映画『アンフレンデッド』の概要:ネットいじめが原因で自殺した女の子が、Skypeのビデオ通話中だった裏切者の友人たちに復讐を遂げていくホラー映画。パソコンの画面だけを映し、有名なSNSサービスを活用した斬新な作品。
映画『アンフレンデッド』の作品情報
上映時間:83分
ジャンル:ホラー、サスペンス
監督:レヴァン・ガブリアーゼ
キャスト:シェリー・ヘニッグ、モーゼス・ストーム、レニー・オルステッド、ウィル・ペルツ etc
映画『アンフレンデッド』の登場人物(キャスト)
- ブレア(シェリー・ヘニッグ)
- ミッチの彼女。自殺したローラ・バーンズとは幼馴染で、姉妹同然に育った。ローラの抱えていた問題や、ヴァルの病気などを知る唯一の人物。優等生キャラだが、その場を乗り切るために適当な嘘をつくことが多い。
- ミッチ(モーゼス・ストーム)
- ブレアの彼氏。ブレアの彼氏。アダムの親友。ブレアの事を愛していて、許せる嘘には目をつぶっている。まだブレアとは関係を持ったことがない
- ジェス(レニー・オルステッド)
- ブレアの親友。アダムのことが好き。周囲からは酒癖が悪いと言われている。パソコン音痴。
- アダム(ウィル・ペルツ)
- ミッチの親友。カッとなりやすい性格の青年。レイプなどの悪事をしたこともある。
- ケン(ジェイコブ・ワイソッキ)
- ネットに詳しい太った青年。ムードメーカー的存在。ヴァルを嫌っているが、イジメをしていた生前のローラも嫌っていた。
- ヴァル(コートニー・ハルヴァーソン)
- 嫌われ者の女の子だが、ブレアたちの仲良しグループに入っている。ジェスやケンからは、ヴァルを好きなのは本人だけだと言われている。実は、発作が起きる病気を患っている。
- ローラ・バーンズ(ヘザー・ソッサマン)
- 1年前、ネットいじめが原因で自殺した女の子。拳銃自殺する瞬間の動画や、いじめの原因になった酔っぱらってお漏らしした動画は、削除されずネット上にあがったまま。複雑な家族関係だった。生前はイジメなどをしていて、嫌われ者だった。ビリーというスカイプアカウントを持っていた。
映画『アンフレンデッド』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『アンフレンデッド』のあらすじ【起】
ブレアとミッチは、スカイプでビデオ通話をしながらイチャイチャしていた。
すると、友人たちからスカイプ着信が入る。
操作していないのにスカイプがつながり、2人は大慌て。
仲良しグループのジェス、アダム、ケン、ブレアとミッチの他に、謎の人物ビリーがいた。
奇妙に思った5人は、もう一度掛けなおすことにする。
ビリーはまだいたが、バグだと思って無視することにした。
ビデオ通話をしながら、ブレアとミッチはチャットを始める。
自殺したはずのローラ・バーンズから、メールが来たと言うミッチ。
そしてブレアにも、ローラからフェイスブックのメッセージが届く。
ローラのアカウントが乗っ取られたと思ったブレアは通報するが、エラーになってしまう。
ミッチから、今日はローラの命日だと教えられるブレア。
そして、怪奇現象を扱ったサイトを見せられる。
死者からのメッセージには答えてはいけないと書かれていたが、ブレアは返信していた。
やがて、フェイスブックの友達からも外せないローラの存在が不気味に思えてくる。
映画『アンフレンデッド』のあらすじ【承】
ブレアはヴァルのイタズラだと思い、スカイプに入れる。
そしてジェスのフェイスブックに、ヴァルが大麻を吸っている写真がアップされているのを見つける。
だが、アップした記憶がないジェス。
ようやく消せた時には、アダムのページに写真がアップされていた。
そして、これまで無言だったビリーが6人を煽るメッセージを送り始める。
ビリーのアカウントの持ち主はローラだった。
ケンは嫌がらせ目的の“トロール”の仕業だろうと言う。
6人はビリーを追い出そうとするが、終了ボタンが存在しない。
ヴァルの元に、ビリーからファイルが届く。
それを見たヴァルは激怒し、警察に通報すると言ってスカイプを切った。
ブレアにビリーからメールが届く。
ケンに転送して正体を突き止めてもらおうとしたが、転送できない。
