2013年のアメリカ映画、殉職した刑事ニックが死後R.I.P.D.(ゴースト警察)となってこの世の悪霊を捕まえる。監督はロベルト・シュヴェンケ、出演はジェフ・ブリッジス、ライアン・レイノルズ。
映画『ゴースト・エージェント R.I.P.D.』 作品情報
- 製作年:2013年
- 上映時間:96分
- ジャンル:アクション
- 監督:ロベルト・シュベンケ
- キャスト:ジェフ・ブリッジス、ライアン・レイノルズ、ケビン・ベーコン、メアリー=ルイーズ・パーカー、ステファニー・ショスタク etc…
映画『ゴースト・エージェント R.I.P.D.』 評価
- 点数:35点/100点
- オススメ度:★★★☆☆
- ストーリー:★★★☆☆
- キャスト起用:★★★☆☆
- 映像技術:★★★☆☆
- 演出:★★☆☆☆
- 設定:★★☆☆☆
[miho21]
映画『ゴースト・エージェント R.I.P.D.』 あらすじ(ストーリー解説)
映画『ゴースト・エージェント R.I.P.D.』のあらすじを紹介します。
ボストンの天才刑事ニック・ウォーカーは庭にいくつかのかけらを埋め、その上にオレンジの木を植えた。出勤したニックは相棒のボビーにやっぱり届け出ようと説得するがボビーは贅沢な暮しがしたくないのかと応じようとしなかった。ニックが庭に埋めたのは違法薬物の押収に行った際に偶然発見した金塊だったのだ。一度は横領することを考えたが妻と話をしているうちに気が変わったニックは捜査中どさくさにまぎれてボビーによって殺されてしまう。
気がつくと自分以外のすべてのものが止まっていた、人も炎も風もすべて止まった空間でただひとり歩くニックの頭上の雲が渦を巻いて動きだしそれに吸い込まれていった。ニック以外の人影も無数にありそれらがすべて一点の光に吸い込まれていった。その先は天国・・と思いきや無機質な部屋のパイプいすに座るニック、目の前には長い黒髪の女性がいた。呆然とするニックに私も経験者だから力になると声をかけた後、汚職刑事さんに神の審判かR.I.P.D.に入るか選ばせてあげるとニックに迫る。まだ状況が飲み込めていないニックはまず自分は死んだのだということに納得してからあの世の警察に入るかどうかを聞かれているということをようやく理解する。R.I.P.D.とは審判を逃れてこの世に留まる悪霊たちを見つけ出してあの世に連れ戻す警察機関で任務は100年、勤務地は地元のボストン。天国へ行くためのボーナスポイントになるわよと言われてR.I.P.D.に入る事を決意したニックは口が達者で腕も立つロイシーファス・パルシファーの相棒となって人間界で悪霊を追いかけるのだった。
映画『ゴースト・エージェント R.I.P.D.』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『ゴースト・エージェント R.I.P.D.』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
どうして悪霊はこの世にいてはいけないの?
毎日15万人以上が亡くなっているのでどうしてもすべてを回収する事ができなくてこの世に残ってしまう魂があります。死んだ魂はこの世に残り続けると魂が腐って悪霊になってしまいます、すると自分だけでなく周りのものもどんどん腐っていきます。人でも物でもどんなものでも腐らせることができるため悪霊がいる部屋はどんどん朽ちていってしまうのです。さらに悪霊は腐っているためひどく臭います、だからにおいでも悪霊がいることが分かります。ボビーは人間のふりをしていましたが実は悪霊で、お守りと称して悪霊の臭いがしないものをつけていたのですが、それを外した時家が瞬時に廃屋になって地面が割れてしまうほどだったのでとんでもなくすごく腐った悪霊だったということですね。
ボビーの目的
最初はただの金目的だと思われていたボビーの行動ですが、ある悪霊が同じ模様の金の塊を持っていたことからニックは何か別の意図があるのではないかと疑い始めます。デブのプレスリーもどきやレッドソックス狂いの悪霊の情報屋を追いかけているうちにボビーが“ジェリコの塔”というものを作ろうとしていることがわかります。普通この世とあの世をつなぐのは一方通行のトンネルしかないのですがこのジェリコの塔があればあの世から魂がやって来る事が出来るようになるのです。ボビーはこの塔を完成させてあの世(地獄)にいる魂をこの世に誘導することで自分が地獄に行くのをなんとしても止めたいという意図があったようです。
個人的にはめちゃくちゃ好きな作品なのですが、評価はあまり高くないようです。死後の世界や、悪霊と言った現実味のないテーマが原因だと思いますが、面白くて笑える要素が沢山あるので、子供も楽しめると思います。
ダンディなおやじはスタイル抜群の美女の姿に生まれ変わり、ライアン・レイノルズ演じるイケメンはアジア系のおじいちゃん刑事。この設定が本当に好きです。最初は嫌がりながらも少しずつおじいちゃんの体に慣れていくのも面白くて、クスッと笑ってしまいました。(女性 30代)
映画『ゴースト・エージェント R.I.P.D.』 まとめ
インド料理が苦手というかスパイスを口にすると悪霊の姿に戻ってしまうという設定がなんとも斬新で面白かったです、最初は塩を口にしているのかと思っていました。ケヴィン・ベーコンが出てきた時点であっ、また悪役なのかなと思ったら案の定悪霊のリーダーみたいなことをしてましたね。ケヴィン・ベーコンが出る映画だということだけで観たのですがなかなか楽しい内容でした。この世に来るための装置が何故かトイレだとか、この世の姿がロイは金髪ボインの絶世美女でニックが中国人のおじいさんというのが面白すぎです。銃が人の目にはバナナに見えるのでニックがカッコよく銃を構えてしゃべっているのに周りにはおじいさんがバナナを持って何か言っているとしか映っていないのがイイ。続編でたらうれしいんですが無理かもしれませんね。
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