この記事では、映画『グレート・ホワイト』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『グレート・ホワイト』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『グレート・ホワイト』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0056839
製作年 | 2019年 |
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上映時間 | 100分 |
ジャンル | サバイバル スリラー |
監督 | マーティン・ウィルソン |
キャスト | カトリーナ・ボウデン アーロン・ジャクベンコ キミエ・ツカコシ |
製作国 | オーストラリア |
映画『グレート・ホワイト』の登場人物(キャスト)
- キャズ・フェローズ(カトリーナ・ボウデン)
- 水上飛行機愛好家。オペレーターでもある。
- チャーリー・ブロディ(アーロン・ヤクベンコ)
- 水上飛行機のパイロット。キャズと付き合っている。
- 水上城二(ティム・カノ)
- キャズとチャーリーが営むフライト業の乗客。
- ミシェル(塚越公恵)
- 城二の妻。
- ベニー(テ・コエ・トゥハカ)
- 料理人。フライトに同行する。
映画『グレート・ホワイト』のネタバレあらすじ(起承転結)
映画『グレート・ホワイト』のあらすじ【起】
水上飛行機オペレーターのキャズは、パイロットのチャーリーと共に商売を営んでいた。
ある日彼女たちは、乗客を乗せてヘルズリーフ島に飛び立つ。
乗客は城二と、その妻のミシェル。
さらに料理人のベニーも、水上飛行機に乗っていた。
島に到着すると一行は、死体を見つける。
どうやらサメに襲われたようだ。
すぐに沿岸警備隊を呼び、死体が持っていた携帯電話を確認する。
そこには、女性と写る写真が残っていた。
ベニーとチャーリーは、写真に写っている女性が生きていると推測。
予定を変更して、被害者たちが乗っていたヨットを探すことを提案した。
しかし城二はそれに反対する、どう考えても危険だからだ。
だが城二の主張は通らず、ヨットの捜索が始まるのだった。
一行は飛行する水上飛行機から、海面に浮かぶヨットを発見。
どうやらヨットは転覆しているらしい。
例の女性がいるかもしれないことから、ベニーは海に飛び込むのだった。
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映画『グレート・ホワイト』のあらすじ【承】
ベニーが飛び込んだ先で見つけたのは、女性の死体だった。
サメによるものなのか、死体の損傷が激しい。
それを見て、ベニーは飛行機に戻ろうとする。
飛行機も高度を下げていたのだが、そこへホオジロザメが現れ、飛行機を攻撃するのだった。
それによって、飛行機は沈み始めてしまう。
一行は慌てて救命ボートを浮かべ、そこに避難した。
コンパスやオールを活用し、何とか陸の方角へ向かおうとする一行。
交代を挟みながら全員で協力し合ってボートを漕ぐが、ミシェルが不注意でオールの一本を手放してしまう。
しかしなんとか、キャズがオールを回収するのだった。
極限状態の中、苛立ちを募らせたのはベニーと城二。
やがて2人は小競り合いを始め、ベニーは城二に海へ突き落される。
次の瞬間、ホオジロザメはベニーを襲っていた。
サメはベニーを殺すと、すぐにボートを攻撃する。
全員が海に落ち、その中で城二がサメに殺されてしまう。
残ったメンバーは、立て直したボートへ命からがら乗り込むのだった。
映画『グレート・ホワイト』のあらすじ【転】
ミシェル、キャズ、チャーリーはひとまずサメに殺されないで済む。
しかしボートが攻撃された際、オールの一本が流されてしまったようだ。
仕方なく残ったオールを使い、あとは手で漕いで陸に戻ろうとするのだった。
気づけば、サメはボートの周囲を泳いでいた。
さらにチャーリーは、ボートを囲んでいるのは複数のサメであることに気づく。
夜を明かし、一行は陸地を発見した。
だがボートに穴が開いたようで、沈んでしまうのも時間の問題なようだ。
やがてチャーリーとキャズは、自分たちを犠牲にしてミシェルを生かす決断をする。
まず2人が海に飛び込んでサメの気を引き、その間にミシェルを陸まで泳がせようとしたのだ。
チャーリーとキャズは発光弾やナイフで抵抗し、その間にミシェルは陸地近くの難破船に逃げることができた。
映画『グレート・ホワイト』の結末・ラスト(ネタバレ)
ミシェルが難破船に避難した一方で、チャーリーは死を覚悟してキャズを抱きしめていた。
その時に、また別のサメが近づいてくる。
チャーリーは再び発光弾で撃退しようとするが、今度は失敗して殺されてしまうのだった。
最愛の人の死に動揺するキャズだったが、彼女もミシェルがいる難破船に避難することに成功。
