この記事では、映画『ハッピーエンド(2017)』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『ハッピーエンド(2017)』の作品情報
出典：https://longride.jp/happyend/
| 製作年 | 2017年 |
|---|---|
| 上映時間 | 107分 |
| ジャンル | ドラマ |
| 監督 | ミヒャエル・ハネケ |
| キャスト | イザベル・ユペール ジャン＝ルイ・トランティニャン マチュー・カソヴィッツ ファンティーヌ・アルデュアン |
| 製作国 | フランス ドイツ オーストリア |
映画『ハッピーエンド(2017)』の登場人物（キャスト）
- エヴ（ファンティーヌ・アルドゥアン）
- 13歳の少女。両親が離婚し母親と二人で暮らしている。母親のことを嫌っており、SNSでその不満を吐き出している。
- トマ（マシュー・カソビッツ）
- エヴの父親。エヴの母親とは離婚してアナイスと再婚する。彼女との間にまだ幼い息子がいる。
- アンヌ（イザベル・ユペール）
- トマの姉。息子のピエールと家業の建設会社を経営している。
- ピエール（フランツ・ロゴフスキ）
- アンヌの息子。家業の建設会社の重役、現場の責任者を務めている。
- ジョルジュ（ジャン＝ルイ・トランティニャン）
- トマとアンヌの父親。加齢に伴い、アンヌとピエールに家業を託す。
- アナイス（ローラ・ファーリンデン）
- トマの後妻。トマとの間に一子をもうける。
- ローレンス（トビー・ジョーンズ）
- 弁護士でアンヌの恋人。
映画『ハッピーエンド(2017)』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『ハッピーエンド(2017)』のあらすじ【起】
母親と二人暮らしのエヴが、スマートフォンでハムスターを撮影している。エヴは愚痴ばかり言う母親が嫌いで、薬を盛って苦しめようと計画していた。そのためにハムスターを実験台にしていたのだ。
そしてその夜、エヴに薬を盛られた母親は倒れてしまう。エヴはその様子をスマートフォンで撮って、SNSに投稿する。
母親は入院し、エヴは父親のトマが暮らす家に住むことになる。フランスのカレーにあるロラン家には、トマの家族と使用人の夫婦が暮らしていた。
トマの姉であるアンヌとその息子のピエールは、一家で代々経営する建設会社の重役を務めている。トマとアンヌの父親であるジョルジュは、家業をアンヌ達に任せ一線を退いていた。
エヴが来た日、会社が管理する建設現場で崩落事故が起こる。負傷者が出て、アンヌは各方面に連絡して事態の収拾を図る。一方、現場の責任者だったピエールは上手く対処することができない。対照的な性格の二人は折り合いが悪く、食卓でも言い争いが絶えなかった。
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映画『ハッピーエンド(2017)』のあらすじ【承】
家業を継がず医者になったトマは、後妻のアナイスとの間にまだ小さな息子がいる。しかし彼には家族に隠している秘密があった。別の女性と、夜な夜な密かにチャットで連絡し合っていたのだ。そのチャットの卑猥なやり取りを、エヴが偶然見てしまう。
ある朝使用人のラシッドは、ジョルジュの姿が見当たらないことに気づく。それを知らされたアンヌは、さして気に留める様子もなく電話で話し込んでいた。相手は弁護士で恋人のローレンスだ。
ジョルジュは前の晩に交通事故を起こしていた。彼は自殺を図ったが死ぬことができず、車椅子生活を送ることになってしまう。
それからもジョルジュは自殺願望が収まらない。街に出て行っては、死ぬための銃を用意して欲しいと頼んで回るが、誰からも相手にされなかった。
そんなジョルジュの気持ちをよそに、彼の誕生パーティーが盛大に開かれる。多くの人が祝いに駆けつけるが、その中にはトマの不倫相手もいた。もちろんトマと彼女は、親しい素振りを見せない。アンヌはみんなにエヴを紹介するが、家庭の事情を話してしまい微妙な空気になる。ピエールも急に使用人に対して差別的な発言をするなど、終始気まずい雰囲気が漂う。
映画『ハッピーエンド(2017)』のあらすじ【転】
意識不明だったエヴの母親が、とうとう亡くなってしまう。エヴは正式にトマに引き取られる事になった。
エヴは、トマと不倫相手が一緒になることを疑っていた。そうなると、自分が施設に預けられるのではないかという不安に駆られる。そして精神安定剤を大量に飲んで自殺未遂を図るが、一命は取り留める。
エヴの本心が分からないトマは、ジョルジュに頼んで話を聞いてもらうことにする。
ジョルジュとエヴは、接する内にお互いに不思議なシンパシーを感じるようになる。そしてジョルジュは、かつて自身の妻を介護中に殺してしまったことを打ち明ける。エヴの方も、以前同級生を毒殺しようとしたことを告白するが、母のことは黙っていた。
一方、アンヌとピエールは崩落事故の事後対応を進めていた。ピエールは、事故の謝罪をするため被害者の家を訪れる。被害者家族の男は怒りからピエールを殴りつける。頼りないピエールの代わりに、アンヌがうまく立ち回り示談の方向に話が進む。そしてアンヌは、恋人で被害者側の弁護士ローレンスと婚約することになる。
映画『ハッピーエンド(2017)』の結末・ラスト（ネタバレ）
海辺のレストランで、アンヌとローレンスの婚約パーティーが開かれ一家が一堂に会する。母の再婚に反対するピエールは、招かれていない黒人達を勝手に呼んで場を騒然とさせる。アンヌは内心では腹を立てながら、その場を必死で取り繕う。見ていられない状況に耐えかねたジョルジュは、エヴに外へ連れ出して欲しいと頼む。
外に出たジョルジュは、海まで車椅子を押して行くようイヴに指示する。エヴは言われた通り車椅子を押して行き、水際で止めた。ジョルジュはエヴにパーティー会場へ戻るように言うと、車椅子を自分で動かして水の中に入っていった。しかしエヴは、助けるわけでも大人を呼ぶわけでもなく、その様子をスマートフォンで撮り始めた。
そこへ、ジョルジュがいないことに気づいたトマとアンヌがやって来る。二人は、ジョルジュが海に入っていくのを見て慌てて助けに走る。それでも尚、エヴはスマートフォン越しにその姿を眺めているだけだった。
映画『ハッピーエンド(2017)』の感想・評価・レビュー
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映画『ハッピーエンド(2017)』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『ハッピーエンド(2017)』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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