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映画『今日、恋をはじめます(2012)』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『今日、恋をはじめます(2012)』の概要:『今日、恋をはじめます』は、水波風南による少女漫画原作の実写映画。三つ編みで目立たない真面目な主人公・つばきを武井咲が、美少年で学校一のモテ男を松坂桃李が演じる。

映画『今日、恋をはじめます』の作品情報

今日、恋をはじめます(2012)

製作年:2012年
上映時間:120分
ジャンル:ラブストーリー、コメディ
監督:古澤健
キャスト:武井咲、松坂桃李、木村文乃、山崎賢人 etc

映画『今日、恋をはじめます』の登場人物(キャスト)

日比野つばき(武井咲)
高校入学を機に変わろうと思うも、勇気が出ずに三つ編み・ひざ丈スカートで登校してしまう。同じクラスで隣の席になった椿にはその姿から「昭和女」とからかわれ、目を付けられた挙句ファーストキスを奪われる。
椿京汰(松坂桃李)
学年一の成績を誇り、入学式では生徒代表のあいさつを任される。その一方でルックスもいいため、学校で一番モテる。派手でチャラチャラしており、中学の頃から地味な女を弄んで暇つぶしをしていた。つばきも最初はその一人だったが、接していくうちに本当に好きになってしまう。宇宙工学の道に進もうと思っている。
長谷川西希(山崎賢人)
椿の親友。つばきの妹であるさくらに一目ぼれし、猛アタックする。
日比野さくら(新川優愛)
つばきの妹。真面目で地味な姉とは違い、性格も見た目も派手。最初は椿に目を付けるが、長谷川のアプローチを受け付き合うことに。
菜奈(木村文乃)
椿の中学時代の同級生で元彼女。椿と同様宇宙工学の道を目指しており、留学先から戻って来る。

映画『今日、恋をはじめます』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『今日、恋をはじめます(2012)』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『今日、恋をはじめます』のあらすじ【起】

日比野つばきはおしゃれに興味があるものの、真面目で控えめな性格のためそれを表に出すことができない。高校の入学式の日、スカート丈を短くし、髪をかわいくアレンジしてみるものの、やはり勇気が出ずに中学時代と同様三つ編みとひざ丈スカートに落ち着く。
そんなつばきの一つ下の妹・さくらは、姉とは打って変わって派手好きで、ファッションやメイクが大好き。性格も明るく積極的だ。つばきはさくらの髪をきれいにアレンジしてやり、自分は地味な姿のまま登校する。

つばきは、学校一のモテ男で目立つ椿京汰と隣の席になってしまう。名前が同じということもあり椿に目を付けられ、いかにも勉強しか取柄のないガリ勉でもっさりとした外見のつばきは「昭和女」とからかわれる。そして椿は突然クラス全員の前でつばきのファーストキスを奪い、「俺の女にする」と宣言する。

つばきは突然のことに驚くばかりだったが、その日から地味で目立たない人生は変わっていく。

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映画『今日、恋をはじめます』のあらすじ【承】

椿の「俺の女」宣言によって、つばきは学校中の女子を敵に回したのだった。クラスでは春祭の実行委員を押し付けられてしまう。椿は面白がって自分も立候補するが、その後一向に仕事をしようとしない。

出し物を何にするかクラスで話し合いが設けられるが、誰もつばきの話を聞こうとはしなかった。それでも懸命に実行委員の仕事を全うしようとするが、女子の嫉妬を買っているつばきを助けようとする人はいない。

そんなつばきを見かね、椿は「デートしてほしいと頼めば手伝ってやる」と言う。この上から目線に、つばきは悔しく思いながらも言う通り「デートしてほしい」と頼む。その言葉を聞いた椿は約束通り、実行委員としてクラスをまとめていった。ヒエラルキーの頂点にいる椿の言うことなら誰もが聞くのだ。

春祭当日、クラスの女子達の浴衣の着付けや髪のアレンジを担当したつばきは、それをきっかけに少し打ち解けることができた。

春祭は成功に終わり、つばきは約束通り椿とデートをすることに。当日とんでもなくダサい出で立ちで現れたつばきを見て椿は大爆笑。あまりにもひどいので、そのまま全身をコーディネートし、知り合いのカリスマ美容師に頼んでヘアメイクをしてもらう。

映画『今日、恋をはじめます』のあらすじ【転】

その後カラオケ店に入り、椿は室内の装飾を見ながら星空について語る。星座に詳しい新たな一面を知り、ただチャラチャラしただけの男じゃなかったと好印象を持つが、そこで突然押し倒され、またいい加減な態度を見せられつばきは怒って出ていく。

翌日、椿にもう飽きたから関わらないと一方的に告げられる。椿のいい面を知りつつあったつばきはショックを受ける。

その頃、春祭で椿を見た妹のさくらは、姉を利用して彼に近づこうとする。その結果、勉強合宿をすることになった。メンバーはつばき・さくら・椿・長谷川。海辺にある椿の別荘で勉強することになった。そこで長谷川はさくらを見て一目ぼれする。

