この記事では、映画『ハイ・ライフ』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『ハイ・ライフ』の作品情報
出典：https://video.unext.jp/title/SID0043403
| 製作年 | 2018年 |
|---|---|
| 上映時間 | 110分 |
| ジャンル | SF スリラー |
| 監督 | クレール・ドニ |
| キャスト | ロバート・パティンソン ジュリエット・ビノシュ ミア・ゴス ラース・アイディンガー |
| 製作国 | アメリカ フランス イギリス ドイツ ポーランド |
映画『ハイ・ライフ』の登場人物（キャスト）
- モンテ（若い頃：ミコワイ・グルース / 大人：ロバート・パティンソン）
- 若い時、飼っていた犬を殺されたことで、復讐として人を殺した囚人。科学への貢献という言葉に惹かれ、ミッションに参加する。禁欲的でストイックな男。
- ディブス医師（ジュリエット・ビノシュ）
- 宇宙船内で実験を行う女性医師。髪の毛は長く、腰まで伸びている。元々は囚人で、自分の子供と夫を殺害した過去を持っている。
- チャーニー（アンドレ・ベンジャミン）
- 地球に愛する妻子を持つ囚人。家族の名誉挽回のため、このミッションへの参加を希望した。モンテが最も気を許している人。穏やかな性格。
- ボイジー（ミア・ゴス）
- 生意気な性格の少女。モンテを慕っている。ディブスには、反抗的な態度を取る。妊娠しないためにはどうすれば良いか考え、実践している。
- ナンセン（アガタ・ブゼク）
- とても痩せた女性。役割はパイロット。囚人。
- エットーレ（ユアン・ミッチェル）
- 欲情を上手く抑えられない若い男。囚人。
- 船長（ラース・アイディンガー）
- 真面目でデリケートな男性。
- ウィロー（生まれたての赤ん坊：ジョニ・ブラウアー / ヨハン・バルトリッツ / 赤ん坊：スカーレット・リンジー / 少女：ジェシー・ロス）
- 宇宙船内で、モンテに育てられている女の子。
映画『ハイ・ライフ』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『ハイ・ライフ』のあらすじ【起】
モンテは宇宙船「7」の中で、赤ん坊ウィローを育てている。モンテはウィローに「タブー」という言葉を教えた。ウィローを寝かしつけると、モンテは地球本部への現状報告を行う。地球側が報告を承認すると、生命維持システムが24時間延長された。
その後モンテは乗員4名の遺体に宇宙服を着せ、宇宙へと葬った。もはや宇宙船内の生存者は、モンテとウィローのみである。ウィローが泣くと、モンテは気が滅入った。このような悲劇が起こったのには、理由があった。
随分前、男女9人の囚人を被験者とした実験が開始された。宇宙船内で、人工授精を行う研究である。囚人の中には、死刑宣告を受けた者もいた。ミッションは表向き、ブラックホールの回転するエネルギーを利用することが目標とされている。
船内を仕切っているのは、ディブスという女性医師だ。ディブスは、人工授精で何とか子供を作ろうと執念を燃やす。この奇妙なミッションに参加させられた囚人は皆、不快な表情を隠せない。なぜなら囚人同士の性交は禁じられ、男性は定期的に精液をサンプルとして提供しなければならないからだ。
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映画『ハイ・ライフ』のあらすじ【承】
モンテは精液を提出していなかった。モンテに特別な感情を抱いていたディブスは、彼を贔屓し例外的にこれを許す。
宇宙船内には、自慰を行うためのボックスが用意されていた。ディブスはこの部屋を頻繁に利用し、絶頂を迎える。モンテも以前はこのボックスを利用していたが、次第に快楽よりも禁欲を選ぶようになった。
モンテはしばし、チャーニーと宇宙船内の庭で土いじりをした。チャーニーはそのうち、庭で寝るようになった。
ブラックホールが近づくと放射線量が増え、妊娠していたエレクトラが死亡する。また白血病を患っていた船長が発作を起こしたため、ディブスは彼を安楽死させた。
ある晩、エットーレという青年が、若い女ポイジーのベッドに忍び込み強姦した。向かいのベッドでこれを目撃したミンクは、怒り狂いエットーレを惨殺する。
ディブスは、囚人に与える鎮静剤の量を増やしていった。そして薬によって深い眠りに落ちたモンテの寝室に侵入し、彼に気づかれないよう強姦し精液を搾取する。その精液は、寝ているポイジーに注入され、赤ん坊が生まれた。
映画『ハイ・ライフ』のあらすじ【転】
ポイジーは、意図しないところで子供ができてしまい落ち込んだ。モンテは嬉しそうに赤ん坊をあやすディブスに、冷たい眼差しを向ける。彼は、赤ん坊が自分の子だと気づいていなかった。
パイロットのナンセンは、小型シャトルでブラックホールに向う準備をした。命がけの危険なミッションである。しかしシャトル発射後、乗り込んでいたのがナンセンではなく、ポイジーだったと分かる。ディブスやモンテは、愕然とした。ポイジーはシャベルでナンセンを殺害し、自分がシャトルに乗り込んだのだ。ポイジーの乗ったシャトルは、ブラックホールに近づくと、ヌードル効果のせいで爆発した。
ナンセンの死に傷ついたミンクは、ディブスをシャベルで殺そうとした。その場に居合わせたモンテは、反射的にシャベルを奪いミンクを撲殺してしまう。ミンクから襲われダメージを受けたディブスは、赤ん坊があなたの子であるとモンテに伝えた。そして自分がもう長くないと知り、船外に投身する。
ディブスの自殺を止められなかったモンテは、自分の頭を殴った。そして宇宙空間をさまようディブスの遺体を、不甲斐なく眺める。
映画『ハイ・ライフ』の結末・ラスト（ネタバレ）
庭には、チャーニーのスニーカーだけがあった。彼もまた自殺したのだ。こうして最終的に、モンテと赤ん坊のみが生き残ったのである。
ウィローは、年頃の美しい少女に成長した。モンテはこの歳になっても自分のベッドに潜り込んでくるウィローに、ちょっとした違和感を覚える。ウィローは、初潮を迎えた。
ある日モンテは、自分らの宇宙船とそっくりな船「9」が近くにいると気づく。誰かが乗っているかも知れない、そう思ったモンテは、宇宙服を着て宇宙船9に潜入する。だがその船に人は乗っておらず、中では犬がうろついていた。モンテは子犬を拾い上げ、カメラ越しにウィローに見せる。
モンテは宇宙船7に戻った。ウィローは、あの子犬を飼いたいと駄々をこね「放っておくなんて残酷だよ」と父を責める。モンテは「お前に何が分かる」と珍しく怒鳴った。
宇宙船はブラックホール付近まで来た。ウィローが「行ってみようよ」と言うので、2人はシャトルに乗り込みブラックホールへ向かう。宇宙服を脱いだ2人は黄金の光を目指し、更に先に進む決意をした。
映画『ハイ・ライフ』の感想・評価・レビュー
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映画『ハイ・ライフ』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『ハイ・ライフ』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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