12000作品を紹介!あなたの映画図書館『MIHOシネマ』

映画『ゴジラVSメカゴジラ』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ゴジラVSメカゴジラ』の概要:長年人々に愛され続けてきたゴジラシリーズの、記念すべき第20作にあたる作品。ゴジラの子どもの誕生に、ゴジラを破壊するためのメカゴジラの開発など、大きな転機となる一作である。

映画『ゴジラVSメカゴジラ』の作品情報

ゴジラVSメカゴジラ

製作年:1993年
上映時間:107分
ジャンル:アクション、ファンタジー
監督:大河原孝夫
キャスト:高嶋政宏、佐野量子、原田大二郎、小高恵美 etc

映画『ゴジラVSメカゴジラ』の登場人物(キャスト)

青木一馬(高嶋政宏)
ゴジラに対抗するために開発された、メカゴジラのパイロットとして選ばれた男性。今回、大きな事件を巻き起こすこととなる、とあるものを蘇らせてしまう。
五条梓(佐野量子)
青木の同僚。青木と共に、その後世界を震撼させるとんでもないものを復活させてしまう。

映画『ゴジラVSメカゴジラ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ゴジラVSメカゴジラ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ゴジラVSメカゴジラ』のあらすじ【起】

人類は、突如として現れては大きな被害を及ぼしていくゴジラに頭を悩ませていた。そして、そんなゴジラに本格的に立ち向かうために、筑波の地に国連ゴジラ対策センターと対ゴジラ部隊、通称フォースが設立されたのだった。

人類はゴジラと渡り合おうとするものの、ゴジラの力はあまりにも強大で、なかなか計画はうまいかないことが多かった。そんな中、国連G対策センターは一つの作戦に打って出る。それは、メカゴジラ作戦だった。メカゴジラとはその名の通り、機械でゴジラを再現した、ゴジラ用の最終兵器である。

しかし、あまりにも巨大なメカゴジラは自立操縦が難しく、パイロットを必要とした。そのパイロットとして白羽の矢が立ったのが、青木一馬という男性だった。完成に至るまで多くの実験がされてきたメカゴジラだが、青木はメカゴジラの前身となった、対G最終兵器1号機、ガルーダの製作に携わっていた。メカゴジラを操作することは容易ではなく、青木は日々厳しい訓練を積んでいた。

映画『ゴジラVSメカゴジラ』を無料視聴できる動画配信サービスと方法
映画『ゴジラVSメカゴジラ』を無料視聴できる動画配信サービスと方法を分かりやすく紹介しています。

映画『ゴジラVSメカゴジラ』のあらすじ【承】

そして、1994年の頃だった。ベーリング海のアドノア島という場所で、とんでもないものが発見される。それは、明らかに巨大生物が作ったであろう巨大な巣と、そして、その生物が生み出したのであろう卵だった。

その巣の近くには翼竜の化石が眠っていた。そのことから、これらを見つけた調査隊はこれが翼竜の卵であると判断する。それらを研究するために、調査隊は卵を持ち帰ろうとする。しかし、そんな時ラドンという怪獣が調査隊を襲うのだった。絶体絶命、そんな彼らを救ったのは、なぜかあのゴジラだった。ゴジラはラドンを倒し、調査隊の危機を救ったのだ。

奇しくもゴジラに助けられた調査隊は、卵を京都に位置する国立生命科学研究所へと運ぶのだった。そして、その卵を孵化させる実験を開始する。この巨大な卵のことは、たちまちニュースで取り上げられた。そして、青木もそのニュースを目にする。翼竜の卵に興味を持った青木は、こっそりと研究所を訪れるのだった。

映画『ゴジラVSメカゴジラ』のあらすじ【転】

その研究所の中で、青木はとある植物の化石を発見した。よくよく確認したところ、その植物は不思議な音楽を発していたのだった。青木は同僚である梓の手を借りると、この植物を再現することに成功する。するとなんと、この植物の音楽に反応して、卵が孵化したのだ。

しかし、卵から現れたのは皆が予測していた翼竜ではなかった。なんと、卵の中からはゴジラの赤ん坊、ベビーゴジラが産まれたのである。調査隊がこの卵を見つけたのはゴジラではなく、ラドンの巣だった。ではなぜ、ラドンではなくゴジラの子供が誕生したのか。実は、ゴジラは自分の卵をラドンの巣に預け、ラドンに代わりに世話をさせていたのである。これは、生き物が持つ托卵という習性だった。

そして、ゴジラはいなくなったベビーゴジラを探していた。ゴジラは子供を求め、四日市に姿を見せる。ゴジラを倒すため、最終兵器であるメカゴジラを起動させるものの、なんと呆気なくゴジラに倒されてしまう。

映画『ゴジラVSメカゴジラ』の結末・ラスト(ネタバレ)

Gフォースは、ゴジラが子供を求めていることに狙いを定めた。そして、ベビーゴジラを囮にしてゴジラを倒すという作戦を考え出したのだ。G対策センターは急いでメカゴジラを修理、再び出撃させる。前回はゴジラにあっけなくやられてしまったメカゴジラだが、今回の出撃では見事ラドンを倒してみせる。

そして、1号機であるガルーダとメカゴジラを合体させることで、新たな機体を完成させたのだ。その機体の威力は凄まじく、流石のゴジラでさえも苦戦を強いられる。政府側が勝利を確信した瞬間だった。なんと、先ほど倒したラドンが立ち上がり、ゴジラに抱きついたのだ。すると、恐ろしいことが起きた。傷を負っていたゴジラは、ラドンの力を吸収することで蘇ったのだ。

立場は一転、今度は政府側がピンチに立たされてしまう。しかし、ゴジラの狙いは政府を滅ぼすことではなく、あくまでも自分の子供を取り返すことだった。政府側はベビーゴジラをゴジラの元へと返すことにする。すると、ゴジラはそのまま海へと姿を消していったのだった。

映画『ゴジラVSメカゴジラ』の感想・評価・レビュー

ゴジラシリーズ第20弾。昭和シリーズで人気のあったメカゴジラをデザインを一新させ登場。ゴジラとの死闘を描く。

今作は人類とゴジラとの対立を濃く描いており、昭和シリーズでは異星人がゴジラを模して作ったメカゴジラを人類の英知を結集させた「対ゴジラ兵器」として登場させている。そのため、登場人物の心理描写が強くゴジラを前に世界を守るため命を賭して戦う男たちの姿が印象的な作品である。(男性 20代)


元々既に登場していたメカゴジラがデザインを変えて、再び登場した作品。ゴジラの子供も登場したのだが、当時ゴジラはどうやって子供を産んだのかという話で盛り上がった記憶がある。今回は、ゴジラの母性本能?が表現されている内容となっている。作品によっては、悪として描かれていたり、目的もあまり明確でないまま暴れ回るゴジラを描く事もあったが、本作はゴジラが出現した目的がしっかりと描かれているのが、ストーリー的に見やすい作りとなっている。(男性 30代)


度重なるゴジラの襲来を前に結成された、対ゴジラ特殊部隊「Gフォース」、ゴジラの幼体で、後発作品でも重要なキャラクターとなるベビーゴジラの登場と、本作において、シリーズ共通の固有名詞が増え、シリーズの世界観を決定づけた作品。
ベビーを巡るゴジラ、Gフォース、ラドンの三つ巴の戦いの最中、ベビーと本作のヒロインである五条梓との親子のような交流があり、人間と怪獣が絆を育める可能性を感じさせる作品であった。(男性 20代)

みんなの感想・レビュー