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映画『GAGARINE/ガガーリン』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『GAGARINE/ガガーリン』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『GAGARINE/ガガーリン』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0068117

製作年 2020年
上映時間 98分
ジャンル ドラマ
監督 ファニー・リヤタール
ジェレミー・トルイユ
キャスト アルセニ・バティリ
リナ・クードリ
ジャミル・マクレイヴン
フィネガン・オールドフィールド
製作国 フランス

映画『GAGARINE/ガガーリン』の登場人物(キャスト)

ユーリ(アルセニ・バティリ)
ガガーリン団地に住む16歳の若者男性。宇宙飛行士に憧れを抱いており、科学を勉強中。大好きなガガーリン団地を取り壊されるのではないかと、日々脅えている。おとなしく子供に優しい人。ディアナに出会い恋に落ちる。
ディアナ(リナ・クードリ)
ユーリと同世代の女の子。気が強く電気系統にも詳しい。ロマのキャンプで家族や親戚と暮らしている。ユーリにとっては特別な存在。
フサーム(ジャミル・マクレイヴン)
ユーリの親友。ユーリと同じくガガーリン団地に住んでいる。団地の解体が決まると、家族と共に出ていく。
ダリ(フィネガン・オールドフィールド)
若い麻薬売人で、ガガーリン団地付近をうろついている。言葉は悪いが、怖い人ではない。個性的な性格。
ファリ(ファリダ・ラウアジ)
ガガーリン団地に住む初老の女性。ユーリの母を知っており、ユーリの良き理解者。ユーリの頑張りをいつも評価している。

映画『GAGARINE/ガガーリン』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『GAGARINE/ガガーリン』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『GAGARINE/ガガーリン』のあらすじ【起】

パリの郊外に、ガガーリンという名の大きな団地があった。その名は、旧ソ連の宇宙飛行士ユーリ・ガガーリンにちなんで付けられている。

団地には、未成年の若者ユーリが住んでいた。ユーリの母親は、男性と出ていったきり帰ってこない。宇宙飛行士になることを夢見るユーリは、天体望遠鏡で街の人々を観察する。また彼は数式をノートに書き込んで、自主的に古くなった団地内の設備修理に励んでいた。この団地は建物自体がかなり古く、2024年のオリンピックに向けて近々解体になると噂されていたからだ。

ある日ユーリの親友フサームが、近くのキャンプに住んでいるディアナという女の子を団地に連れてきた。ユーリはディアナの紹介で、廃品業者から団地を修復するための資材を調達する。ディアナとユーリは、互いにモールス信号が使えると知り喜んだ。

古くからガガーリン団地に住む人々は温かいコミュニティを形成しており、住人たちと過ごす時間はユーリにとって心地良いものだった。ここに40年住んでいる女性ファリは、ユーリの良き理解者である。

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映画『GAGARINE/ガガーリン』のあらすじ【承】

ある日職員が、団地の建物の老朽度を調べるためにやってきた。調査の結果ガガーリン団地は衛生面や安全面で危険だと判断され、建物の解体が勧告される。住民は、半年以内に団地から退去することを余儀なくされた。

職員が来た騒動でユーリはフサームの父と喧嘩になり、フサームとの交友関係も悪化してしまう。転居を望む者もいたが、大半の人は仕方なく団地を出ていった。この団地に愛着を持っていたファリも、南仏へ引っ越す。そしてとうとうフサームも退去した。

ユーリは母親の恋人の家に引っ越す予定だった。団地を出る予定日の前日、ディアナが遠くのクレーンの操縦席から、ライトでモールス信号を送ってきた。ユーリは「明日出る」とメッセージを送り返す。

だが翌日ユーリが目を覚ますと、テーブルの上に母親の書き置きがあった。母からの手紙には「新しく子供を産む予定でユーリと暮らす余裕がない。フサームの家に行くように」と書いてある。だがフサームとは喧嘩中だった。こうして巨大な団地に、ユーリと麻薬売人のダリだけが取り残されてしまう。団地には業者が入り、主に内部の解体作業が始まった。

映画『GAGARINE/ガガーリン』のあらすじ【転】

ユーリはスマホの動画で、宇宙飛行士たちの暮らす宇宙船内を観察した。そして宇宙船内部の構造を真似て、自分の部屋で電気や水を使えるように改良する。またビニールシートで温室を作り、ズッキーニやトマトなどを栽培した。

ユーリはこの部屋にディアナを招いた。ディアナは宇宙船のような不思議な空間に感動する。そこへは、団地の外でうろついていたダリもやって来た。

その日以来ユーリ、ディアナ、ダリの3人はこの部屋で過ごすようになった。ダリが拾ってきたレコードをかけ、皆で踊る。ユーリとディアナは恋に落ちた。ダリも「今を生きている」と言い満足げである。ある晩ユーリとディアナは、クレーンに上りキスを交わした。

だがそれも束の間、ロマのキャンプが立ち退きとなり、ディアナも家族と別のキャンプに移ることになった。ユーリはロマのトレーラーハウスが壊されるのを、悲しい目で見つめる。

また温室にいたダリも作業員に見つかり、団地から追い出された。冬が来て、ユーリの生活はより一層厳しいものとなる。

映画『GAGARINE/ガガーリン』の結末・ラスト(ネタバレ)

とうとう団地が爆破される日が来た。その日団地の前には元住民が集い、建物を名残惜しそうに眺めている。そこにはファリやディアナの姿もあった。ディアナはユーリの姿が見当たらないので不安に思う。そこで作業員に、中にまだ人がいるかもしれないと訴えかけたが信じて貰えなかった。

ユーリは団地の屋上で水を浴び、焚き火で体を温めた。アスベストのせいでずっと咳込んでいる。

夜になり爆破のカウントダウンが始まった。だがカウントが終わっても爆破は起こらない。その代わり、ユーリの住んでいた8階の全室がピカピカと光った。作業員たちは動揺するが、元住民は笑顔になる。ディアナは光がSOS信号であると気づいた。どこかにユーリがいると確信したディアナは、フサームと建物の中へ入る。

一方全てをやり尽くしたユーリは、ヘルメットを被ったまま屋上に横たわっている。その姿はまるで宇宙飛行士のようだった。ディアナがユーリを見つけ、住民らでユーリを外へ運び出す。目を覚ましたユーリは、SOS信号の光を見て静かに微笑んだ。

映画『GAGARINE/ガガーリン』の感想・評価・レビュー

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映画『GAGARINE/ガガーリン』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『GAGARINE/ガガーリン』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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