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映画『銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』の概要:『銀魂 完結編 万事屋よ永遠なれ』は、空知英秋による漫画『銀魂』を原作とする劇場版アニメ第2弾。アニメシリーズのリメイクであった前作とは違い、今作は原作者書下ろしの完全オリジナルエピソード。

映画『銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』の作品情報

銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ

製作年:2013年
上映時間:113分
ジャンル:アニメ、SF、アクション、コメディ
監督:藤田 陽一
キャスト:杉田智和、阪口大助、釘宮理恵、千葉進歩 etc

映画『銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』の登場人物(キャスト)

坂田銀時(杉田智和)
かぶき町で万事屋を営んでいる主人。銀髪の天然パーマがトレードマーク。依頼を受けた仕事中に突然5年後の世界に飛ばされ、様変わりした江戸の町に驚く。5年後の世界の自分は死んだことになっており、存在してはいけない身のため、周囲には外見が違って見えるようにされる。
志村新八(阪口大助)
万事屋の従業員。元々はけた外れに強い銀時や神楽の陰に隠れてその実力はあまり目立たない方だったが、5年後の世界では銀時の死後に神楽とは行動を別にし、銀時愛用の木刀を手に「万事屋新八っさん」と名乗って乱れた治安を守る頼れる存在になっている。
神楽(釘宮理恵)
宇宙最強といわれる戦闘民族「夜兎族」の娘で、万事屋の従業員。5年後の世界では銀時の死後、新八と行動を別にし、巨大犬の定春と共に「万事屋グラさん」として江戸の治安を守っている。
近藤勲(千葉進歩)
真選組の局長だが、5年後の世界ではなぜか囚人に。
土方十四郎(中井和哉)
真選組の副長。5年後の世界では、近藤が逮捕されたことをきっかけに過激攘夷志士となり「誠組」を結成する。
沖田総悟(鈴村健一)
真選組一番隊隊長で、随一の剣の腕前。5年後の世界では人斬りとなり、某キャラクターを思わせる出で立ちに。
桂小太郎(石田彰)
穏健派の攘夷志士だったが、5年後の世界では過激攘夷派となる。
志村妙(雪野五月)
新八の姉。5年後の世界では白詛に感染しており、病床に臥している。
魘魅(磯部勉)
かつて攘夷戦争において銀時が倒した敵。しかし、その実態はナノマシンウイルスであり、銀時に寄生して5年もの間生きながらえていた。ウイルス「白詛」を世界にまき散らし、江戸を荒廃させた張本人。体中に呪符を巻きつけ、笠をかぶっている。

映画『銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』のあらすじ【起】

万事屋は依頼を受け、映画館で映画泥棒を捕まえようとしていた。新八、神楽と3人で映画館内を見回っていた銀時は、映画泥棒を見つける。
ところが、わけもわからない間に映画泥棒によって5年後の世界へ連れていかれてしまう。

江戸はたった5年でそうなったとは思えないほど荒廃しており、銀時は混乱する。ウイルスが蔓延した江戸では、多くの人々が別の惑星に移り住み、今残っているのは貧困者やゴロツキ、そして混乱に乗じて政府を転覆させようと目論む攘夷志士たちくらいだという。

映画泥棒の話によると、この未来の銀時は行方不明(もしくは死亡)となっているらしい。映画泥棒は本来ここにいてはいけない過去の人間である銀時に他の人には別人に見える装置を付けた。

混乱した銀時が映画泥棒を問い詰めると、誤って頭部を破壊してしまい、映画泥棒はそのまま動かなくなる。何が何だかわからない銀時は途方に暮れてその場に立ち尽くす。

追い打ちをかけるようにゴロツキが現れ銀時は襲われそうになるが、そこにとんでもなく強い力を持つ2人の人間が現れる。成長して見た目はずいぶん変わっているが、新八と神楽だった。

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映画『銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』のあらすじ【承】

銀時が持っていた「洞爺湖」と書かれた木刀を手にした新八は「万事屋新八っさん」として乱れた町の頼れる存在となっており、美女に成長した神楽は「万事屋グラさん」として新八とは袂を分かってこちらも江戸の治安を守ろうとしていた。

他人からは別人に見えるようになっているため、「珍さん」と名乗り、映画泥棒に与えられたヒントから平賀源外の居場所を尋ねる。
2人から教えられた場所は、処刑場だった。そこでは源外はじめ、近藤や桂までもが処刑されようとしていた。
そこに現れたのが、土方率いる元真選組の面々と桂の相棒エリザベス。呆気にとられる銀時をよそに、彼らは処刑されようとしていた人々を助けて逃亡する。

救出成功祝いの宴の場で、銀時は今江戸がどうなっているのかを知る。新八の姉・妙は白詛によって病床に臥し、もう末期だという。未来の銀時は白詛の存在を知って何とかしようと動いていたらしいが、その途中で行方不明になってしまったようだ。

