく送られて来る。でも全部だめ。冒頭から非現実的なの。だから観客は感情移入できない。この作品がこれだけヒットし観客が怖がったのは、現実的な地点から映画が始まるからよ」
映画監督のウェス・アンダーソンのインタビュー。「ホラー映画は怖ければいいってもんじゃない。登場人物に親近感を抱けるかどうかが重要なんだ。エクソシストは、本当に怖いシーンはわずかだ。他のシーンは親近感を抱かせるためにある。悪魔を扱った作品だが身近にある本当の出来事に思えて来るんだよ」
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映画『フリードキン・アンカット』のあらすじ【承】
映画監督のフランシス・フォード・コッポラのインタビュー。「もし私が同じテーマで映画を作るなら、悪魔は暗示するだけにとどめた。でもウィリアムは悪魔をはっきり描いた。しかも何度も。相当な自信がないとできないことだ」
フリードキンも撮影時を回想し、キャスティングについてのエピソードを話す。「カラス神父役はステイシー・キーチに決定していたが、たまたまジェイソン・ミラーのブロードウェイ作品を観に行った。彼はピュリッツァー賞を受賞したが、当時はそれだけで食って行けず牛乳配達をしていたらしい。舞台の後彼に会ったが、雰囲気は最悪だった。当初の予定通りカラス役はキーチで話が進んだが、すぐにミラーから連絡が来た。” 自分はかつて神父になろうと神学校に3年通ったが挫折した。カラスは自分だ”。そう聞いてピンときた。プロデューサーに”ミラーでいく。彼が出演しないなら映画を撮らない”と話した」
映画『フリードキン・アンカット』のあらすじ【転】
自らのこれまでのキャリアを語るフリードキン。「私の両親はユダヤ系ウクライナ移民だった。高校を出てTV局に勤めるが、最初の2年間は郵便の仕分けをしていた。70年代の他の映画監督はみな映画学校に行って映画を学んだ。しかし、自分はそうじゃないから一緒にしてほしくない」
撮影監督ケイレブ・デシャネルのインタビュー。「ウィリアムはワンテイクしか撮らない。シドニー・ルメットなんかも同じだが、それでもいい映画を撮る。キューブリックのように何百回とテイクを重ねる監督もいるのに。」フリードキンもいう。「リハーサルなんかやらない。リハーサルは臆病者かバカがやることだ」
また、監督も俳優も芸術家なんかではなく、職業であり仕事なのだという。「仕事をこなした先に、芸術が生まれることもあるかも知れないが、本当の芸術家は少ない。フリッツ・ラング、フェリーニ、アントニオーニ、H・G・クルーゾー、チャップリン、バスター・キートンくらいだ」
映画『フリードキン・アンカット』の結末・ラスト(ネタバレ)
「LA大捜査線/狼たちの街」(1985)のキャスティングについて、出演者のウィレム・デフォーが語る。「監督からオファーを受けた時、”とにかく今回は無名の俳優でやりたい。無名がいいんだ”と何度も言うんだ。有名な俳優を使うとそこに背景が見えてしまう。それを避けたかったらしい」
映画監督ダリオ・アルジェントについて語るフリードキン。「現実を超えた世界を撮れる監督には敬意を感じる。私はまだ現実を抜け出せるような作品を撮れていない」
また、どこの映画祭であれコンペ部門には決して出品しないというフリードキン。「評価なんて主観にすぎない。映画に優劣をつけるなんてくだらない。審査員なんてクソ食らえだ」そう言った後、「これでいいかい?」とつぶやき、笑いながら席を立つフリードキンだった。
映画『フリードキン・アンカット』の感想・評価・レビュー
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映画『フリードキン・アンカット』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『フリードキン・アンカット』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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