映画『ストリーマーズ若き兵士たちの物語』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『ストリーマーズ若き兵士たちの物語』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『ストリーマーズ若き兵士たちの物語』の作品情報
映画『ストリーマーズ若き兵士たちの物語』の登場人物（キャスト）
映画『ストリーマーズ若き兵士たちの物語』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『ストリーマーズ若き兵士たちの物語』の感想・評価・レビュー
映画『ストリーマーズ若き兵士たちの物語』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

映画『ストリーマーズ若き兵士たちの物語』の作品情報

出典：https://video.unext.jp/title/SID0076423

製作年	1983年
上映時間	118分
ジャンル	ヒューマンドラマ
監督	ロバート・アルトマン
キャスト	マイケル・ライトマシュー・モディーンミッチェル・リヒテンシュタインデヴィッド・アラン・グリア
製作国	アメリカ

映画『ストリーマーズ若き兵士たちの物語』の登場人物（キャスト）

ビリー（マシュー・モディーン）: アメリカ陸軍の空挺部隊に所属する若き白人兵士。大学出のインテリでひねくれ者。同じ部隊のロジャー、リッチーとつるんでいる。いつ前線に送られるか分からない状況の中、嫌なムードを払拭しようといつもロジャーとふざけ合っている。
カーライル（マイケル・ライト）: ビリーたちとは別の中隊に所属する黒人兵士。同じ黒人のロジャーがいると知ってビリーたちの兵舎に顔を出すようになる。前線行きが近いと知って精神状態が不安定になっており、ビリーたちに挑発的な言葉をかけて神経を逆撫でしてくる。
リッチー（ミッチェル・リヒテンシュタイン）: ビリーと同僚の白人兵士。ホモセクシャルで、同じ兵舎のマーティンと関係を持っているが、ビリーたちには隠している。かねてから仕草が女性的で、ビリーからは疑われて嫌悪されている。
ロジャー（デヴィッド・アラン・グリア）: ビリーたちの同僚の黒人兵士。陽気な性格でビリーといつもふざけている。訪ねて来た別隊のカーライルのしつこさに呆れながらも、同じ黒人のよしみでビリーたちに比べると好意的に接する。
ルーニー（ガイ・ボイド）: ビリーたちの上官。長い軍隊生活で精神がすり減っており、完全に酒に溺れてしまっている。同僚のコークスと、ビリーたちの兵舎にやって来ては、戦地での武勇伝を語りビリーたちをうんざりさせる。
コークス（ジョージ・ズンザ）: ビリーたちの上官でルーニーの戦友。数々の戦績と前線を生き抜いてきた自負があるが、白血病に冒されており、その事実を受け入れられずにいる。ルーニー共々戦場での過酷な体験をビリーたちに語る。

映画『ストリーマーズ若き兵士たちの物語』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）

映画『ストリーマーズ若き兵士たちの物語』のストーリー（あらすじ）を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ストリーマーズ若き兵士たちの物語』のあらすじ【起】

ベトナム戦争が泥沼化する1965年、ワシントンにある海兵隊の訓練所。アメリカ陸軍の空挺部隊に所属する若き兵士のビリー、リッチー、ロジャーの3人は、いつ前線に送られるか分からない状態の中、同じ兵舎で共同生活を送っていた。ビリーとロジャーは暗い気持ちを少しでも紛らわすため、上官のルーニー軍曹が行う訓練を茶化して、ストレスを発散させていた。しかし、戦争への恐怖を完全には断ち切ることが出来ず、口を衝いて出てくるのは志願したことへの後悔だった。

ビリーとロジャーは、かねてからリッチーがホモセクシャルではないかと疑っていた。ビリーは日に日に仕草が女性っぽくなるリッチーを嫌悪していたが、ロジャーは半信半疑だった。

ある時、別中隊に所属する新兵の黒人カーライルが、ビリーたちの兵舎を訪ねてやって来る。同じ黒人のロジャーがいると聞いて会いに来たというカーライルは、白人の機嫌取りをしていると言って突然ロジャーに絡み始める。シャワールームから出てきたリッチーにもちょっかいを出し始めたため、ロジャーはカーライルを追い払った。

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映画『ストリーマーズ若き兵士たちの物語』のあらすじ【承】

しばらくして、ルーニーとその友人コークスが泥酔状態で兵舎に入って来る。二人は前線での武勇伝や過酷な体験を生々しく語り始め、ビリーたちにじわじわとストレスを与えてくる。蓋つきのタコつぼに潜んでいた敵兵に手榴弾を投げ込んで、閉じ込めてから殺したという陰惨な話を始めるコークス。さらにルーニーと一緒に、落下傘が開かずに死んでいく兵士のことを歌った「ビューティフル・ストリーマーズ」を口ずさみ始めるが、突然失神して倒れてしまう。コークスは白血病に冒されており、絶望の淵に立たされていたのだ。

ルーニーがコークスを連れて兵舎を出て行った後、今度はクラブ帰りで酔っ払ったカーライルが転がり込んで来る。そして、兵舎に入って来るや否や、「自分は孤独だ」と泣き喚いてその場に倒れ込んでしまう。３人は仕方なくカーライルを泊めてやることにした。

映画『ストリーマーズ若き兵士たちの物語』のあらすじ【転】

翌日。再びカーライルが兵舎にやって来て「リッチーとできているんだろう？」とビリーをからかい始める。そして、ビリーとロジャーの目の前で、リッチーとの関係を匂わせて挑発し出した。ビリーは苛立ちながらも相手にしない態度を見せるが、リッチーはそんなビリーを「馬鹿で嘘つきだ」と罵り、ロジャーはそれを呆れた様子で見ていた。

カーライルは以降も挑発的な態度を繰り返してビリーを怒らせ、一触即発のムードが漂う。ビリーに靴を投げつけられたカーライルはついに逆上し、怒りに任せてナイフでビリーの手の平を切りつけてしまう。痛みに呻きながらビリーもナイフを持ち出し、出て行けと言ってカーライルを怒鳴りつけると、カーライルは反射的にナイフでビリーの腹を刺してしまう。そこへ偶然現れたルーニーまでも滅多刺しにして殺してしまったカーライルは、ロジャーを口止めして、慌てて兵舎から飛び出していった。

映画『ストリーマーズ若き兵士たちの物語』の結末・ラスト（ネタバレ）

リッチーがMPを兵舎に呼ぶが、ナイフを持っていたロジャーが疑われてしまう。カーライルもすぐに連れて来られるが、必死に無関係を装おうとした。そんな様子にもリッチーは冷静で、カーライルがビリーを刺したと証言。取り乱すカーライルはMPに連行されていった。

ベッドに入ったロジャーは、はっきりしないリッチーの態度が元凶だと彼を詰った。するとリッチーは、ビリーが好きで嫉妬させたかったと打ち明ける。そこへ、例によって泥酔したコークスがルーニーを探しにやって来る。ワインを呷りながら、いつものようにルーニーとの思い出を語り始めるコークス。泣いているリッチーを見てコークスが不思議がっていると、ロジャーが「リッチーはゲイだ」と暴露する。しかしコークスは動じず、急に真剣な面持ちになり、「世間はもっと酷いことで溢れている」と言って、これまでの人生を振り返った。そして、コークスが口ずさむ「ビューティフル・ストリーマーズ」の調べが悲しく兵舎に響くのだった。

映画『ストリーマーズ若き兵士たちの物語』の感想・評価・レビュー

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