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映画『ゴジラVSモスラ』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ゴジラVSモスラ』の概要:大人気シリーズ『ゴジラ』の19作目にあたる今作。数あるゴジラ作品の中でも本作は圧倒的な人気を誇り、『シン・ゴジラ』に抜かれるまで、長年配収記録1位に輝き続けていた。

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映画『ゴジラVSモスラ』の作品情報

ゴジラVSモスラ

製作年:1992年
上映時間:107分
ジャンル:SF、アドベンチャー
監督:大河原孝夫
キャスト:別所哲也、小林聡美、村田雄浩、米澤史織 etc

映画『ゴジラVSモスラ』の登場人物(キャスト)

藤戸拓也(別所哲也)
あらゆる遺跡をめぐるトレジャーハンター。その能力を買われ、とある島へ同行することになる。
手塚雅子(小林聡美)
藤戸の元妻。逮捕された藤戸を助ける代わりに、彼にある条件を提示する。
安藤健二(村田雄浩)
丸友観光に勤める人物。とある目的のために、藤戸らとともにインファント島に乗り込んだ。
コスモス(今村恵子&大沢さやか)
インファント島に暮らす原住民。テレパシーや瞬間移動といった特殊能力を身につけている。

映画『ゴジラVSモスラ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ゴジラVSモスラ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ゴジラVSモスラ』のあらすじ【起】

ある時、なんと100メートルに近い巨大な隕石が地球へと向かっていた。そして、それは小笠原諸島の近くへと落下する。その隕石は、地球全土に多大な影響を及ぼした。インファント島という南の国では巨大な嵐が巻き起こり、さらに島の乱開発が加わり、大きな被害となった。そして、その最中、土の中からとあるものが発見される。それは、正体不明の謎の卵だった。また、この時にもう一つ恐ろしい出来事が起こっていたのだが、その時の人類は知る由もないのだった。

その隕石落下事件から、約1ヶ月半の時が過ぎた頃だった。藤戸拓也というトレジャーハンターは、タイの地下寺院に眠っている仏像を狙い、密かに行動を起こしていた。しかし、その地下寺院には様々な仕掛けが施されており、崩れてきた天井から藤戸は命辛々逃げ出した。なんとか九死に一生を得た藤戸だったが、寺院の出口では、藤戸を捕まえるべく多くの警官たちが待機していたのだった。そして、藤戸は窃盗と、遺跡を破壊した容疑でそのまま逮捕されてしまうのだった。

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映画『ゴジラVSモスラ』のあらすじ【承】

逮捕され、有罪の身となってしまった藤戸。そんな藤戸に、救いの手を差し伸べる者達がいた。藤戸の元妻、手塚雅子と、丸共観光という企業で働く安藤健二という人物だった。

しかし、彼らは藤戸を助ける代わりに、藤戸にある条件を提示してきた。それは、先日例の卵が発見された、インファント島へ彼らと共に向かうことだった。未開の地を開拓するには、トレジャーハンターである藤戸の力が必要だったのである。

断るわけにもいかず、藤戸は共にインファント島の地を踏むことになる。そして、藤戸達はインファント島を探索し始める。すると、なんとインファント島は、数万年前に書かれたと思われる壁画も存在する、とんでもない場所だったのだ。そして、彼らは旅の目的である卵を発見した。すると、島の原住民であるコスモスという人物が現れる。コスモスは、その卵について藤戸らに語り始めた。なんと、その正体不明の卵は、モスラと呼ばれる怪獣の卵だというのだ。

映画『ゴジラVSモスラ』のあらすじ【転】

モスラの卵のことを知った丸友観光は、それを観光資源にしようと卵を持ち帰ろうと考える。一方、卵を日本へと運ぼうとしている最中、太平洋ではとある怪獣が目覚めていた。それは、バトル=モスラ、通称バトラと呼ばれる怪獣である。北極圏で長い眠りについていたバトラは、目覚めるとなんと日本に乗り込み、名古屋に襲撃をかけ去っていくのだった。

そして、攻撃を受けたのは名古屋だけではなかった。あの日、隕石が地球を震撼させた時、もう一体の怪獣が眠りから覚めていた。それは、度々人類を危機に陥れてきた、ゴジラである。そして、ゴジラは卵を乗せた船を狙う。ゴジラは、モスラの卵を破壊しようとしていたのだった。しかし、ゴジラに破壊される寸前で卵が孵化し、モスラの幼虫が誕生した。

ゴジラとモスラの戦いにバトラも加わり、三体は激しい闘争を繰り広げることとなる。その時、海底火山が爆発した。そのマグマに飲み込まれ、ゴジラとバトラは、海の底へと沈んでいくのだった。

映画『ゴジラVSモスラ』の結末・ラスト(ネタバレ)

生き残ったのはモスラだった。しかし、モスラはとあるものを狙っていた。コスモスである。そんなことを知る由もない丸共観光は、なんと、コスモスを社のイメージキャラクターにしよう、と無理矢理連れ帰っていたのだった。

幼虫だったモスラは、国会議事堂に繭を作り成虫へと進化した。しかし、そこにゴジラとモスラが復活を果たす。彼らはそれぞれパワーアップしてこの世に舞い戻ってきたのだ。今回の戦いでは、モスラとバトラが手を組んだ。モスラは本来地球の守護者であり、バトラは自然を守ろうとしている怪獣である。そんな彼らにとって、全てを破壊し尽くすゴジラの力は脅威だったのだ。二体がかりでも、ゴジラはなかなか倒れない。むしろ、バトラが戦いの最中致命傷を負ってしまう。しかし、バトラは諦めることなく、自らの命を賭して、ゴジラを海へと突き落としたのだった。

そして、戦いが終わった時、モスラとコスモスが地球を飛び立とうとしていた。なんと、21世紀に再び隕石が地球に衝突するというのだ。彼らは、その軌道を変えるべく地球をあとにするのだった。

映画『ゴジラVSモスラ』の感想・評価・レビュー

ゴジラシリーズ第19弾。シリーズ中でも人気の怪獣、「モスラ」とゴジラの対決を描く。

基本的にはSFよりなゴジラシリーズではあるが今作では先住民の守護神であるモスラと言う設定上、ファンタジーよりの作風となっている。また、今作ではゴジラの脅威もさることながら自然環境に対する人類の破壊活動が物語の根幹を成しており、現実社会への強いメッセージを送っている。(男性 20代)


数あるゴジラ作品の中でも非常に人気の作品。実際は、この作品の前にモスラのみでの映画もあったのだが、本作品で認知度が爆発的に上がった印象である。作品中のコスモスの歌も当時はかなり流行っていたのも印象強い。モスラの他にもバトラというモスラに似た怪獣も登場し、冒頭では未知の存在であるモスラを怪しむ展開だったのが、最終的には、モスラ&バトラVSゴジラという図式となる。モスラは、数ある怪獣の中でも一歩秀でた扱われ方をしており、本作品以降も様々な作品に登場していくので要チェックである。(男性 30代)

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