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映画『ハッピー・デス・デイ2U』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ハッピー・デス・デイ2U』の概要:前作「ハッピー・デス・デイ」で続いた誕生日の繰り返しから抜け出したツリー。恋人のカーターとの日々を過ごしているが、今作ではカーターのルームメイト・ライアンがループする様子を描く。

映画『ハッピー・デス・デイ2U』の作品情報

ハッピー・デス・デイ2U

製作年:2019年
上映時間:100分
ジャンル:ファンタジー、サスペンス、ホラー
監督:クリストファー・ランドン
キャスト:ジェシカ・ロース、イズラエル・ブルサード、スラージ・シャルマ、スティーヴ・ジシス etc

映画『ハッピー・デス・デイ2U』の登場人物(キャスト)

ライアン・ファン(フィー・ヴ)
カーターのルームメイト。量子反応の研究に熱を入れているが結果が出ずにいたところ、時空のループに巻き込まれてしまう。
ツリー(ジェシカ・ロース)
前作の主人公。誕生日の一日に起きる不吉な事件から抜け出すために奮闘した結果、いい人になったが再びライアンとループに巻き込まれてしまう。
カーター(イズラエル・ブルサード)
ライアンのルームメイトであり、ツリーの恋人。しかしタイムループ後はダニエルの恋人になっていた。知識豊富で冷静な少年。
ロリ・シュペングラー(ルビー・モディーン)
ツリーのルームメイト。地味で真面目な学生で、病院でのバイトに明け暮れている。前回のタイプリープでは、ツリーの命を狙っていた存在。

映画『ハッピー・デス・デイ2U』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ハッピー・デス・デイ2U』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ハッピー・デス・デイ2U』のあらすじ【起】

ルームメイトのカーターに追い出され、車中泊をしていたライアン。爽やかとは言えない目覚めから騒がしい一日が始まった。同級生と量子反応の研究をしている研究所に呼び出されたライアンだったが、教授から一方的に研究の中止を言い渡されてしまった。研究がきっかけで大学のブレーカーがよく落ちているという理由に納得がいかないライアン。すると突然、隠し撮りされた自分の写真が送られてきた。いたずらかと思ったライアンだったが、物音がする方が気になり向かってみると、研究仲間がサプライズでチュロスを持って現れた。知り合いの仕業かと安堵した矢先、ライアンはベビーマスクを被った何者かに刺されてしまう。

再び車の中で目を覚ましたライアン。夢だったかと思いながらも、小さな出来事も全てデジャヴであることに恐怖を覚え始めた。部屋に戻ると、やはりカーターとツリーが一緒に居る。まさに同じことの繰り返しである。気が動転しながら事情を話すと、ツリーとカーターは当然のように説明をし始めた。ツリーにも同じ出来事があったと知り、信じられないライアンだったがカーターとツリーが協力してくれることになった。ベビーマスクの犯人を殺せばループは収まるため、まずはライアンが殺された場所に向かい状況を把握することにする。しかし現場には犯人は来なかった。研究仲間のアイディアで、犯人からの攻撃を免れるために人込みに紛れることにするのだった。

穏やかな時間が過ぎる中、突如会場に緊急アナウンスが流れ避難を促された。ライアンの不安は的中し、人波に紛れて現れたベビーマスクの犯人。窮地に追い込まれたライアンだったが、ツリーとカーターのおかげで九死に一生を得ることに。

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映画『ハッピー・デス・デイ2U』のあらすじ【承】

犯人の正体を明らかにするためにマスクを脱がせると、中身はなんとライアンだった。研究していた量子研究がきっかけで、同じ時間軸に同じ人間が並行して存在してしまっていると気づいたライアン。すぐに研究に使っている機械に身を投じ、事態を収めようと起動すると強烈な光に辺り一面が包まれるのだった。

次に目を覚ましたのはツリーだった。なんとその日は誕生日の18日。再び最悪のループに迷い込んでしまったと絶望するツリー。ライアンに怒りをぶつけるも、カーターとライアンは一切覚えている様子はなかった。怒りに身を任せ、無鉄砲に振る舞うも前回と違う点がいくつかあった。死因となった毒入りケーキも用意されておらず、嫌味なダニエルに話しかけられることもなかった。

事情を説明するツリーの前に嫌味なダニエルが登場する。ミーティングに出なかったことを叱りに来たと思ったが、なんと目当てはカーターであり目の前でキスし始めたのである。前回とは違う次元に迷い込んだことを確信したツリーは、冷静になるために父親からの連絡を受けて食事に向かった。

待たせたことを怒っていると思って謝りに出向いたはずが、上機嫌の父親に戸惑うツリー。さらに目の間に亡くなったはずの母親が現れたのである。嬉しさを抑えきれないツリーは、次元を戻そうと装置を起動したライアンたちを止めに入った。「人生のアップデート」だと前向きに考え直すツリーだったが、以前殺したはずの相手が皆生きていることに気付き行動を起こし始める。

