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映画『処刑男爵』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『処刑男爵』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『処刑男爵』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0051046

製作年 1972年
上映時間 98分
ジャンル ホラー
監督 マリオ・バーヴァ
キャスト ジョセフ・コットン
エルケ・ソマー
マッシモ・ジロッティ
ラーダ・ラシモフ
製作国 イタリア

映画『処刑男爵』の登場人物(キャスト)

ピーター・クレイスト(アントニオ・カンタフォラ)
父方の先祖にあたるオットー・フォン・クレイスト男爵の秘密を探るためウィーンを訪れた青年。男爵がかつて住んでいた古城で修復工事を行う建築学生のエヴァと出会い、共に男爵を復活させる儀式を執り行う。封印する呪文が書かれた紙を焼失してしまい、復活した男爵の恐怖に晒されることになる。
エヴァ・アーノルド(エルケ・ソマー)
男爵の居城を修復するために派遣された建築学校の学生。現場監督のドルトムントと作業の指揮に当たっている。男爵を復活させるというピーターに当初は半信半疑だったが、結局協力。蘇った男爵に付け狙われることになる。
カール・フンメル(マッシモ・ジロッティ)
ピーターの叔父で大学教授。男爵の復活に懐疑的だったが、エヴァが襲われたことでピーターの話を信じるようになる。男爵を封印するため、知り合いの霊媒師クリスティーナを二人に紹介する。
グレッチェン・フンメル(ニコレッタ・エルミ)
カールの娘。男爵を目撃したと話すなど、気掛かりな発言をたびたび口にする不思議な能力を持った少女。復活した男爵に襲われそうになるが、間一髪逃げ延びてカールたちに救われる。
アルフレッド・ベッカー(ジョセフ・コットン)
処刑男爵の古城を競売で落札した謎の老紳士。男爵が蘇ったとエヴァから忠告を受けるが、気にする様子もなく聞き流す。屋敷を単に修復するだけでなく、男爵が処刑を行っていた拷問部屋を忠実に再現するなど異常性が垣間見える。

映画『処刑男爵』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『処刑男爵』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『処刑男爵』のあらすじ【起】

中世オーストリアの城主オットー・フォン・クレイスト男爵の子孫にあたるピーターは、自身のルーツを探るためウィーンにやって来た。男爵は、自分に逆らうものを嬉々として拷問した後、串刺しにして城壁にぶら下げるという残虐性から「処刑男爵」と呼ばれて恐れられた。ピーターは、男爵に処刑されたエリザベート・ホールという魔女が握っていた秘密についても確かめるつもりだった。

空港で叔父のカールに出迎えられたピーターは、その足でかつて男爵が住んでいた居城に立ち寄る。城は現在ホテルに改築中で、工事の現場監督であるドルトムントと、建築学生のエヴァが作業の指揮に当たっていた。

その夜、ピーターとエヴァはカールから自宅に招待され、夕食の席でエリザベートのことに話題が及ぶ。ピーターはエリザベートが残したという呪いの古文書を持参しており、書かれてある呪文を唱えると男爵が蘇るのだと皆に話した。すると、カールの娘であるグレッチェンが「学校の帰りに男爵を見た」と言い出し、さらに好奇心を駆り立てられるピーター。エリザベートの古文書で男爵が復活するのか確かめるため、ピーターはエヴァと城へ向かうことにする。

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映画『処刑男爵』のあらすじ【承】

城に到着し、恐る恐る古文書を読み上げるピーター。すると、真夜中にも関わらず突然城の鐘が二回鳴り響き、部屋の鎧戸がガタガタと音を立て始めた。ピーターが慌てて男爵の召喚を取りやめる呪文を唱えると、異常現象は収まり静かになった。

翌日、ピーターは懲りずにエヴァを伴って城を訪れ、再び男爵の復活を試みる。すると、昨日と同じように鐘が二回鳴り、何者かがドアを突き破ろうとしてきた。さらに、窓が勢いよく開いた拍子で風が吹き込み、舞い上がった古文書が暖炉に吸い込まれて燃えてしまう。一方城の外では、顔が爛れて見るもおぞましい処刑男爵が土の中から這い出て来るが、二人はまだそれに気づいていなかった。復活した男爵は町を徘徊し始め、医師と通りすがりの酔っぱらいを立て続けに襲い殺害する。

男爵を封印するための古文書を失ったピーターたちはカールに相談するが、言い伝えは迷信だと言われ、まともに取り合ってくれない。その頃、男爵は城でドルトムントを襲撃。首の骨を折って殺害し、自殺に見せかけてロープで吊るした。さらに、後からやって来た守衛のフリッツを殴って気絶させ、内側に棘がついた拷問用の棺に押し込めて殺害する。

映画『処刑男爵』のあらすじ【転】

数日後、城の所有権が競売にかけられ、アルフレッド・ベッカーという老紳士が落札したと公表される。後日、ベッカーから城に招待されたエヴァは、男爵が復活したこと、封印する術を失ってしまったことを知らせるが、軽くあしらわれてしまう。その夜、エヴァの学生寮に突如男爵が出現。慌てて逃げ出したエヴァは男爵に追い回されながらも、ピーターに救われてカールの家に駆け込む。エヴァから話しを聞いたカールは、男爵の存在を信じざるを得なくなった。

翌日、カールはクリスティーナ・ホフマンという霊媒師をピーターとエヴァに紹介する。クリスティーナは、男爵を封印するためエリザベートの霊を呼び出してくれることになった。召喚されたエリザベートの霊は「男爵を滅ぼすことができるのは彼に滅ぼされた者だけ」という言葉を残す。

その後、帰宅途中のグレッチェンが男爵に襲われそうになるが、駆け付けたカールたちに助けられる。一行はベッカーに事情を説明するため城に向かった。しかし、ベッカーはカールたちの話を聞き流し、城の改築が終わったので今夜招待すると誘ってきた。

映画『処刑男爵』の結末・ラスト(ネタバレ)

帰宅後、「ベッカーはお化けよ」とグレッチェンが言い出したため、今夜行くのは危険だと主張するカール。しかし、ピーターとエヴァは逆に男爵を封印するチャンスだと言って意見が分かれる。すると、グレッチェンが「男爵を倒す武器はエリザベートのネックレス」とつぶやき、エヴァがクリスティーナから譲り受けたネックレスを指し示した。

結局ベッカーの招待を受けて城に乗り込んだ三人。しかし、城の修復のみならず串刺し処刑まで再現していたベッカーに、怖くなったカールたちは引き揚げることにした。すると、「自分が処刑男爵だ」とばかりにベッカーが正体を現し、三人を拷問部屋に監禁する。

ピーターが男爵の毒牙にかかりそうになったその時、棺の中で死んでいるフリッツの上にエヴァがネックレスを落とした。すると、突然男爵が苦しみ始め、フリッツが復活。さらに、かつて処刑された人々も次々に生き返って、集団で男爵を拷問にかけ始める。その隙にエヴァはカールとピーターを救出。男爵の断末魔の叫びが響き渡る中、三人は城を脱出したのだった。

映画『処刑男爵』の感想・評価・レビュー

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映画『処刑男爵』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『処刑男爵』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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