スクリーンをシェアして、メールに添付されていたリンクを開く。
するとそこには、動画を消してほしいと頼むローラと、自殺すればいいというヴァルのやり取りがあった。
ブレアはミッチと一緒に、スカイプを切ろうとする。
するとローラから、切ったら全員死ぬというメッセージが届く。
映画『アンフレンデッド』のあらすじ【転】
突然スカイプにヴァルが現れる。
まったく動かないヴァルを映していたが、突然パソコンが倒れる。
ブレアは、ヴァルの病気の発作だろうと言い張った。
そこに警察がやってくるが、ヴァルは自殺してしまった。
そしてスカイプは切れた。
全員の秘密を暴くというビリーは、ブレアとアダムが寝たという画像を送り付けてくる。
スカイプをミュートにして、携帯で話そうとするが上手くいかない。
ケンはエラー検出ファイルを全員に送り、ビリーを追い出そうとする。
そしてビリーを追い出す事に成功する。
安心した5人は、ヴァルの事やビリーの事を通報する。
しかし通報していたケンは、電話の相手から切るなと言っただろう、と告げられる。
そして再びスカイプにビリーが現れる。
ケンの部屋の隠しカメラのような映像が映った後、ケンは自殺する。
そしてビリーは、復讐を始めるとメッセージを送る。
それは酔っぱらってお漏らししたローラを撮り、ネットにアップして自殺に追い込んだ復讐だった。
映画『アンフレンデッド』の結末・ラスト(ネタバレ)
暴露ゲームを始め、負けた人を死なせると言うビリー。
ブレア、ジェス、アダム、ミッチの秘密を暴露していくビリーによって、仲間割れを始める4人。
そしてアダムは、ブレアと浮気した事を暴露する。
キレたアダムとミッチは、お互いに暴露を続ける。
そして突然、アダムとブレアのパソコンから印刷が始まる。
だが、それを見せる事はできないと言い張る2人。
出ていくというミッチを止めるため、見せたらアダムが死ぬ、と書かれた紙を見せるブレア。
アダムは死に、落ちた紙には見せたらブレアが死ぬと書かれていた。
ネットで助けを求め、警察に通報してもらったブレア。
しかし間に合わず、ジェスも死んでしまった。
残されたブレアとミッチは、ビリーから動画をアップしたのはどっちなのかと尋ねられる。
フェイスブックのメッセージで、ローラから答えを求められたブレアは、ミッチがやったと答えてしまう。
そしてミッチも死んだ。
ブレアのフェイスブックページに、新しい動画が投稿された。
ローラが酔っ払った動画を撮影したのは、ブレアだという証拠だった。
そしてブレアも、幽霊に襲われた。
映画『アンフレンデッド』の感想・評価・レビュー
最近では当たり前となったSNSのチャットを利用したホラー作品。グループチャットに謎の消えないアカウントが現れた事から、チャット内で混乱を招く。割と早い段階で正体は分かってくるのだが、特にそこは重要ではなく、(物語的には重要だが)死と隣り合わせの強制的な指示による責任の擦り付け合いや、人間同士の仲違いが見所だろう。本当に単純に言ってしまえば、イジメは良くない。これに尽きる。(男性 30代)
SNSでの誹謗中傷そして芸能人の自殺が何かと話題になる昨今。この作品はまさに現代の若者のリアルを描いています。
パソコンの中で繰り広げられるストーリー。自分もSkypeで参加しているような不思議な感覚になりました。
タイトルの「アンフレンデッド Unfrended」はFacebookでfriendだったユーザーをリストから外すことを言います。ネットの中だけで繋がれるこの時代。友達という関係も様々ですよね。ネットの中の友達なら、リストから削除するだけで終わってしまう関係。そんな関係だからこそ怒ってしまう事件。まさに現代の闇を感じる作品でした。(女性 30代)
みんなの感想・レビュー
ローラが美人で良い子でそれに嫉妬したブレアが実は動画を撮ってた、とかローラが理不尽にイジメられてて自殺に追い込まれたならローラが6人の友人に復讐して殺すのは分かるけど、実際はスーパー陰湿なイジメっ子で嫌われてた上での動画のupで自殺しただけだから、違和感がある。
ケンに至っては、動画に煽りのコメントしただけでしょ。煽りのコメントした人って他にもたくさんいたんじゃ?
友人だと思ってたのに実は裏切れてたから怒ったの?