映画『クレイジー・キラー悪魔の焼却炉』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『クレイジー・キラー悪魔の焼却炉』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『クレイジー・キラー悪魔の焼却炉』の作品情報
映画『クレイジー・キラー悪魔の焼却炉』の登場人物（キャスト）
映画『クレイジー・キラー悪魔の焼却炉』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『クレイジー・キラー悪魔の焼却炉』の感想・評価・レビュー
映画『クレイジー・キラー悪魔の焼却炉』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

映画『クレイジー・キラー悪魔の焼却炉』の作品情報

出典：https://video.unext.jp/title/SID0060919

製作年	1969年
上映時間	88分
ジャンル	ホラー
監督	マリオ・バーヴァ
キャスト	スティーヴン・フォーサイスダグマー・ラッサンダーラウラ・ベッティジェラルド・ティシー
製作国	スペインイタリア

映画『クレイジー・キラー悪魔の焼却炉』の登場人物（キャスト）

ジョン・ハリントン（スティーヴン・フォーサイス）: 資産家の母から引き継いだ広大な邸宅とファッション会社を所有する経営者。一方で「純潔を守れない花嫁は初夜に死ぬべき」という妄想を抱き、新妻ばかりを狙って殺人を繰り返す猟奇犯罪者という裏の顔がある。さらに証拠隠滅を図るため、遺体を屋敷の焼却炉で燃やしている。
ミルドレッド・ハリントン（ラウラ・ベッティ）: ジョンの妻。ジョンとは再婚で、前の夫とは死別。商才のないジョンが母から引き継いだ仕事を実質取り仕切っており、夫婦仲は険悪。夫に対する愛憎から離婚を頑なに拒否している。降霊術に傾倒しており、嫌がるジョンを毎回降霊会に同行させている。
ヘレン・ウッド（ダグマー・ラッサンダー）: ジョンに雇われているモデル。姉であるロージーの友人から紹介してもらい、自らを売り込みにジョンの会社にやって来る。異常者と知らずジョンに惹かれていき、まんまとターゲットにされる。
ラッセル警部（ヘスス・プエンテ）: 花嫁ばかりを狙った連続失踪・殺人事件を捜査している刑事。ジョンの会社のモデルがいなくなって以来ジョンを容疑者として疑っており、足繁く屋敷に通い聞き込みをかける。しかし、動機が全く分からず中々尻尾がつかめないでいる。

映画『クレイジー・キラー悪魔の焼却炉』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）

映画『クレイジー・キラー悪魔の焼却炉』のストーリー（あらすじ）を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『クレイジー・キラー悪魔の焼却炉』のあらすじ【起】

母が経営していたファッション会社と広い屋敷を引き継いだジョン・ハリントン。彼は一見身綺麗で紳士的な男だが、実際は花嫁姿の女性ばかりを狙い殺害している異常犯罪者だった。そればかりか、屋敷の温室にある焼却炉で遺体を焼いて証拠隠滅も図っていた。彼は殺しを楽しむ一方で、思い出しそうで思い出せない幼い頃の記憶が頭の隅に引っ掛かっていた。

ジョンにはミルドレッドという妻がいるが、関係は完全に冷え切っている。ジョンが別れたがっている一方、ミルドレッドは愛憎にも似た感情からそれを頑なに拒否していた。

ある日、ジョンの元にヘレン・ウッドという女性がモデルの売り込みにやって来る。姉であるロージーの友人から紹介してもらったというヘレン。ロージーは1年ジョンの元で働いたあと2週間前に突然失踪していた。無論ロージーもジョンの犠牲者だったが、ヘレンはもちろん知る由もない。ジョンは素知らぬふりをしてヘレンを迎え入れる。

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映画『クレイジー・キラー悪魔の焼却炉』のあらすじ【承】

翌日、屋敷にラッセル警部が訪ねてくる。花嫁の連続殺人事件を捜査している警部は、ロージーが行方不明になってから度々ジョンの元に事情を聞きにやって来ていた。1年で3人の花嫁が殺され、現在も4人が行方不明になっているが、犯人の動機が分からず精神異常者の可能性が高いという警部。それに対しジョンは、「イカレたやつにも動機があるかもしれない」と挑発じみた返答をするのだった。

その後、ジョンはモデルの1人であるアリスに「結婚するので辞める」と告げられる。ジョンは例の如く殺人衝動に駆り立てられ、ウェディングドレスを贈りたいと言ってアリスを呼び出して肉切り包丁で叩き殺す。そして、いつものように温室の焼却炉で遺体を燃やすのだった。

翌朝、いとこのところへ看病しに行くので、しばらく留守にするというミルドレッド。ジョンは全く関心を示すこともなく、むしろ厄介払いできるというような態度で空港までミルドレッドを送る。その直後ヘレンが現れ「奥さんがいなくなるのを待っていた」と言って愛を告白する。しかし、ジョンは花嫁以外に興味がなく、ヘレンのアプローチをかわして帰宅する。

映画『クレイジー・キラー悪魔の焼却炉』のあらすじ【転】

自宅に戻ったジョンだったが、旅立ったはずのミルドレッドが寝室におり面食らう。彼女はジョンの不倫を疑い、すぐに戻ってきたのだと言って嫉妬心を露わにする。いい加減うんざりしたジョンは、ミルドレッドを衝動的に殺害し、死体を温室に埋めた。

翌朝、ジョンが朝食を取っているとメイドがコーヒーを注ぎにくる。すると、誰もいない向かいのテーブルのカップにコーヒーを注ぎ始めるメイド。驚いて「誰の分だ？」とジョンが尋ねると、メイドは「奥様に頼まれました」と答えた。メイドの視線の先にはミルドレッドが座っているが、ジョンには見えない。その後、ファッションショーの会場にもミルドレッドの亡霊が現れ、周囲の人間には見えているようなのに自分には見えず動揺を隠せないジョン。

怖くなったジョンはミルドレッドの死体を掘り返し、すぐに焼却炉で焼いて跡形もなく消し去った。その後、憂さ晴らしにクラブへ繰り出すジョンだったが、灰になってもなおミルドレッドの亡霊が現れ彼を苦しめる。

映画『クレイジー・キラー悪魔の焼却炉』の結末・ラスト（ネタバレ）

ミルドレッドの遺灰を川に撒き捨てたジョンは、ストレスを沈めるため次のターゲットを求めて新婚夫婦の家に侵入。そこへマークしていた警察がやって来て慌てて逃げ出すが、すぐに自宅にも警部たちがやって来る。しかし、ジョンに好意を寄せているヘレンが現れ、「ジョンは自分とずっと一緒にいた」と嘘のアリバイを話して警察を追い返してしまう。

ジョンは結局殺人衝動を抑えられず、ヘレンにウェディングドレスを着せて花嫁に見立て、毒牙にかけようとする。ここで彼はすべてを思い出した。母親を殺したのは幼い頃のジョン自身だった。母親が再婚相手と愛し合っているのを見たジョンは、衝動的に再婚相手と母親を殺してしまったのだ。

警部たちが駆けつけ、ヘレンは寸でのところで助かりジョンは逮捕された。実はヘレンは警察が仕込んだ囮で、ジョンに気があるフリをさせて尻尾を出すのを待っていたのだった。護送車に乗せられ連行されるジョンの横には、ミルドレッドの亡霊がたたずんでいる。「一生つきまとうわ」とつぶやくミルドレッドに、ジョンは戦慄するのだった。

映画『クレイジー・キラー悪魔の焼却炉』の感想・評価・レビュー

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