しかしホオジロザメがやってきたので、キャズは再びサメの気を引こうとする。
やはり、その間にミシェルを逃がそうとしたのだ。
だが、ホオジロザメの巨体を活かした攻撃は強烈だった。
それによって、絶体絶命の状況に陥るキャズ。
そんな彼女を救ったのは、引き返してきたミシェルだった。
ミシェルに助けられたキャズは勇気を奮い立たせ、難破船の一部を利用してサメを殺すのだった。
キャズとミシェルは無事に陸に泳ぎ着いた。
2人がサメとの戦いを思い返すところで、物語の幕が閉じる。
映画『グレート・ホワイト』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)
サメ映画好きとして期待して観ましたが、テンポの遅さが気になりました。序盤は風景が美しくてリゾート気分ですが、サメが登場してから一気に地獄絵図。漂流していくラフト上での心理描写が緊迫感を生み、特にチャズがサメに襲われるシーンはかなりショッキングでした。サメの登場頻度がやや少なく、盛り上がりに欠けた感は否めませんが、後半の生き残りをかけた攻防は見応えありました。(20代 男性)
映像がとても美しく、海の透明感やドローンショットは映画館で観る価値があります。ただし、内容はよくあるサメパニック系で、斬新さはありません。登場人物たちの判断ミスが多く、イライラする場面も。でも、生存のために極限状態で協力していく描写にはリアリティがあり、特にラストの逆転劇はスカッとしました。怖いけど、どこか清涼感のあるサメ映画です。(30代 女性)
中盤までがやや退屈でしたが、ラフトに取り残されてからの展開は息が詰まるような緊張感。サメの動きは少ないながらも、どこから襲ってくるか分からない恐怖がじわじわきます。夫婦の絆を描こうとする要素は好感が持てましたが、キャラの深掘りが足りない印象。もう少し人間ドラマに踏み込んでいれば、さらに良作になったかもしれません。(40代 男性)
海洋サバイバル映画として、悪くはなかったですが、どうしても既視感が強かったです。『ジョーズ』の影響を感じさせつつ、恐怖の演出が弱め。唯一印象に残ったのは、クライマックスでの“火炎瓶でサメに挑む”シーン。あれはなかなかインパクトありました。役者陣も熱演していて、誠実に作られた作品だとは思いますが、もう一歩パンチがほしかったです。(50代 女性)
登場人物が少ない分、それぞれの人間関係が浮き彫りになる構成。恋人同士の関係性や、それぞれの葛藤が海の上で展開されていくのは面白かったです。サメ映画にしては珍しく、メンタル面の描写がしっかりしている印象。ただ、サメのCGや演出がややチープなのが残念でした。もっとサメの恐怖を前面に押し出してくれたら良かったのに。(20代 女性)
完全にB級映画を期待して観たら、意外と真面目でしっかりした作りでした。海の上で漂流するという状況がリアルに描かれていて、「自分だったらどうするだろう」と考えさせられました。サメの出番が思ったより少なめですが、そのぶん出てくるときの怖さが際立ちます。過度なホラーを求めない人にはちょうどいいサスペンス感だと思います。(30代 男性)
サメが怖いというより、海が怖いと感じる作品でした。美しい海の景色の中に潜む見えない恐怖…それがすごく効いています。サメがいつ現れるか分からないという緊張感が続き、観ていて疲れるほど。ただし、ストーリー展開は予測しやすく、驚きには欠けるかも。キャラの生死にもっと重みがあれば、より深く感情移入できたかもしれません。(40代 女性)
物語は非常にシンプル。漂流→サメ→生存者というよくある構図ですが、脚本がコンパクトにまとまっていてテンポは良かったです。B級サメ映画にありがちな“変な展開”がなく、現実味を意識した作りなのも好感が持てました。サメの恐怖と人間の恐怖の両方を描こうとしている点がポイント。ただし、サメとの戦闘はやや控えめなので、期待しすぎないほうが良いかも。(50代 男性)
キャラクターの掘り下げは浅いものの、サメに追い詰められていく緊張感はしっかり描かれていました。ラフトの上での人間関係の変化や、生存本能がむき出しになる様子は見応えあり。特に、リーダー格が途中でサメにやられてしまう展開は予想外で、「誰が生き残るか分からない」という不安感をうまく作っていました。派手さよりも緊張感を重視した一本。(20代 男性)
サメ映画と聞いて油断していましたが、想像以上に“人間ドラマ”寄り。極限状態の中で浮き彫りになる関係性や、それぞれの過去がにじみ出てくる構成はよくできていたと思います。ただし、サメとの戦いはラスト以外やや控えめなので、パニックホラーを期待すると物足りないかも。ラストの決着シーンは演出的にもうひと押しほしかったです。(30代 女性)
映画『グレート・ホワイト』を見た人におすすめの映画5選
ロスト・バケーション(原題:The Shallows)
この映画を一言で表すと?
