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映画『Fukushima 50』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『Fukushima 50』の結末のあらすじをネタバレありで解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『Fukushima 50』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『Fukushima 50』の結末のストーリー
  • 『Fukushima 50』を見た感想・レビュー
  • 『Fukushima 50』を見た人におすすめの映画5選

映画『Fukushima 50』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0047616

製作年 2019年
上映時間 122分
ジャンル ヒューマンドラマ
伝記
監督 若松節朗
キャスト 佐藤浩市
渡辺謙
吉岡秀隆
緒形直人
製作国 日本

映画『Fukushima 50』の登場人物(キャスト)

伊崎利夫(佐藤浩市)
福島第一原発1・2号機の当直長。責任感が強く、部下からの信頼も厚い。幼い頃、福島第一原発が建設されるのを見て育つ。
吉田昌郎(渡辺謙)
福島第一原発の所長。伊崎とは同期で仲が良い。親分肌で、現場の作業員の命と生活を大切に考えている。
内閣総理大臣(佐野史郎)
地震発生後、首相官邸内の危機管理センターにて指揮を執る。感情的な発言が多い。

映画『Fukushima 50』のネタバレあらすじ

映画『Fukushima 50』のストーリーの結末をネタバレありで解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『Fukushima 50』の結末・ラスト(ネタバレ)

今後の方針にみんなが頭を抱えていたとき、作業員から2号機の格納容器の状態が非常に危険である、という報告を受ける。最悪の事態を想像した吉田所長は、若者を除いた50名ほどの作業員を残し、それ以外の者たちには避難を命じる。残った者たちは、死を覚悟して家族に連絡を取る。為す術もなく、各々が時間をやり過ごしていると、なぜか2号機の格納容器内圧力が下がっていることに作業員が気づく。2号機建屋の周りをよく見てみると、壁面パネルに剝がれている箇所があったのだ。どうやら、このことが最悪の事態を防いでくれたようだ。

地震から3年経った2014年春。伊崎は、福島の帰宅困難地域に咲いた桜を見に来ていた。その前年、食道がんで亡くなった吉田所長が生前伊崎宛に手紙を送っていた。その手紙を桜の下で読んだ伊崎は、満開の桜の下で吉田所長に語りかける。

映画『Fukushima 50』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

福島第一原発事故の真実を、現場で命懸けで戦った人たちの視点から描いた『Fukushima 50』。特に佐藤浩市さん演じる伊崎の覚悟に胸を打たれました。メルトダウンの恐怖と闘いながら、自分たちを犠牲にしてでも国を守ろうとする姿勢に、ただただ敬意を抱きました。重く、心に刻まれる一本です。(20代 男性)


観終わった後、言葉が出ませんでした。ニュースでは知っていたつもりでも、実際に現場でどれほど壮絶な状況だったかを、リアルに突き付けられました。特に、家族との別れを覚悟するシーンでは涙が止まりませんでした。生死の狭間で戦った「普通の人たち」の強さに心を打たれました。(30代 女性)


『Fukushima 50』は、ただの災害映画ではありませんでした。極限状況の中で、人間の尊厳と責任を問いかける重厚なドラマでした。渡辺謙さん演じる吉田所長の冷静沈着な指揮ぶりには感動すら覚えました。安全神話に頼り切った社会への警鐘としても、今観るべき映画だと感じました。(40代 男性)


個人的に、こんなにも日本映画で泣いたのは久しぶりでした。特に印象に残ったのは、作業員たちが「自分たちは帰れないかもしれない」と知りながら現場に残る決断をする場面。家族の写真を見ながら最後の覚悟を決めるシーンは、胸が苦しくなりました。多くの人に観てほしいです。(50代 女性)


福島第一原発事故という、あまりに重いテーマを真正面から描いたこの作品。事実に基づいているからこそ、ドラマチックな演出以上に「現実の怖さ」が迫ってきました。現場で命をかけた人々に対する尊敬と感謝の気持ちが改めて湧き上がりました。日本人なら必見だと思います。(10代 男性)


『Fukushima 50』を観ながら、現場で働く人たちの心の葛藤や恐怖に思いを馳せずにはいられませんでした。誰かが残らなければいけない、その選択の重さが痛いほど伝わってきます。エンタメというより、「伝えるべき記録」としての意味を持つ映画だと感じました。(30代 男性)


ラストシーン、真っ黒な画面と静寂の中で語られる事実に、心が締め付けられました。巨大な組織や国を動かすのは、結局は現場に立つ一人一人の勇気なんだと痛感しました。特別なヒーローではなく、名もなき人々の戦いこそ本当に尊い。静かながら、心に響く映画でした。(40代 女性)