その夜、つばきと椿は展望台の望遠鏡で空を見ていた。いつの間にか気まずさはなくなり、お互い惹かれ合っていることに気付く。そして来年のクリスマスに流星群を見ようと約束する。
しかし、つばきの「椿くんが好き」という言葉を聞くと、「お前も同じだ」とどこか失望したようにつぶやき、その日以降避けられるようになる。

椿の過去を知る長谷川から、椿が母親に捨てられてから女性不信になり、遊びでしか付き合えなくなった、と聞く。

それを知り、つばきは椿の誕生日に自分の真っ直ぐな思いを告げる。女が皆同じなわけではないと気づかされた椿は、つばきの思いを受け入れ、2人は付き合い始める。

付き合い始めて1年が経つころ、椿の前に元同級生の菜奈が現れる。彼女は椿の初めての相手でもあった。

映画『今日、恋をはじめます』の結末・ラスト(ネタバレ)

その頃、椿を捨てた母が入院していることが分かる。つばきはお見舞いに行くように言うが、椿はなかなか決心がつかない。その隙に菜奈がアプローチをし、2人の間には溝ができる。

1人になったつばきは、今の自分は何をすべきか考える。宇宙工学に夢中な椿のように、自分がやりたいこととは何か。悩んだ末、大学進学ではなく美容の道に進もうと決意する。そうして、以前お世話になったカリスマ美容師の花野井の元でバイトを始める。

そしてクリスマスイブ。椿は菜奈から一緒に流星群を見ようと誘われるが断る。自分を変えてくれたのはつばきで、彼女でなければだめなんだと告げる。

つばきは1年前の約束通り、展望台に来ていた。椿が来なければ諦める決意だった。
そこに、待っていた椿が現れる。あれから母に会い、長年のわだかまりが解けたことを報告する。「これも全てつばきのおかげだ」と言うと、つばきも「自分が夢を見つけられたのも椿くんのおかげ」と告げる。
1年前の約束通り展望台で流星群を見た2人は、お互いの想いを確かめ合うのだった。

映画『今日、恋をはじめます』の感想・評価・レビュー

べたな恋愛物語ではあるが、何度見てもきゅんとくる、そしてまた恋をしたいなと思える映画であった。徐々に距離が縮まっていく所や、第一印象との違いなど、お互いの気持ちや本来の姿を見つめあい、理解していくシーンが好きだ。松坂桃李と武井咲の共演が実際の美男美女のカップルのようで、親近感を得た。あと一歩が踏み出せなく、なかなか想いを伝えられないモヤモヤした気持ちや、ずっと好きな人を待ってる姿も共感でき、懐かしいなと思える映画でもあった。(女性 20代)


よくある恋愛ストーリーだと感じた。この手の恋愛映画が好きな人にはグッとハマるような、王道中の王道といった印象を受けた。
少し気になったことと言えば、序盤のつばきの地味な姿は、武井咲に似合わなすぎて違和感を覚えた。一応高校に入学するまでずっとその姿だったという設定なので、似合っていないのはおかしい。武井咲が地味な姿を演じるのは無理があったのではないだろうか。
全体的にストーリーも軽すぎず、重すぎず、可もなく不可もなくといった映画だった。(男性 20代)


異性に対して頑なに心を閉ざす男の子と、そこにそっと寄り添い心の支えになると決めた女の子。二人は同じ名前という共通点を持ち、反発しながらもお互い惹かれていく様子は、見ているととても初々しい気持ちにさせてくれる。
高校生の素直な恋の模様が表現されているとても素敵な作品になっていて、原作漫画のファンもきっと好きになるのではないだろうか。漫画の要点がぎゅっとまとめられていて、気軽に見ることができる作品だ。(女性 30代)


地味な女の子が学校一のモテ男と付き合う「夢」のようなラブストーリーはもう飽きるほど見ているはずなのに、今作も当たり前のようにキュンキュンしてしまいました。
序盤は松坂桃李と武井咲の整いすぎた顔立ちがどう見ても高校生には見えず、違和感がありましたが、2人が私服で約束のデートをするシーンは女の子なら誰でも憧れる展開で違和感は全く気にならなくなりました。
ありがちなストーリーですが、キュンキュンしたい時にはおすすめの作品です。(女性 30代)


松坂桃李、武井咲の二人が少女マンガを実写化した作品です。
少女マンガ原作の作品は好きで何本も観ていますが、正直途中で心が折れそうになりました。
松坂桃李演じる椿のキャラクターが現実では考えられない性格なのに、世界観や演出は現実に近く、そのギャップでファンタジーとして楽しめばよいのか、妄想のように楽しめばよいのかが分かりにくかったです。
もっとファンタジーやラブコメに寄せた方が、観やすかったのではないかと個人的には感じます。
ストーリー自体は定番の恋愛もので、イケメンに振り回されるシチュエーションが好きな方にはおすすめです。(女性 20代)

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