サメ×孤島×ワンシチュエーションの極限サバイバルスリラー!
どんな話?
医学生ナンシーが、サーフィン中にサメに襲われ孤立。岸から200mの岩場に取り残され、負傷した状態で時間との戦いが始まる。知恵と勇気を駆使して生き延びようとする、緊迫の一人サバイバル劇。
ここがおすすめ!
『グレート・ホワイト』と同じく“孤立無援の恐怖”がテーマ。サメの脅威を描きながら、強い女性のサバイバルドラマとしても秀逸。映像の美しさとテンポの良さが光る、完成度の高いサメ映画です。
海底47m(原題:47 Meters Down)
この映画を一言で表すと?
パニックと絶望の深海で繰り広げられる、酸素とサメとの死闘!
どんな話?
メキシコでケージダイビングを楽しんでいた姉妹が、事故で水深47メートルの海底に閉じ込められる。限られた酸素、故障した通信機器、周囲には人食いザメが…極限状態での選択が試される。
ここがおすすめ!
密室スリラーとサメ映画の融合が絶妙。時間制限、視界の悪さ、心理的恐怖が一体となり、手に汗握る展開に。『グレート・ホワイト』のドキドキ感が好きなら必見の一本です。
オープン・ウォーター(原題:Open Water)
この映画を一言で表すと?
海に取り残された恐怖を、リアルすぎる映像で描いた戦慄の実話系スリラー。
どんな話?
ダイビングツアー中に船に置き去りにされてしまった夫婦が、果てしない海の中で助けを待つ。次第に体力も精神も追い詰められていく中、周囲にはサメの気配が忍び寄る…。
ここがおすすめ!
ほぼ全編が海上で進むリアルな演出が恐怖を倍増させます。低予算ながら、その緊張感と生々しさはサメ映画の中でも群を抜く出来。『グレート・ホワイト』の漂流サスペンスが好きな人に強く勧めたい一本。
MEG ザ・モンスター(原題:The Meg)
この映画を一言で表すと?
サメ映画のスケールを遥かに超えた、深海から現れた超巨大メガロドンの恐怖!
どんな話?
深海探査中の研究チームが、絶滅したはずの超巨大サメ「メガロドン」と遭遇。かつてない脅威に、元海軍のレスキュー隊員が挑む。科学と肉体、そして超生物との戦いが幕を開ける。
ここがおすすめ!
B級感と超大作感が絶妙にミックス。派手なアクションやサメとの直接対決、娯楽性満点の展開が楽しめます。『グレート・ホワイト』の緊張感よりも、アクション重視で観たい方におすすめ。
ディープ・ブルー(原題:Deep Blue Sea)
この映画を一言で表すと?
知能を持ったサメが人間を狩る、予測不能の研究所パニックスリラー!
どんな話?
アルツハイマー治療の研究中、遺伝子操作で知能が高くなったサメが暴走。海上の研究施設が襲撃され、閉じ込められた研究者たちは脱出を試みる。次々に予想外の展開が巻き起こるサバイバル。
ここがおすすめ!
「サメ映画の裏切り王」とも言えるほど意外性に満ちた展開が魅力。知能を持った敵との知恵比べがスリリングで、派手な演出も満載。『グレート・ホワイト』を観て「次は変化球を」と思った方におすすめです。
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