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映画『グランド・イリュージョン2 見破られたトリック』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『グランド・イリュージョン 見破られたトリック2』の概要:2013年公開の「グランド・イリュージョン」の続編。マジックを使って悪事を暴いてきたマジシャン集団「フォー・ホースメン」の、新たな試練を描いた。ダニエル・ラドクリフが敵役として登場する。

映画『グランド・イリュージョン2 見破られたトリック』の作品情報

グランド・イリュージョン 見破られたトリック

製作年:2016年
上映時間:129分
ジャンル:サスペンス、フィルムノワール
監督:ジョン・M・チュウ
キャスト:ジェシー・アイゼンバーグ、マーク・ラファロ、ウディ・ハレルソン、デイヴ・フランコ etc

映画『グランド・イリュージョン2 見破られたトリック』の登場人物(キャスト)

ダニエル・アトラス(ジェシー・アイゼンバーグ)
マジシャン集団「フォー・ホースメン」の一員。ディランの父ライオネル・シュライクに大きな影響を受けている。15年前の芸名はマジコリオ。ホースメンの元メンバーだったヘンリーと付き合っていたが破局した。かなりの自信家。独自に“アイ”とコンタクトを取ろうとする。
メリット・マッキニー / チェイス・マッキニー(ウディ・ハレルソン)
「フォー・ホースメン」のムードメーカーで、催眠術を得意とする。双子の弟チェイスからはメーベアと呼ばれている。チェイスに全財産を盗まれ、破産した過去を持つ。ジャックからカードマジックを勉強中だが、なかなか上達しない。

チェイスはメリットの双子の弟。12歳まではメリットとコンビを組んでマジックをしていた。催眠術の腕はメリットよりも上だが、軽口が多い。メリットから盗んだお金で植毛している。ウォルターとアーサーの協力者。

ジャック・ワイルダー(デイヴ・フランコ)
「フォー・ホースメン」のメンバー。カードマジックを得意としている。“アイ”に入るために死を偽装し、今でも死んだ事になっている。メリットから催眠術を学んでいる。
ルーラ(リジー・キャプラン)
「フォー・ホースメン」の新メンバーの女性。冴えないマジシャンだったが、ディランにスカウトされてホースメンに加わる。鳩やウサギなど、動物を使ったマジックを好んで使う。サバサバとした性格。
ディラン・ローズ(マーク・ラファロ)
「フォー・ホースメン」を追うFBI捜査官。裏の顔は「フォー・ホースメン」のリーダー。秘密結社“アイ”との連絡係もしている。父は脱出マジック中に事故死した、有名マジシャンのライオネル・シュライク。父を死に追いやったザディアスに復讐を遂げ、目標を失いつつある。
ザディアス・ブラッドリー(モーガン・フリーマン)
マジシャンのトリックを暴いてきた有名人。敵対関係にあったライオネル・シュライクを挑発し、死に追いやった。ディラン率いるフォー・ホースメンの罠にはめられて、刑務所で暮らしている。
ウォルター・メイブリー(ダニエル・ラドクリフ)
アーサーの息子。認知はされていないが、アーサーに可愛がられている。死を偽装し、影の株主として巨大会社を裏で操り、大金を稼いでいる。ナルシストで、他人の恥ずかしいことを暴いては楽しむという悪趣味な性格。
アーサー(マイケル・ケイン)
保険王と呼ばれていたが、ホースメンたちに騙されてすべてを失った。7人子供がいるが、あえて愛人に産ませた息子ウォルターを可愛がっている。

映画『グランド・イリュージョン2 見破られたトリック』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『グランド・イリュージョン2 見破られたトリック』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『グランド・イリュージョン2 見破られたトリック』のあらすじ【起】

1984年、有名マジシャンのライオネル・シュライクが、脱出マジックの途中で事故死した。

ライオネルの息子ディラン・ローズは、FBI捜査官になった。
裏の顔は、マジック集団「フォー・ホースメン」のリーダー。
有名マジシャンの彼らは、保険王アーサーから大金をだまし取り、マジシャンの敵ザディアスを犯罪者に仕立て上げた。
そして表舞台から姿を消し、秘密結社“アイ”のメンバーになった。

約1年後。
隠れて過ごすことに耐えられなくなったダニエルは、独自に“アイ”とコンタクトを取る。

ヘンリーが抜けた穴を埋めるため、ルーラがホースメンの新しいメンバーに加わる。
そして活動再開。
次世代型携帯を発表し、そこから個人情報を抜き取って売ろうとしているオクタ社の秘密を暴くのだ。

