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映画『Fukushima 50』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『Fukushima 50』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『Fukushima 50』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0047616

製作年 2019年
上映時間 122分
ジャンル ヒューマンドラマ
伝記
監督 若松節朗
キャスト 佐藤浩市
渡辺謙
吉岡秀隆
緒形直人
製作国 日本

映画『Fukushima 50』の登場人物(キャスト)

伊崎利夫(佐藤浩市)
福島第一原発1・2号機の当直長。責任感が強く、部下からの信頼も厚い。幼い頃、福島第一原発が建設されるのを見て育つ。
吉田昌郎(渡辺謙)
福島第一原発の所長。伊崎とは同期で仲が良い。親分肌で、現場の作業員の命と生活を大切に考えている。
内閣総理大臣(佐野史郎)
地震発生後、首相官邸内の危機管理センターにて指揮を執る。感情的な発言が多い。

映画『Fukushima 50』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『Fukushima 50』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『Fukushima 50』のあらすじ【起】

2011年3月11日PM2:46、東北地方太平洋沖地震が発生し、福島第一原子力発電所は大きく揺れる。さらに、そこへ津波がやってくる。作業員たちの予想をはるかに超えた高さの津波により、非常用の電源さえも使えなくなってしまう。

電源が失われるということは、原子炉が冷却できなくなる。冷却できなくなった原子炉では、内部の圧力が上がってしまい、限界を超えてメルトダウンが起こる。それは原子炉が爆発することを意味する。これを防ぐには、冷却水を流すバルブを手動で開けて、原子炉を冷やすことが必要となる。

中央制御室にいる当直長・伊崎の指示のもと、作業員が体を張り、バルブを開けることに成功する。一方免震棟では、本社から無茶な命令ばかりが投げかけられ、吉田所長は苛立ちを隠せない。伊崎と吉田所長は、最終的に冷却炉内部の蒸気圧を下げるベントを行う必要があるという認識を確認し合う。

しかし、ベントを行うということは、作業員には多大な危険を伴う。さらには大気中に汚染物質である放射能を放出してしまうことを意味する。伊崎は若者を省いたベテラン作業員6名をベント要員に選定する。

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映画『Fukushima 50』のあらすじ【承】

近隣住民の避難が完了し、いざベントを実行しようとするも、現場からの必要な情報がなかなか上がってこないことに苛立った総理大臣が視察に来るという。吉田所長はその対応に追われ、なかなかベントを実行できない。なんとか総理に説明をし、ようやくベント作業開始となった。

ベント作業には、MO弁とAO弁を開ける必要があった。まずは2名の作業員のお陰で、MO弁を開けることに成功した。次に別の2名の作業員がAO弁に向かった。しかし、AO弁がある場所付近は既に高熱で、放射線量も危険な数値を示したため、作業員たちはベントを断念せざるを得なかった。

伊崎らが今後の方針を模索していたところ、AO弁を開くことに成功した、との報告があった。吉田所長の指示のもと、外部からコンプレッサーによって空気を送るという手法を用いていたのだ。情報が共有されていないことに、伊崎は吉田所長に怒りをぶつける。

映画『Fukushima 50』のあらすじ【転】

突如、爆発音が響く。1号機が水素爆発を起こしたのだ。なんとか繋いだ電源ケーブルも破損してしまう。注水用の真水も底を尽き、吉田所長は海水注入を指示する。しかし本店からは、注入する海水に含まれる不純物が再臨界という大きな事故を引き起こすかもしれない、ということから、海水注入の中止を命令される。他に打つ手もない吉田所長は、表向きには現場に従った振りをさせて、実際には海水注入続行を指示していた。

3号機の放射線量もみるみる上昇していく。中央制御室には5名だけを残し、伊崎は若手作業員たちを連れて免震棟へ一旦避難する。吉田所長は作業員たちに頭を下げ、危険を伴う屋外作業をお願いする。

1号機の爆発の2日後には3号機までもが爆発する。一時現場は騒然とし負傷者が出るも、死者は0名という報告に吉田所長は安堵する。伊崎たちは危険も顧みず中央制御室に残した5名の作業員の元へ向かい、彼らの安全を確認し、業務の交代を申し出る。さらなる危険を予想した吉田所長は、協力企業の作業員へ撤収を呼びかける。

本店のテレビ会議を通して、激昂した総理から「撤退などありえない」と言われ、吉田所長は自身の尻を出し抗議する。

映画『Fukushima 50』の結末・ラスト(ネタバレ)

今後の方針にみんなが頭を抱えていたとき、作業員から2号機の格納容器の状態が非常に危険である、という報告を受ける。最悪の事態を想像した吉田所長は、若者を除いた50名ほどの作業員を残し、それ以外の者たちには避難を命じる。残った者たちは、死を覚悟して家族に連絡を取る。為す術もなく、各々が時間をやり過ごしていると、なぜか2号機の格納容器内圧力が下がっていることに作業員が気づく。2号機建屋の周りをよく見てみると、壁面パネルに剝がれている箇所があったのだ。どうやら、このことが最悪の事態を防いでくれたようだ。

地震から3年経った2014年春。伊崎は、福島の帰宅困難地域に咲いた桜を見に来ていた。その前年、食道がんで亡くなった吉田所長が生前伊崎宛に手紙を送っていた。その手紙を桜の下で読んだ伊崎は、満開の桜の下で吉田所長に語りかける。

映画『Fukushima 50』の感想・評価・レビュー

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映画『Fukushima 50』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『Fukushima 50』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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