この記事では、映画『死刑執行人もまた死す』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『死刑執行人もまた死す』の作品情報
出典：https://video.unext.jp/title/SID0049885
| 製作年 | 1943年 |
|---|---|
| 上映時間 | 135分 |
| ジャンル | サスペンス 戦争 |
| 監督 | フリッツ・ラング |
| キャスト | ブライアン・ドンレヴィ ウォルター・ブレナン アンナ・リー デニス・オキーフ |
| 製作国 | アメリカ |
映画『死刑執行人もまた死す』の登場人物（キャスト）
- フランツ・スヴォボダ（ブライアン・ドンレヴィ）
- 普段は医師として働いているが、レジスタンスの一員でハイドリヒ暗殺の実行者。ゲシュタポの追っ手を躱すため、名前を偽りマーシャ一家のアパートに身を隠す。
- マーシャ・ノヴォトニー（アンナ・リー）
- 暗殺現場に偶然居合わせ、スヴォボダを庇った女性。彼と再会した後、自分が家族と住むアパートに匿う。正義感が強く、ゲシュタポの厳しい追及にも気丈な態度を見せる。
- シュテファン・ノヴォトニー（ウォルター・ブレナン）
- マーシャの父で大学教授だったが、プラハがナチに占領された後辞職させられた。
- エミール・チャカ（ジーン・ロックハート）
- ビール会社を経営する。グリューバーに買収されて、レジスタンスに潜り込みスパイ行為を働く。
- ヤン・ホレック（デニス・オキーフ）
- マーシャの婚約者。グリューバーの企みによって、スヴォボダとマーシャの仲を誤解してしまう。
- アロイス・グリューバー（アレクサンダー・グラナック）
- ゲシュタポの警部。チャカを買収しスパイを働かせて、レジスタンスを潰そうと画策する。
映画『死刑執行人もまた死す』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『死刑執行人もまた死す』のあらすじ【起】
第二次大戦中、ドイツの占領下に置かれたチェコスロバキアのプラハ。その残忍さから「死刑執行人」という異名で市民に恐れられていたナチの副総督、ラインハルト・ハイドリヒが暗殺された。
現場にたまたま居合わせたマーシャ・ノヴォトニーは、暗殺犯である医師のフランツ・スヴォボダを目撃していた。しかし追ってきたゲシュタポに嘘の証言をして、スヴォボダの逃走を手助けする。
ゲシュタポは夜間の外出を禁じ、ルールを破れば射殺すると市民に警告する。そして無関係の市民を次々に拘束し、犯人の炙り出しを始める。
その夜、ゲシュタポの追跡を逃れるため、スヴォボダはあるアパートに身を隠す。そこはマーシャ一家が暮らすアパートで、二人は偶然にも再会する。
マーシャは、父のノヴォトニー教授、母、弟と暮らしていた。また、彼女にはヤン・ホレックという婚約者もいた。
マーシャの父は元々レジスタンスの活動家で、スヴォボダに理解を示す。そして、友人の「ヴァニヤック」と名前を偽らせて匿うことにする。
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映画『死刑執行人もまた死す』のあらすじ【承】
横暴な捜査にも屈しない市民に、ゲシュタポはさらなる引き締めを図る。そしてついにマーシャの父も連行されてしまう。加えて、ゲシュタポの捜査官であるグリューバーは、チャカという経営者の男を買収しスパイを働かせる。
マーシャは父が連行されたことを受け、苦渋の思いでスヴォボダに自首を頼みに行く。スヴォボダも市民が犠牲になっている状況に責任を感じていた。しかしレジスタンスのリーダーであるデディッチに説得され、断腸の思いでマーシャの頼みを断る。
失望したマーシャは、暗殺犯はスヴォボダだと通報するためゲシュタポ本部に向かう。しかし、その途中でレジスタンスに行く手を阻まれ、市民に取り囲まれて罵られる。
騒ぎを鎮圧しに来たゲシュタポに連行されたマーシャは、父の釈放を訴えるが結局密告はしなかった。ゲシュタポの幹部達は、彼女が真相を隠していると疑う。そして見せしめに、連行して来た市民を毎日3人ずつ処刑すると発表し、暗殺犯に自首を要求するラジオ放送を流す。
映画『死刑執行人もまた死す』のあらすじ【転】
一方デディッチは、チャカがナチに内通していた事実を突き止める。そして自白を迫るため、彼をレストランに誘き寄せた。鎌をかけられ、ボロを出したチャカは逃亡を図る。そこへゲシュタポが乱入して来て、数名のメンバーが射殺されてしまう。デディッチも銃撃されるが、命からがら逃げ出した。
デディッチを取り逃したゲシュタポは、兼ねてからマークしていたスヴォボダの家を強制捜査する。デディッチを匿っていたスヴォボダは、居合わせたマーシャと愛し合っているふりをしてその場を凌ぐ。そこでグリューバーは、ホレックを呼び彼らの反応を見ようとする。ばれないように芝居を続ける二人を見て、ホレックは誤解してしまう。
犯人逮捕を急ぐゲシュタポは、拘束した市民の処刑頻度を1日から2時間に変更し、市民は次々と手に掛けられていく。
その頃マーシャとスヴォボダは、チャカに暗殺の罪を着せようと計画していた。マーシャはレストランで、チャカが犯人だとゲシュタポに告発する。連行されたチャカはアリバイがあると主張した。しかし事前に口裏を合わせるように指示されている市民達は、偽の証言をしてチャカのアリバイは崩される。
映画『死刑執行人もまた死す』の結末・ラスト（ネタバレ）
スヴォボダとマーシャの計画に気付いたグリューバーは、妨害を図ろうとする。しかし、誤解が解けたホレックが阻止を試み、揉み合いになる。格闘の末、グリューバーはホレックを気絶させてベッドに縛り付けてからスヴォボダの病院に向かう。
グリューバーは病院でスヴォボダを逮捕しようとする。そこへマーシャの弟に救われたホレックも駆けつけて、グリューバーは返り討ちに遭い殺される。
その後ホレックは、グリューバーがチャカの家に向かったと偽の通報をする。ゲシュタポがチャカの家を捜査しにやって来るが、チャカはグリューバーは来ていないと否定した。しかしスヴォボダらの根回しで、執事はグリューバーが訪れたと嘘の証言をする。そして事前の計画通りチャカの書斎で暗殺に使われた拳銃が見つかり、地下室でグリューバーの死体が発見される。
二重スパイと見做されたチャカは処刑され、レジスタンスの計画は成功する。
しかし、マーシャの父や他の連行者は結局処刑されてしまい、市民の間にやるせない思いが漂う。
後にゲシュタポは、チャカが犯人ではないことを突き止めた。しかしナチの威信のため、チャカを犯人として捜査を終結するようにベルリンから指令が届いたのだった。
映画『死刑執行人もまた死す』の感想・評価・レビュー
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映画『死刑執行人もまた死す』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『死刑執行人もまた死す』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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