この記事では、映画『グレイトフルデッド』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『グレイトフルデッド』の作品情報
出典：https://video.unext.jp/title/SID0026733
| 製作年 | 2013年 |
|---|---|
| 上映時間 | 97分 |
| ジャンル | ブラックコメディ |
| 監督 | 内田英治 |
| キャスト | 瀧内公美 笹野高史 キム・コッピ 矢部太郎 |
| 製作国 | 日本 |
映画『グレイトフルデッド』の登場人物（キャスト）
- ナミ（瀧内公美）
- 孤独な幼少期を過ごしたが、父の遺産を相続し今は充実した日々を送っている。街にいる孤独な人物を見つけては孤独っちと名付け、孤独っちを監視する趣味がある。
- 塩見（笹野高史）
- ナミのお気に入りの孤独っち。1人暮らしをしており、家族とは疎遠である。世間からも冷たい目で見られ、孤独な生活を送っている。頑固な性格である。
- スヨン（キム・コッピ）
- 塩見のもとに現れたボランティア。温かく素直な性格であり、寂しく孤独な塩見に寄り添う。
- クルックー（矢部太郎）
- ナミが観察する孤独っちの1人。いつも公園で鳩に餌をあげていることから通称クルックーと呼ばれており、人を殺したという噂も立つほど怪しげな人物である。
映画『グレイトフルデッド』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『グレイトフルデッド』のあらすじ【起】
ナミの母親は世界の恵まれない子供への活動に夢中で自分の子供には全く興味がない。父親は母親にしか興味がない。ナミは寂しい幼少期を送っていた。親の関心をひくために同級生をモップで殴り大怪我をさせたこともあった。それでも学校に迎えにくるのは母ではなく姉だった。
ある日、海の向こうの恵まれない子供たちのために母は旅立ってしまう。母が帰って来なくなり、父はやる気を失い、すぐにあつこという愛人を作った。
ある日姉は、彼と普通の家庭を築くと言って出て行った。ひとりぼっちになったと感じたナミは父の金で通販番組から家電を買い漁った。父はそれを目の当りにしてもなお、ナミに目を向けることはなかった。
半年後あつこは姿を消し、父は自殺した。ナミは成人すると、父の遺産を相続した。あの頃が嘘のように日々を楽しんでいる。
そんなナミには人間観察で寂しすぎて変になってしまった人を見つけては、孤独っちと名付け、孤独っちの行動を観察するという趣味があった。
ある日ナミが歩いていると姉に声を掛けられる。姉はかけおちした男とはあっさり別れて、7年前に出会った男と結婚し、子供を育てていた。姉はとにかく普通を愛していた。
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映画『グレイトフルデッド』のあらすじ【承】
ナミは歩いている途中に新たな孤独っちを発見する。孤独っちの名は塩見。孤独死寸前の老父である。ナミが観察をしていると、塩見もとへ息子が訪ねてくる。お土産を持ってきたようだが、結局は金が目当てだったようだ。お土産を蹴り飛ばす塩見を見て、ナミは運命の出会いかもしれないと胸をときめかせるのであった。
塩見の生活を見守るナミ。1ヵ月もすると塩見はみるみるうちに弱っていった。塩見が毛布にくるまって泣いていると、インターホンが鳴る。ボランティアのスヨンとい女性が訪ねてくる。聖書を一緒に読まないかと誘われるが塩見は断る。それでもスヨンは諦めなかった。澄んだ目で聖書を読まないかと誘われて塩見はスヨンを受け入れるのであった。
ナミがいつものように塩見を観察すると、スヨンと一緒に聖書を読み、スヨンの温かさに触れ、涙を流す塩見の姿があった。その姿を見たナミは泣きながら走り出し、道路に寝転ぶと、あれは私のなんだからと泣き叫ぶのであった。
ナミは鳩にエサをやるクルックーと呼ばれる孤独っちのもとへ足を運び、現金300万を渡す。近付いてきたナミのお尻を触るクルックーに対して、言うこと聞くなら身体を触らせてあげると言うのであった。
映画『グレイトフルデッド』のあらすじ【転】
塩見は息子家族を呼び出していた。笑顔で歓迎する塩見の態度に息子夫婦は困惑する。塩見は息子家族にスヨンを紹介し、孫の学費は全て工面してやると言うのであった。
スヨンが塩見の家から帰ろうとしたところでクルックーとナミに襲撃される。スヨンは恐怖に怯えながらも、ナミに聖書を説く。ナミは許しなんていらないとスヨンをトンカチで殴りつけるのであった。
塩見が聖書を読んでいると、インターホンが鳴る。警察が訪ねてきたようだ。3日前にからスヨンが行方不明であることが知らされる。
その後、塩見が1人で家に居ると、窓が何度も強く叩かれる音がする。窓の外にはナミとクルックーの姿。驚いて気を失った塩見が次に気が付くと椅子に身体を固定されていた。ナミは塩見にバイアグラを飲ませてAVを鑑賞させる。
ナミが別室でカップラーメンを食べていると、突然クルックーが近づいてきて全裸になり、ナミの身体を触り始める。ナミは受け入れたふりをして包丁でクルックーを刺し殺す。
ナミは塩見のもとへ行き、半裸になると塩見の服を脱がせ身体を重ねるのであった。
映画『グレイトフルデッド』の結末・ラスト（ネタバレ）
訪ねてきた息子にボランティアだと名乗るナミ。異変に気付き家に入った息子は、ナミに背後から殴られてしまう。
ナミは夕飯の買い物をしていた。その頃、塩見は落ちていた息子の車の鍵で縄をほどいていた。息子は既に死んでしまったようだ。息子の死に塩見は何かを決意したようだった。
買い物を終えたナミが塩見の家へ帰ろうとしたところを姉に見つかり声をかけられる。ナミの日記を見てここへきたと。すると家の中に人影が動くのを感じたナミは、急いで塩見の家へと入る。追いかけて一緒に入った姉は塩見に凶器で刺されてしまう。
包丁を持って家から出たナミを塩見も後ろから追いかける。ナミは塩見に私だけを見てと言い、両手を広げて立ち止まる。塩見は雄叫びをあげると、ナミに向かって凶器を突き刺すのであった。
ナミは、昔からあなたはいつも傍にいてくれたと塩見に言う。塩見は昔ナミが夢中になって見ていた通販番組の出演者だったのだ。
ナミが倒れ込んだ先には車が停まっていて、中にはスヨンが乗せられていた。塩見が声を掛けるとスヨンはまだ生きていた。意識が遠のきながら、神様に許されるかなというナミの頬をスヨンはそっと撫でるのであった。
映画『グレイトフルデッド』の感想・評価・レビュー
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映画『グレイトフルデッド』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『グレイトフルデッド』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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