当時ニュースで見ていたはずなのに、現場の人たちがどんな想いで対応していたかをこの映画で初めてリアルに知った気がしました。危険とわかっていながら現場にとどまり続けた彼らの覚悟に、ただただ頭が下がります。もっと多くの若い世代にも観てほしい映画だと強く思いました。(20代 女性)


事故の責任論や政治の混乱も描かれていましたが、それ以上に「現場の人間ドラマ」にフォーカスした点が素晴らしかったです。家族への想い、使命感、恐怖、絶望――そのすべてがスクリーンを通じて痛いほど伝わってきました。あの日の出来事を絶対に忘れてはいけないと強く感じました。(50代 男性)


『Fukushima 50』は、東日本大震災という未曾有の災害の中で、最前線にいた人たちの静かで壮絶なドラマを描いた作品です。カメラが捉える細かい表情や、緊張感漂う音楽の使い方も素晴らしかったです。特に、ギリギリの判断を迫られるシーンは手に汗握る緊張感でした。(30代 女性)

映画『Fukushima 50』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『Fukushima 50』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

ディープウォーター・ホライゾン

この映画を一言で表すと?

人間の勇気と絶望が交錯する、実話ベースの海上災害ドラマ。

どんな話?

2010年に起きた史上最悪の海上油田事故を題材に、作業員たちが極限状態の中で生き延びようとする姿を描いた実話映画です。爆発、火災、混乱…極限状況で試される人間性に、手に汗握る展開が続きます。圧倒的な臨場感と迫力が魅力です。

ここがおすすめ!

『Fukushima 50』と同じく、現場で命をかけた人々の奮闘をリアルに描いています。実際の事故に忠実に基づいた演出と、感情に訴えかける人間ドラマが観る者の胸を打ちます。マーク・ウォールバーグの熱演も必見です。

チェルノブイリ(海外ドラマ)

この映画を一言で表すと?

未曽有の原発事故を克明に描く、衝撃の社会派ドラマ。

どんな話?

1986年にソ連で起きたチェルノブイリ原発事故を、圧倒的なリアリズムと緻密な脚本で描いた全5話のミニシリーズです。事故の瞬間から、隠蔽、混乱、被害拡大までを克明に追い、当時の緊張感と恐怖をリアルに再現しています。

ここがおすすめ!

『Fukushima 50』を観て現場の恐ろしさに心を打たれた方なら、このドラマの緻密な描写にも圧倒されるでしょう。政治、科学、倫理が絡み合う人間ドラマも濃厚で、観終わった後に重い余韻が残ります。必見の社会派作品です。

タワーリング・インフェルノ

この映画を一言で表すと?

高層ビル火災の恐怖と人間ドラマを描いた、パニック映画の金字塔。

どんな話?

超高層ビルで発生した大火災の中、救助と脱出を目指す人々を描いた1970年代の大ヒットパニック映画です。壮大なセットとリアルな特殊効果で、火災の恐ろしさと人間の葛藤を生々しく再現しています。古典ながら色褪せない名作です。

ここがおすすめ!

絶望的な状況下でも諦めずに戦う人間たちの姿は、『Fukushima 50』に通じるものがあります。パニック映画でありながら人間ドラマとしても重厚で、見ごたえ十分。スティーブ・マックイーン、ポール・ニューマンら名優たちの競演も魅力!

日本沈没(2006年版)

この映画を一言で表すと?

日本全土を襲う未曽有の天災に立ち向かう、人間ドラマと希望の物語。

どんな話?

大規模な地殻変動によって日本列島が沈没していくという衝撃の設定のもと、人々のサバイバルと愛、国家の危機管理を描いたディザスタームービーです。壮大なスケールの中に、個人の葛藤や愛情も丁寧に描かれています。

ここがおすすめ!

『Fukushima 50』が描いた危機と対峙する人々の姿に共感した人なら、この映画のスケール感と人間ドラマにも惹き込まれるでしょう。自然の脅威に立ち向かう日本人の誇りと絆が胸に響きます。

サリュート7

この映画を一言で表すと?

宇宙空間で極限の危機に挑む、実話に基づくサスペンスドラマ。

どんな話?

1985年、故障したソ連の宇宙ステーション「サリュート7」を修復するため、宇宙飛行士たちが命がけのミッションに挑む様子を描いた実話ベースの映画です。地球から孤立した中での緊迫感と、人間の勇気が描かれます。

ここがおすすめ!

限界状況に追い込まれながらも使命感と連帯感で困難に挑む姿は、『Fukushima 50』にも通じるテーマです。宇宙を舞台にしたサスペンスながら、感情に訴えかける人間ドラマとしても非常に優れた作品です。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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