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映画『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

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映画『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0049235

製作年 2018年
上映時間 137分
ジャンル ヒューマンドラマ
監督 フランソワ・オゾン
キャスト メルヴィル・プポー
ドゥニ・メノーシェ
スワン・アルロー
製作国 フランス

映画『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』の登場人物(キャスト)

アレクサンドル・ゲラン(メルヴィル・プポー)
友人からの言葉で、かつての性的暴行を告発を決意した男性。
フランソワ・ドゥボール(ドゥニ・メノーシェ)
警察の捜査によって明らかになった被害者。神父だけではなく枢機卿への告発も決意する。
ジル・ペレ(エリック・カラヴァカ)
フランソワの行動によって名乗り出た被害者。フランソワと共に被害者の会を立ち上げる。
エマニュエル・トマサン(スワン・アルロー)
フランソワとジルの活動で名乗り出た被害者。かつての性的暴行による発作に今でも悩まされている。
ベルナール・プレナ(ベルナール・ヴェルレー)
神職でありながら、多くの少年に性的暴行をくわえた神父。
バルバラン枢機卿(フランソワ・マルトゥレ)
プレナ神父の犯行を知りながらも黙認した枢機卿。それによって告発される身となる。

映画『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』のあらすじ【起】

フランスのリヨンという街で。
2014年の、とある発言が波紋を呼ぶことになる。
『プレナ神父に触られた?』
この言葉が、その後に続く裁判のキッカケとなったのだ。

アレクサンドルはもう、40歳を迎えていた。
今となっては愛すべき妻と、そして5人の子供たちと共に暮らしている。
彼は、かつての友人にプレナ神父について尋ねられた。
その友人とは、アレクサンドルが幼い頃に共にボーイスカウト活動に打ち込んでいた仲だったのだ。
その頃にアレクサンドルは、プレナという神父から性的暴行を受けていた。

どうしても過去のことが頭から離れず、プレナ神父のことを調べるアレクサンドル。
どうやら彼は、今でも子供たちに神の教えを説いているらしい。
アレクサンドルは、自分の経験を子供たちに話すことにした。
その上で、プレナ神父を告発すると決意したのだった。

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映画『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』のあらすじ【承】

アレクサンドルはまず、バルバラン枢機卿に相談した。
彼は性的被害を受けたアレクサンドルに深く同情するが、プレナ神父を処罰しようとは考えていないようだ。
子供たちの間の評判はさておき、プレナ神父は少なくとも保護者の間では信頼されていたからだった。

アレクサンドルが告発を決意した時、すでに彼に対する性的暴行は時効を迎えていた。
しかし、被害者は自分だけではないと信じるアレクサンドル。
さらなる被害者を生みださないためにも、アレクサンドルはプレナ神父への告訴状を提出する。

アレクサンドルの行動によって、警察も捜査に乗り出す。
すると、1991年に枢機卿に送られた手紙が発見された。
送り主は、フランソワという少年の母親。
息子に対するプレナ神父の不適切な接触を非難する内容だったのだ。

警察はフランソワを訪ね、当時のことを訪ねる。
彼は怒りながらも、プレナ神父の行いを告白する。
さらに、見て見ぬふりをした教区も訴えることにしたのだった。

映画『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』のあらすじ【転】

フランソワはマスコミを通した告発を考え、それをバルバラン枢機卿にも伝える。
彼は臆することなく、顔と名前も公表した上で取材に応じたのだった。

フランソワが勇気ある行動をしたおかげで、他の被害者が名乗り出る。
最初に彼に連絡を寄こしたのは、ジルという人物だった。
2人は結託し、被害者の会を設立する。
さらに多くの証言や被害者を集めようと、規模の大きい記者会見を開くのだった。

フランソワたちの活動に触発され、エマニュエルという男性も被害者として名乗り出る。
幼い頃に神父から性的暴行を受けた影響で、彼は今でも卒倒や痙攣といった発作に悩まされているのだった。

「プレナ神父の性的暴行」
これを中心に、多くの被害者男性が集まるようになる。
そうでなくとも、事件を知った人々は教会に批判的な意見を浴びせるようになるのだった。

映画『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』の結末・ラスト(ネタバレ)

被害者たちはとうとう、バルバラン枢機卿を公の前に引きずり出すことに成功する。
枢機卿は記者会見を開いたのだ。
しかし、彼が話す内容は被害者や国民が望んでいたようなものではなかった。
被害者の会の訴えを否定し、認めようとしないのである。

枢機卿の会見で落胆してしまうアレクサンドルだったが、転機が訪れた。
追及から逃れられなかったのか、プレナ神父は自らの性的暴行を認めたのだ。

しばらく経ち、アレクサンドルは息子に『まだ神を信じる?』と聞かれる。
彼は何も答えず、息子に笑いかけるだけだった。

そこから、一連の出来事に対する裁判が始まった。
バルバラン枢機卿をはじめとする教会幹部たちが、性的暴行を知りながらも黙認していたことが明らかになる。
彼らには、執行猶予付き禁固6カ月の有罪判決が下された。
バルバラン枢機卿は控訴し、二審では無罪判決が出る。
プレナ神父には二審で禁固5年の有罪判決が下されたが、彼は上告をした。

これらの裁判は2019〜2020年に行われた。
審理は、現在も続いている。

映画『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』の感想・評価・レビュー

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映画『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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