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映画『破戒(2022)』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『破戒(2022)』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『破戒(2022)』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0079007

製作年 2022年
上映時間 119分
ジャンル ヒューマンドラマ
文芸
監督 前田和男
キャスト 間宮祥太朗
石井杏奈
矢本悠馬
高橋和也
製作国 日本

映画『破戒(2022)』の登場人物(キャスト)

瀬川丑松(間宮祥太朗)
被差別部落出身であることを隠しながら教師として働く青年。生徒に慕われながらも出自を隠していることや差別の現状に悩んでいる。
志保(石井杏奈)
士族出身の娘だが、実家の貧困のために寺の養女になっている。心優しく、丑松の身の回りの世話をしながら次第に思いを寄せていく。
土屋銀之助(矢本悠馬)
丑松の同僚の教師。師範学校からの友人でもあり、校長に良く思われていない丑松を常に気にかけている。

映画『破戒(2022)』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『破戒(2022)』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『破戒(2022)』のあらすじ【起】

瀬川丑松は明治時代後期の被差別部落で育った。既に他界している父に自分の出自を隠し他人を信じるなと命じられ、それを守りながら長野県の飯山で小学校教師をしていた。丑松は生徒からも好かれる存在となっていた。

ある日、下宿先の女将が、この宿に部落出身であるにも関わらずそれを隠して宿泊した客がおり、全ての部屋の畳を張り替えるため荷物をまとめてほしいと丑松に告げた。裕福そうな老人である大日向は、人力車で宿から出て行こうとしていたが、周囲の人は大日向に石を投げながら罵声を浴びせていた。それを見た丑松は、この下宿先を出て蓮華寺に下宿することにした。

そして丑松は、自ら部落出身であると発表し理不尽な差別に反対の声を上げ続けている活動家の猪子蓮太郎の本を読むことに没頭するようになっていった。

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映画『破戒(2022)』のあらすじ【承】

丑松の同僚教師であり友人の土屋銀之助は、丑松が猪子に夢中になっていく様子を見て心配していた。二人が勤める学校の校長は保守的な考えの持ち主で、猪子の思想を快く思っていなかったため、銀之助は猪子に夢中になっていることが校長にバレないようにと丑松に助言した。

ある日、東京から新たに勝野文平が教師として赴任してきた。校長は行政官を叔父に持つ勝野を気に入り、丑松や銀之助を差し置いて彼を重宝するようになった。上司である風間は体調不良のため遅刻が増えており、恩給までもう少しのところで早期退職することとなった。丑松は特別に恩給を支給してほしいと校長にお願いするも、それは叶わなかった。

その日の夜、丑松と風間が飲んでいると、蓮華寺住職の養女である志保が風間の娘であると知った。風間は士族の家系でありながら生活は困窮し、やむを得ず娘を養女に出しており、日露戦争に出兵している長男が戻れば生活も向上するとこぼした。

映画『破戒(2022)』のあらすじ【転】

丑松は志保に恋心を抱くようになっていたが、父の命令を思い出し、自分の思いを抑制しようとしていた。ある日、丑松が市議会議員の高柳の妻が自分と同じ被差別部落出身であることを知ると、高柳は蓮華寺を訪れこのことを黙っていてほしいと掛け合った。

後日行われた市議会議員選挙では、校長が支持する高柳と、猪子が支持する弁護士が立候補していた。丑松は猪子が飯山でも演説をすることを知り、猪子が泊まっている宿を訪れ、熱い思いを話した。丑松は出自を明かせずにいたが、猪子もまた丑松の思いに感動し、今度会うことがあれば話したいことがあると告げた。

猪子は人間は皆平等であると演説で話し、丑松はそれに感激していたが、演説を終えた猪子は高柳の刺客によって亡くなってしまった。そして、丑松と同じく志保に思いを寄せていた勝野は、被差別部落に瀬川という名前の人がいたことを知り、学校に被差別部落出身者がいるという噂を流し、志保にも丑松の悪口を話した。

映画『破戒(2022)』の結末・ラスト(ネタバレ)

様々な状況の悪化により、丑松は次第に塞ぎ込んでいった。ある日、銀之助は丑松に、丑松と志保は両思いに見えるのに一緒にならないのはなぜかと尋ねた。覚悟を決めた丑松が自分の出自を話すと、銀之助はそれを受け入れ今までの無神経な発言を謝罪した。

丑松は学校を辞めて飯山を離れる決意をし、同時に学校にも自分の出自について公表することを決意した。丑松は、生徒たちに自分の出自について話し、自分は卑しい身分と言われているが、生徒には正しいと思えることを常に教えてきたと涙ながらに話した。生徒は涙を見せながら丑松の話に耳を傾けた。

丑松は東京で再び教師をすることを決意した。銀之助と志保が見送りにやってくると、志保は全てを知っていても丑松と一緒になろうと思っていたことを明かすのだった。

映画『破戒(2022)』の感想・評価・レビュー

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映画『破戒(2022)』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『破戒(2022)』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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