半年前に相棒のウォルター・メイブリーを亡くしたCEOのオーウェン・ケースに催眠術をかけ、マジックを使って派手に秘密を暴露させようとする。
ホースメンの3人がステージに立つと、何者かが邪魔をする。
ジャックの死の偽装が暴かれ、ディランとホースメンのつながりも暴露された。

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映画『グランド・イリュージョン2 見破られたトリック』のあらすじ【承】

ディランはFBIから逃走し、ダニエルたちは脱出用シューターで逃げる。
しかしなぜかマカオにたどり着いた。

待ち構えていたメリットの双子の弟チェイスに案内され、死んだはずのウォルターと対面するホースメン。
ダニエルの携帯から個人情報を盗み、チェイスが催眠術を使ってメリットから情報を引き出し、眠る暗示をかけてマカオに連れ出したという。
ケースに独り占めされた、世界中のコンピューターに忍び込めるチップを盗めと言うウォルター。
引き換えに警察などから身を守るというが、断れば命はない。

サディアスに呼び出されたディラン。
取引すればホースメンの居場所や情報を教えると言われ、ザディアスを刑務所から連れ出す。

世界最古のマジック専門店を訪れたホースメン。
ダニエルは“アイ”に連絡し、助けを求める。
マジックを使って、競売展示会からチップの盗み出したホースメン。

マカオに着いたディランとザディアスは、世界最古のマジック専門店を訪ねる。
そこは有名マジシャンご用達の店で、ライオネル最後の脱出用マジックの金庫の試作品もあった。
ディランはライオネルの遺品となった時計を受け取るが、ザディアスに逃げられる。

映画『グランド・イリュージョン2 見破られたトリック』のあらすじ【転】

チップを“アイ”に渡せばアメリカに戻れるはずだった。
しかしダニエルが“アイ”と思っていた相手は、ウォルターだった。
取引場所にディランが現れ、ダニエルを逃がす。
しかしディランはウォルターに捕まり、彼が保険王アーサーの息子だと教えられる。

ライオネルの金庫に閉じ込められ、川に沈められるディラン。
受け取った時計に隠されていた鍵で金庫から脱出するが、そこで力尽きる。
ダニエルは、ディランを川底から引きあげた。

ホースメンは追いつめられていた。
盗んだチップも偽物だった。
それを逆手に取り、ウォルターを追い詰める計画を立てる。

マジック専門店の店主の老婆と、孫のリーも協力を申し出る。
2人は“アイ”のメンバーだった。

大晦日のロンドンで、死者を生き返らせる宣言動画を公開したホースメン。
FBI、ウォルターとアーサー、チェイスもロンドンへ急ぐ。
そしてザディアスもロンドンを訪れた。

ロンドンの街中でゲリラライブを行うジャック、ルーラ、ダニエル。
メリットは、目的地に向かう前にチェイスに見つかってしまう。

映画『グランド・イリュージョン2 見破られたトリック』の結末・ラスト(ネタバレ)

FBIも集まってきたため、一度集合したホースメン。
しかしアーサーとウォルターに捕まり、飛行機に乗せられた。
偽物だったはずのチップは本物になっていた。

秘密を知りすぎたホースメンは飛行機から落とされた。
お酒で乾杯しようとしたウォルターとアーサーは、異変に気付く。

アーサー、ウォルター、チェイスはホースメンのマジックに騙されていた。

偽の運転手を使い、偽の格納庫にあった飛行機に乗り、飛行機が飛んでいると思い込ませた。
催眠術にかかっていたチェイスを利用して、飛行機から突き落とされたように見せかけ、民衆の前に飛び出したのだ。
アーサーとウォルターの悪事を暴いたホースメンは、再び姿を隠した。

後日、グリニッジ天文台を訪れたホースメン。
“アイ”の老婆とリーに迎え入れ、チップの展示会場にいた男性もメンバーだと知る。

そこにはザディアスもいた。
彼はライオネルと組んでいて、敵対関係を演じることで観客をミスリードしていた。
しかし、ディランに打ち明ける機会を逃し続けていた。
ザディアスはアーサーとウォルターを利用し、ホースメンの成長を促したのだった。

映画『グランド・イリュージョン2 見破られたトリック』の感想・評価・レビュー

前作の物語を引き継ぎつつ、その背景にある真相が明かされるストーリーで、ハートフルなエンディングだった。だましだまされが幾重にも重なり、今回もこちらの推理が追いつかない展開で、時々挟み込まれる笑いも面白かった。

マジックの爽快感は前作の方が上だったが、今回は人の心を描く物語としては今作の方が深みがあった。俳優は前作からの続投が多かったが、「フォー・ホースメン」新メンバーのリジー・キャプランは存在感と華がありよかった。また、黒幕役のダニエル・ラドクリフも見所。(女性 40代)