映画『ハッピー・デス・デイ2U』のあらすじ【転】

まずは連続殺人犯を押さえようとしたが、真犯人だと思っていたロリに命を救われ動揺するツリー。一緒に逃げる中でロリは殺されてしまい、窮地に追い込まれ屋上に駆け上がり逃げるもそのまま落ちてしまい死んでしまった。再び同じ日の朝を迎えたツリー。前回までとは違い疲労と怪我が蓄積されていた。

ライアンを捕まえ、科学の力で何とかしてほしいというツリーに対して研究データを集めるようアドバイスするライアンたち。何度もループしては、情報を集める決心をしたツリーはいっそのこと状況を楽しむことにする。しかしダメージが溜まってしまい、ツリーは倒れてしまった。再び連続殺人犯に襲われた病院にたどり着いてしまったツリーは、同じ惨劇を繰り返さないよう銃を片手に闘いに挑んだ。犯人を無事に殺害して再び目を覚ますと、これまで溜め込んだ情報で一つの数式にたどり着くことができた。

ループを止めカーターの人生を生きるか、その日を乗り越え母親が生きている時空に生きるかという選択に迫られたツリー。後者を選んだツリーだったが、連続殺人犯が病院に現れる未来を知りながら放置するのはおかしいとカーターに責められ、ツリーは考え込んでしまうのだった。

映画『ハッピー・デス・デイ2U』の結末・ラスト(ネタバレ)

元気のないツリーの様子を心配する母親は、父親との出会いについて話してくれた。両親の愛に触れ安堵したツリーだったが、不意にニュース番組をつけるとロリとカーターが病院で死亡したという事件を取り扱っていた。責任感に追われたカーターは病院に向かっていたのだ。ライアンから装置の準備が完了したという連絡が同時に入り、ロリとカーターの命を戻すために、ツリーは車で自殺するのだった。

やはり元の次元に戻ることにしたツリーは、母親など愛する人たちに最後の挨拶をして回った。その中でダニエルはカーター以外にも関係を持っている男性がいると発覚し、どの次元でも最悪の女友達だと痛感するのだった。ライアンの研究室に到着し、いざ装置を立ち上げようとした時、教授の邪魔が入ってしまう。なんとか取り戻すことに成功したが、ロリが殺害される時間は刻一刻と迫っていた。急いで病院へ向かったツリーは、危機一髪のところでロリに声をかけることができたが、真犯人に襲われてしまう。カーターの助けがあり何とか逃げ切ったツリーは、元の次元に戻りたいのはカーターが理由だと正直に話すのだった。

一方で研究室では教授の追い込みに耐えながら、ライアンが装置を起動させようと必死にあがいていた。ツリーとカーターがキスをした瞬間、装置が起動し時空が動き出しすべてが元通りになるのだった。

後日、教授の言いつけを破った罰則として校庭のゴミ拾いをしていたライアンたち。黒いスーツのいかつい男たちが自分達の方に向かって歩いてくるのである。なんとライアンの開発した装置は国家の研究に生かされていたのである。被験者が必要だという研究者に対して、「ピッタリな人が一人いる」とニヒルに笑うツリー。悲鳴と共に起き上がったのは、ふしだらで理不尽なダニエルであった。

映画『ハッピー・デス・デイ2U』の感想・評価・レビュー

オープニングクレジットの段階からループが止まない物語。類似のシチュエーションの作品はあるものの、決してシリアスにならずずば抜けて明るい展開の物語は珍しいのではないだろうか。ホラーというジャンルにははまり切らない、ジャンルレスな一作。前作では徐々に強くなっていくツリーの姿と言動に笑いながらも勇気をもらえたが、今作は仲間の絆と素直になることの大切さを教えてもらったように思う。前作を手がけたキャスト&スタッフが再結集しているからこそ続けて見られる統一感あふれたシリーズであった。(MIHOシネマ編集部)


前作でやっとタイムループから抜け出した主人公ツリー。今作ではそのループ現象の謎が明らかになります。それにしてもこの『ハッピー・デス・デイ2U』というタイトル。最高すぎませんか?続編を作るつもりで最初のタイトルつけたのかと思ってしまうくらい抜群のセンスですよね。ストーリー自体はハチャメチャで今作はSF要素が強めです。またループにハマってしまうツリー。恋人、カーターとの幸せな生活はつかの間です。そして今回はカーターのルームメイト、ライアンもタイムループに巻き込まれてしまいます。
前作の面白さはそのままに、どんどん強く、賢くなっていくツリーが最高。可愛くて応援したくなります。周りの仲間もみんないい人。感動の親子のストーリーもあって、大満足の作品でした。(女性 30代)


前作に引き続き、タイムループスリラーとしての面白さは欠けていない。今作で様々な秘密が解明されるが、今までのホラー要素とは打って変わって、急にSFのような展開になってしまったため途中からついて行けなくなったのは事実だ。

しかしホラー映画という枠組みを超えてむしろコメディとしても楽しめたので、その新感覚さが面白い。そういう意味では前作よりも観やすく、どの人にもお勧めできるかもしれない。(女性 20代)

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前作 ハッピー・デス・デイ

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