この記事では、映画『白い肌の異常な夜』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『白い肌の異常な夜』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0043702
製作年 | 1971年 |
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上映時間 | 104分 |
ジャンル | スリラー |
監督 | ドン・シーゲル |
キャスト | クリント・イーストウッド エリザベス・ハートマン ジョー・アン・ハリス ダーリーン・カー |
製作国 | アメリカ |
映画『白い肌の異常な夜』の登場人物(キャスト)
- ジョン・マクバニー(クリント・イーストウッド)
- 南北戦争に従軍する北軍側の伍長。瀕死の重傷を負って動けなくなっているところを、近くの女学園の生徒エミーに助けられる。手当を受けて体調は回復に向かうが、学園の女性たちの欲望の的となり翻弄されることになる。
- マーサ・ファーンズワース(ジェラルディン・ペイジ)
- ファーンズワース女学園の園長。兄が行方不明となり、1人で学園を切り盛りしているが、戦争の影響で経営状況は芳しくない様子。教師のエドウィーナに助力を得ようとしていた矢先、マクバニーがやって来て事態は思わぬ方向に展開する。
- エドウィーナ・ダブニー(エリザベス・ハートマン)
- ファーンズワース女学園の唯一の教師。運び込まれたマクバニーの世話係となる。父親が女好きだったことから男性を信用しておらず恋愛経験もないため、マクバニーに優しくされてすぐに虜になってしまう。
- キャロル(ジョー・アン・ハリス)
- ファーンズワース女学園で学ぶ17歳の女生徒。園長やエドウィーナの目を盗んで、ことあるごとにマクバニーを誘惑。思い通りにならないと、何をしでかすか分からない恐ろしい一面も覗かせる。
- エミー(パメリン・ファーディン)
- ファーンズワース女学園で学ぶ12歳の少女。森でキノコを採っている最中に、重傷を負ったマクバニーを偶然発見し、学園に連れ帰る。出会った時に口づけされてマクバニーに恋愛感情を抱く。ランドルフという名前の亀を大事に飼っている。
- ハリー(メエ・マーサー)
- 学校で働く召使の黒人女性。当初婚約者の黒人男性と共に働いていたが、出て行ってしまった。マーサの兄に乱暴されそうになった過去がある。
映画『白い肌の異常な夜』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『白い肌の異常な夜』のあらすじ【起】
1863年のアメリカ、南北戦争の末期。南部にある森の中でキノコを採っていた12歳の少女エミーは、瀕死の重傷を負った北軍の伍長ジョン・マクバニーを発見。自分が寄宿生活しているファーンズワース学園に連れて帰る。
ファーンズワース学園はマーサという慈善家が運営する小さな学校だった。マーサを手伝う唯一の教師エドウィーナを始め、エミーら数名の女生徒、それに黒人奴隷の女性ハリーなど女性ばかりが共同生活をしていた。
怪我人とは言え敵軍の兵士。マーサーは治療を施したらマクバニーを当局へ引き渡すつもりだった。やがて南軍の小隊が学院の前を通りかかる。しかし、捕虜が酷い虐待を受けているのを見て、マーサはマクバニーを引き渡すのを躊躇う。そして、ひとまず傷が癒えるまで、看護することにしたのだった。
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映画『白い肌の異常な夜』のあらすじ【承】
マクバニーの体調が快方に向かい、会話ができるようになると、学園の女性たちはハンサムな彼のことを男として意識し始める。これまで長いこと女性だけで暮らしてきた彼女たちにとって、マクバニーはどうしようもなく女心をかき乱す存在だったのだ。
中でも年頃の生徒キャロルはマクバニーへ積極的にアプローチし始める。理由をつけて授業を抜け出し彼の部屋へ忍び込み、いきなり口づけするという大胆な行動まで取る。一方教師のエドウィーナも世話をしている内にマクバニーに夢中になってしまう。マクバニーもやがて心優しい彼女へ想いを寄せていった。
マクバニーはベッドから起き上がれるようになり、エミーが納屋で見つけた松葉杖で散歩できるまでになった。その矢先、エドウィーナとマクバニーが仲良さそうにしているのを見たキャロルが嫉妬。北軍兵士がいるという合図の青い布を門にくくりつけてマクバニーを売ろうとする。当然ながら通りかかった南軍のパトロールに捕まりかけるマクバニーだったが、マーサの機転と咄嗟に真似た南部訛りのおかげでどうにか事なきを得る。
映画『白い肌の異常な夜』のあらすじ【転】
キャロルはそれからもしつこくマクバニーに言い寄って彼を翻弄する。彼女の誘いを断ると何をされるか分からないという恐怖から、マクバニーも彼女を刺激しないように振る舞う。
やがて、唯一厳しい態度を取っていたマーサも突如態度を軟化させ、「男手が必要なのでここに残ってほしい」と提案する。マクバニーとワインを酌み交わしながら語り合ったその夜、マーサは施錠していたマクバニーの部屋の鍵を開放すると告げ、自分の部屋に戻った。マーサもマクバニーに対する肉欲を抑えられなくなっていたのだ。
マクバニーを巡って女たちの思惑が交錯し、マーサ、エドウィーナ、キャロルの三人はお互いに疑心暗鬼に陥っていく。
一方、追い出されると困るマクバニーはマーサの部屋に向かう。しかし、階段でキャロルが待ち構えており、また何をされるか分からないため、彼女の誘いに応じてベッドで体を重ねる。
映画『白い肌の異常な夜』の結末・ラスト(ネタバレ)
その後、エドウィーナが物音に気づいてキャロルの部屋に向かい、二人の情事を目撃して発狂。揉み合っている内にマクバニーは階段から転落し、足を骨折してしまった。するとマーサが「放置すると壊疽するから切断するしかない」と言い始め、マクバニーが気を失っている間に彼の右足をノコギリで切断してしまう。翌日、目を覚ましたマクバニーは事実を知って怒り狂うが、逃げ出すこともできなくなり途方に暮れる。
マクバニーはマーサの部屋に忍び込んで銃を盗み、引き出しにあった手紙のやり取りをみて兄妹が恋愛関係にあったことを知る。マーサの弱みを握ったマクバニーは「これからは俺がここの支配者だ。気の向いた女を指名して遊ぶことにする」と女生徒たちを脅しつける。このままでは自分たちの命が危ないと考えたマーサは、エミーにキノコを取りに行くように言い、マクバニーを夕食に招待する。表向きは和解のためだったが、マクバニーの好物であるキノコ料理には毒が盛られていた。
女たちは皆で協力してマクバニーの死体を片付け、何事もなかったようにまた学園生活が始まるのだった。
映画『白い肌の異常な夜』の感想・評価・レビュー
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映画『白い肌の異常な夜』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『白い肌の異常な夜』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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