目もよく見えなくなった妙が銀時(珍さん)を銀時と間違えたことから、突然現れた銀時は彼らに受け入れられる。

映画『銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』のあらすじ【転】

調べていく中で、ウイルス蔓延の原因が攘夷戦争時代に銀時が戦った敵であることが分かる。その敵・魘魅は確かに倒したはずだったが、その際魘魅に寄生されていたのだ。これを知った銀時らは、魘魅を探す。

探し出した魘魅は、なんと銀時本人だった。行方不明になった銀時は死んだわけではなかったのだ。それどころか、魘魅に寄生された銀時こそがウイルスの根源だった。その肉体は魘魅に支配されていた。

全てを悟った銀時は、世界を元通りにするために過去へ飛ぼうとする。自分自身が完全に魘魅に支配される前に、自分の手で消すために。
未来の自分にその役目を託された銀時は、引き留める新八や神楽を置いてタイムマシーンで過去・攘夷戦争時代へと向かう。

過去の銀時を殺したことで、未来は何もなかったように平和になっていた。新八と神楽が気が付いた時にはほんの少し前の荒廃した世界などなく、そして銀時の存在もなかったことになっていた。

銀時を探して街中を走り、万事屋まで戻るが、そこにはもう万事屋はなかった。新八と神楽は絶望するが、この2人の中の銀時の記憶もついになくなってしまう。

映画『銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』の結末・ラスト(ネタバレ)

自分がなぜここにいるのか、と困惑する2人の前に現れたのは、あの映画泥棒だった。魘魅に支配された未来の銀時によって、過去の自分を消す使命を帯びていた映画泥棒はタイムマシーンとして銀時と共に攘夷戦争時代へ行き、そこで銀時の消滅を見届けた後10年以上をかけてその記憶を持ち続けていたのだ。
今銀時の存在を知るただ一人の映画泥棒の本体は、ロボットのたまだった。

たまによって銀時の存在を思い出した面々は、銀時を救うために過去へ向かう。

あの時過去に戻った銀時が刺したと思ったのは自分(白夜叉)ではなく、すんでの所で過去に来て変装していた仲間だった。

こうして未来から来た仲間と、上意戦争時代の仲間である桂・高杉・坂本・白夜叉と共に魘魅を倒した。
攘夷戦争時代の銀時に魘魅が寄生する前に殺したことで未来は変わった。
役目を終えた未来の仲間たちは1人、また1人と消えていった。

そして、過去でも未来でもない現在、そこにはいつも通りの日常があった。

映画『銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』の感想・評価・レビュー

銀魂の実写映画化が好評で2も絶賛公開中の中、アニメ映画化第2弾の今作。
完全オリジナルストーリーとなっていましたが、しっかりと銀魂らしさが残っていました。
オリジナルストーリーというとほとんどの作品が何かが違うと思われることが多いと思いますが。
恐らく原作がいい意味で節操ないので、無理矢理感がある場面でも逆にいいアクセントとなっていましたので無理なく見れました。
原作ファンにも充分楽しめる作品ではないでしょうか。(男性 20代)


書き下ろしのオリジナルストーリーであるが、登場人物のキャラクターを損なうことなく、いつもの「銀魂」を観ているような感覚で楽しめた。銀魂ならではのドタバタ感やテンポの良さは、今作でも存分に味わうことができる。
実写化を観て興味を持った人は、この劇場版ではなく、まずはアニメを見た方がいいかもしれない。その方が登場するキャラクターのことをもっと理解できるからだ。銀時の過去や真選組との関係など、もともと予備知識があった方が確実に楽しめる。(男性 20代)


週刊少年ジャンプの大人気マンガの劇場版。空知英秋が手がけた新ストーリーである。
今回はタイムスリップ要素を入れ、銀時が5年後の未来に飛んでしまうという設定だ。そこでは成長した新八や神楽とも会うのだが、どこか様子がおかしい。なんとその時代はウィルスが蔓延し、燦々たる状況だったのだ。しかも、その原因が銀時本人というまさかの展開。
桂、土方、沖田など、お馴染みのキャラがオールスターで集結。完結するには惜しいマンガである。(男性 40代)


原作マンガのファンである私は前作はアニメシリーズのリメイクということで安心して見られましたが、今作は完全オリジナルの書き下ろし作品。期待と不安が入り交じりながら鑑賞しました。
結果的にめちゃくちゃ楽しめました。「アニメシリーズ」の良さが消えてしまうのではないかと心配していましたが、いつもの『銀魂』の世界がしっかりとあってそれでいながら劇場版としてのスケールの大きさも表現されていたので大満足です。(女性 30代)


まさか、銀魂でタイムスリップものが見られるとは。しかも、物語の辻褄があっていることにも驚いた。銀魂なら破綻していた方がそれらしい、と言ってしまうと失礼だろうか。

アニメシリーズを追いかけていた人にとっては、今までの集大成という感じで感動もひとしおだ。いろいろな登場人物にスポットがあてられ、ファンサービスも忘れていない。

まあ、完結篇と銘打っておきながら普通にアニメは再開するし、原作に沿ったラストを描いた映画も公開されたらしいのが、いかにも、といったところ。(男性 30代)

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