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映画『返校 言葉が消えた日』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『返校 言葉が消えた日』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『返校 言葉が消えた日』の作品情報


出典:https://movieimpressions.com/henko/

製作年 2019年
上映時間 102分
ジャンル ミステリー
監督 徐漢強
キャスト 王淨
曾敬驊
傅孟柏
蔡思韵
朱宏章
製作国 台湾

映画『返校 言葉が消えた日』の登場人物(キャスト)

ファン・レイシン(ワン・ジン)
女子高校生。おとなしい性格で自分の感情を表に出さない。複雑な家庭で育つが、優しく接してくれるチャン先生に恋心を抱いている。
ウェイ・ジョンティン(ツォン・ジンファ)
男子高校生。ファンの後輩。秘密読書会のメンバーで、困った人を救おうとする仲間思いの性格。
チャン・ミンホイ(フー・モンボー)
美術教師で生活指導教員も兼ねている。生徒に優しく接する先生。秘密読書会のメンバーで、会の中でも特別な役割を担っている。
イン・ツイハン(チョイ・シーワン)
音楽教師。秘密読書会のメンバーで、中心的な存在。周囲の先生や生徒からの信頼が厚く、特にチャン先生と仲が良い。
ホアン・ウェイション(リー・グァンイー)
ファンたちが通う学校の先生。禁書を持っているのではないかと憲兵たちから目を付けられている。
アソン・ションジエ(パン・チンユー)
秘密読書会のメンバー。おとなしい性格でバイ教官から目を付けられてしまうが、他の仲間たちから助けてもらっている。
バイ教官(チョウ・ホンジャン)
国に対しての忠誠心が強く、生徒や教師の中に反逆者がいないか監視をしている。規則に厳しい性格。

映画『返校 言葉が消えた日』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『返校 言葉が消えた日』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『返校 言葉が消えた日』のあらすじ【起】

とある高校の前でひとりの教官が姿勢正しく立っている。生徒の一人のアソンが、バイ教官から目を付けられて荷物検査を受ける。たまたま通りかかった友人のウェインのおかげで無事に荷物検査を通過することができる。生徒が隠していたものは、本であった。

1962年当時の台湾では、本を読むことは政府から禁止されていた。本を読んだものは、処刑されていた。

禁止されているにもかかわらず放課後になるとウェイたちは、倉庫に集まって禁止されていた本を読んでいた。

場面は過去に変わる。教室で目が覚めるファン。周りを見渡してみると、誰もいないことが分かる。ファンは、見つけたろうそくに火をつけて、教室を出る。すると、一人の女の子の鳴き声が聞こえてくる。怖くなったファンの前に、チャン先生が現れる。チャン先生は、講堂へ入っていく。遅れてファンも中へ入る。

講堂の中には、蔣介石の肖像画と台湾の国旗が掲げられている。さらに女子生徒が首を吊っており、その様子を見ながら他の男子生徒たちが拍手していた。異様な光景に驚いているファンの背後からウェイが講堂に入ってくる。

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映画『返校 言葉が消えた日』のあらすじ【承】

ファンとウェイは、教室で目が覚める。周りには誰もおらず、二人だけが教室に居た。窓の外を見ると、大嵐になっており、帰ることが難しいことに気づく。

ウェイは秘密読書会という組織のメンバーの一人で、いつも読書をしていた倉庫へ向かうことをファンに提案する。

倉庫の鍵は、管理人の部屋にあるため、管理人の部屋へ向かう二人。

管理人室までやってきた二人は、管理人に話しかける。ところが、管理人は顔の半分を失っており、ウェイに襲い掛かってくる。

逃げる二人は、何とか管理人の追跡から逃れることに成功する。たまたま逃げ込んだ部屋の鍵穴から外を覗いてみると、恐ろしい造形をした怪物がいた。怪物が管理人を見つけると、彼の首を折り、処刑してしまう。怪物がいなくなるのを待った二人は、倉庫へ向かう。

倉庫へ着いたファンとウェイ。そこでファンは、ウェイからチャン先生のことについて聞く。ウェイが加入している秘密読書会のリーダーはチャン先生だということをファンは知る。

映画『返校 言葉が消えた日』のあらすじ【転】

翌朝、いつも通り朝会をしていると、突如軍人たちが乱入してくる。そのまま軍人たちは、ホアン先生を連れ去る。怯える生徒たちだったが、校歌の合唱を続けるようバイ教官から命じられる。

放課後に開かれた秘密読書会では、誰かがこの集まりを密告するのではないかと生徒たちは互いに疑心暗鬼となっていた。そんな彼らにウェイは、「自分は捕まっても皆の名前は言わない」と宣言する。

そのまま部屋を出ていったウェイは、廊下の曲がり角でファンとぶつかる。落としてしまった参考書の中に、禁書があることをファンに見られてしまうが、ファンは気付かないふりをしてくれる。

その後、ウェイとファンは、読書会のメンバーの一人のウォンが禁書を校庭にある森で燃やしているのを目撃する。誰かに禁書を持っていることを目撃されたからだとウォンが話す。ウォンをウェイが慰めていると、後ろから怪物が現れ、ウォンを殺してしまう。ウェイとファンは、ときどき読書会で使用していた防空壕に逃げ込む。

映画『返校 言葉が消えた日』の結末・ラスト(ネタバレ)

防空壕の中には、読書会のメンバーがいて、ファンこそが密告者であると批判をする。密告者であることを否定しながら、ファンは急いで防空壕から飛び出していく。実は、ファンが密告者であった。

かつてファンは、恨みを持っていたインを密告したことがあった。その後、インは殺されてしまうのだが、自分が起こした出来事に耐えられなくなったファンは講堂で首を吊る。あの日、講堂で見た首を吊った少女はファン自身であった。

すべての記憶を取り戻したファンは、周囲の人々に謝罪をする。

その一方で、ウェイは警察に捕まり、学校の教室で拷問を受けていた。助けに来るファンだったが、ファンも怪物に捕まってしまう。絶体絶命のファンが、すべての罪を認めると怪物は消え去り、開放される。

そしてウェイを校門まで連れていくと、ファンは「あなたは生き残って」と伝え、学校と共に消えてしまう。

映画『返校 言葉が消えた日』の感想・評価・レビュー

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映画『返校 言葉が消えた日』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『返校 言葉が消えた日』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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