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映画『DAU. ナターシャ』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『DAU. ナターシャ』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『DAU. ナターシャ』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0060548

製作年 2020年
上映時間 138分
ジャンル ヒューマンドラマ
監督 イリヤ・フルジャノフスキー
エカテリーナ・エルテリ
キャスト ナターリヤ・ベレジナヤ
オリガ・シカバルニャ
ウラジーミル・アジッポ
アレクセイ・ブリノフ
製作国 ドイツ

映画『DAU. ナターシャ』の登場人物(キャスト)

ナターシャ(ナターリヤ・ベレジナヤ)
軍事研究施設の中にある食堂で働く中年のウェイトレス。同僚の若いオーリャと二人で毎日忙しく店を回している。かつて付き合っていた既婚男性と別れてから日々孤独感に苛まれており、閉店後に客が残したシャンパンを飲みながらオーリャと二人でおしゃべりすることが唯一の楽しみ。
オーリャ(オリガ・シカバルニャ)
ナターシャと共に食堂で働く若いウェイトレス。仕事中はうまくやっているが、ナターシャにこき使われることに嫌気がさしており、ことあるごとに喧嘩が勃発する。ただ、ナターシャとは不思議な絆で結ばれており、次の日には自然と元の鞘に収まっている。
KGB調査官(ウラジーミル・アジッポ)
外国人と肉体関係を持ったナターシャをスパイ容疑で連行。アメとムチの緩急をつけた厳しい取り調べで、ナターシャを精神的にも肉体的にも追い詰めていく。今後も密告を約束させてから解放する。
リュック(リュック・ビジェ)
研究所で重要な生体実験に関わっているフランス人の物理化学者。いつも利用する食堂で働くナターシャに好意を寄せており、パーティーでいいムードになった彼女と体の関係を持つ。

映画『DAU. ナターシャ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『DAU. ナターシャ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『DAU. ナターシャ』のあらすじ【起】

1952年、ソビエト連邦の某所にある秘密研究所。施設に併設されている食堂では、重要な軍事兵器の実験に関わる科学者や研究員たちが毎日訪れ賑わっていた。食堂はウェイトレスのナターシャとオーリャが二人で回している。忙しい1日が終わった後、客が残したシャンパンを飲み、お互いに世間話や恋の話をするのが二人の日課になっていた。

ナターシャはかつて付き合っていた既婚男性のことを忘れられずにいた。一方、オーリャは医者の娘でまともな恋愛経験がなく、ナターシャは彼女のことを見下していた。それと同時にその若さと美しさを妬み、食堂でこき使うことで日頃のストレスを発散させている。今日も床のモップ掛けをしてから帰るように指示するナターシャだったが、オーリャは明日の朝やればいいと言って聞かない。帰ろうとするオーリャを引き留めるナターシャ。それに抵抗するオーリャ。その内、取っ組み合いの喧嘩に発展してしまうのだった。

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映画『DAU. ナターシャ』のあらすじ【承】

何だかんだあってもナターシャとオーリャの間には不思議な信頼関係があった。激しくやり合ったあとでも、次の日には何事もなかったかのようにいつも元通りの仲に戻っている。

ある日、いつも食堂を利用している研究チームが、苦労の末に重要な人体実験を成功させる。成果を祝してオーリャの家でパーティが開かれることになり、集まった研究員たちが皆で盛大に飲んで騒いでいる中、少し遅れてナターシャがやって来る。

以前からナターシャのことを気に入っていたフランス人の科学者リュックは、彼女を横に座らせて酒を飲み上機嫌になる。しかし、リュックはロシア語を話すことができず、ナターシャはロシア語しか話せないため、少し英語を話せるオーリャが通訳となり、二人は距離を縮めていく。酔いも手伝ってナターシャとリュックはいいムードになり、そのまま男女の関係を持った。

映画『DAU. ナターシャ』のあらすじ【転】

次の日。ナターシャとオーリャは、いつものように閉店後に酒を呷る。あまり酒に強くないオーリャに、ナターシャはお構いなしでウォッカを次々と注いで強引に飲ませる。当然のごとくオーリャは幾度となく嘔吐するが、フラフラになりながらも意地になって飲み続けた。そして、またいつものように口論となり、オーリャはナターシャを激しく罵って出ていってしまった。泥酔したまま取り残されたナターシャは、孤独に打ちひしがれて泣き出したかと思ったら、突然暴れ出して食堂の中をめちゃくちゃに破壊してしまう。

その後、食堂での騒ぎが国家保安委員会の耳に入り、ナターシャは当局に連行されてしまう。外国人と関係を持ったことも知られ、スパイ容疑をかけられたナターシャは、KGBの上級役員であるウラジミール・アジッポの取り調べを受けることになる。はじめは紳士的に接するアジッポだったが、急に隣の部屋にナターシャ連れて行ってから態度を豹変させる。口汚い言葉で激しく彼女を責め立て、「食堂の売上にも手を出しているだろう」と濡れ衣まで着せ始める。

映画『DAU. ナターシャ』の結末・ラスト(ネタバレ)

再び取調室に戻されるナターシャ。今度は最初と同じように優しい口調に戻り、コニャックをすすめてくるアジッポ。ナターシャも気持ちを落ち着かせてからあらためて罪を否定するが、アジッポは再度隣の部屋に彼女を連れて行く。そしてまた態度が荒々しくなり、ナターシャに服を脱げと言って全裸にして性的な屈辱を味わわせるのだった。

緩急をつけた不気味な取り調べ手法によってナターシャは徐々に追い詰められていき、最後にはリュックをスパイとして告発する手紙を書くよう仕向けられる。嘘の告発文を書き終えたナターシャは、今後も科学者たちを見張って密告するよう釘を刺されてから解放される。その後、ナターシャは馴れ合いをやめ、冷たい態度でオーリャに接し始めるのだった。

映画『DAU. ナターシャ』の感想・評価・レビュー

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映画『DAU. ナターシャ』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『DAU. ナターシャ』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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