まず初めに前作をはるかに上回る面白さで、お気に入り映画の仲間入りだ。途中ではめられたり、不安な場面も多々あったが、さすがフォースメンだと脱帽せざるを得ない。今回は今まで裏方だったデュランの活躍が見えたり、メンバー同士の絆が見えたり、前作にない要素が盛り沢山だ。

特に私はジャックが好きなのだが、フォースメンが織りなすカード捌き、どんどんレベルアップするイリュージョンは圧巻だ。また、チームワーク抜群で観るものを魅了してやまない。続編を期待してしまうのは私だけではないはずだ。(女性 20代)


今回はシリーズ2作目。1作目でも様々なイルージョンで驚かせてくれたが、この作品も負けていない。新しいメンバーも加わり様々なトリックで観客の目をも騙してくれます。

今回はダニエル・ラドクリフが悪役として登場し、香港を舞台にギリギリの展開をどう切り抜けていくのか、ハラハラドキドキの目が離せない展開で“アイ”の正体にも迫ります
最後にはさすがホースメンと言える期待を裏切らない展開で観客を沸かせます。(女性 20代)


個人的に、前作より本作の方が好きだ。どう敵を欺くのかと考えながら見ていたが、まさか飛行機自体が偽物だとは思わなかったので、最後まで騙されてしまった。新キャストとして加わったルーラはゴージャスで存在感があり、紅一点としてとても素敵だった。

ダニエルが雨を操るシーンが一番お気に入り。初めて見たとき鳥肌が立つほど格好良く、一瞬でホースメンの世界に引き摺り込まれてしまった。その辺りから盛り上がりが最高潮になり、ラストまであっという間だ。(女性 20代)


ストーリーはとても分かりやすく、様々なマジックのトリックに驚きながら観ることが出来てよかった。1作目は本当に騙されてばっかりだったので、今回は集中してみていたが、結末に1作目程の衝撃はなく少し残念に思った。

ダニエル・ラドクリフが悪者として出てきたが、どうしても長年観てきた『ハリー・ポッター』のイメージが強すぎて悪者に見えなくなってしまうので、そんな先入観で観てしまって申し訳ないと思った。(女性 20代)


前半は敵の復讐によりペースを乱され、後手後手の展開。その代わり後半にイリュージョンを詰め込んでいます。雨を止めるイリュージョンに、退場まで釘付けになりました。また、警備を欺く連携したカード裁きには、イリュージョンとは違う本気のホースメンの実力が見れて良かったです。

前作は物語全体が一連のショーでしたが、今作はドラマとしての要素が強めでした。謎のエンターテイナー達が世界を引っ掻き回すというよりは、悪を成敗することに重点を置いた印象です。ワクワク感は、1作品目よりは少なめかと思います。(男性 20代)


「フォーホースメンが帰ってきた!」大好きなこのシリーズ。前作でヘンリーを演じていたアイラ・フィッシャーの降板で新たに参加したリジー・キャプラン演じるルーラ。彼女のキャラクターが本当に可愛くてフォーホースメンが更に身近で可愛らしいものに変わりました。今作ではマジックの驚きよりも、様々な仕掛けやトリックを使って進んでいくサスペンス要素が多く前作とは違う面白さがありました。
とにかく自分の目で見て確かめて欲しい作品です。(女性 30代)


何といってもこのシリーズの見どころはマジックの応酬だ。初めはCGだろうと思っていたが、後にメイキングを見ると実際にやっているという。本当にこんなこと人ができるのか?と驚きの目は隠せないが、全てのマジックはちゃんと実在し、種を理解すると理屈づいていて非常に面白かった。最初も言ったが、これはシリーズ作品で2作目にあたる。私は間違えてこちらから見たがそれでも十分楽しめた。が、ストーリー性は理解できなかったため、マジックの迫力だけを観たい方は2作目の方がいいと思うが、ストーリーも知りたい方は1作目から観ないと確実に躓くから要注意。(男性 20代)


ダニエル・ラドクリフの出演には、ハリー・ポッターの印象が払拭できないのではないかと思っていたが、この作品での悪役っぷりがあまりにもハマっていて、正義に立ち向かうハリーの面影は何一つない。全てのネタバレは前作で終わったと思っていたから、最後の最後に起こるどんでん返しで、またもや騙されていたことにようやく気付く。
前作にも増して、ショーのネタに磨きがかかっていて、エンターテイメント はこうでないと、と思わせる。個人的には前作に増して、デイブ・フランコのカッコよさにも磨きがかかっていたような気がした。(女性 20代)

関連作品

前作 グランド・イリュージョン

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