
結論から言うと『彼の真実、彼女の嘘』は「どちらが悪いか」を決める物語ではありません。実際に全話観た私が、嘘が生まれた理由と衝撃のラストをネタバレありで解説します。
【結論】『彼の真実、彼女の嘘』は“真実が人を救わない瞬間”を描いたドラマだった
正直に言います。
このドラマを観終えたあと、私は強烈な疲労感を覚えました。
なぜなら本作が描いていたのは、
嘘を暴く爽快感ではなく、
真実が明らかになることで壊れていく人間関係だったからです。
どちらが正しいかではない。
「なぜ嘘をつくしかなかったのか」――
そこに、この物語の本質があります。
Netflixドラマ『彼の真実、彼女の嘘』基本情報【作品データ】
- 原題:His & Hers
- 配信:Netflix
- ジャンル:心理サスペンス/ミステリー
- 話数:全6話
男女それぞれの視点から物語が描かれる構成が、
観る側の判断を何度も揺さぶります。
【ネタバレなし】視聴前に知っておきたい3つの注意点
① 誰の視点も「完全には信用できない」
語られる証言は、
すべて主観です。
② 正解を用意しない物語
観終わっても、
スッキリしません。
③ 恋愛ドラマだと思うと痛い目を見る
これはラブストーリーではなく、
人間の自己保身を描いた物語です。
【ネタバレ】『彼の真実、彼女の嘘』あらすじと結末を整理して解説
※ここからはネタバレありです。
事件を巡って語られる、
「彼の証言」と「彼女の証言」。
どちらも嘘をついていたという事実
物語が進むにつれ明らかになるのは、
二人とも“自分を守るために真実を歪めていた”ということ。
完全な被害者も、
完全な加害者も存在しません。
【考察①】レクシーは本当に“悪者”だったのか
彼女の行動は、
冷酷に見えます。
しかし私は、
「選択肢を奪われ続けた人間の防衛反応」
だと感じました。
嘘は武器であり、
最後の逃げ道でもあったのです。
【考察②】彼が隠し続けた“真実”の正体
彼の嘘は、
他人を傷つけるためではありません。
弱さを知られたくなかった。
それだけです。
この小さな動機が、
取り返しのつかない結果を生みました。
【解説】タイトル『彼の真実、彼女の嘘』が示す皮肉
真実=善、
嘘=悪。
この単純な構図を、
本作は完全に否定します。
真実も嘘も、同じだけ人を傷つける。
それが、このタイトルに込められた皮肉です。
【解説】ラストシーンが示す“救いのなさ”の意味
結末で描かれるのは、
和解でも、赦しでもありません。
残るのは、
知ってしまった後の現実。
私はこのラストを、
「真実は明かされたが、問題は何一つ解決していない」
というメッセージだと受け取りました。
『彼の真実、彼女の嘘』を観終えたあなたへ
もしあなたが、
どちらにも共感できなかった
苦しかった
判断を保留したくなった
そう感じたなら、
それはこのドラマを正しく受け取った証拠です。
ぜひコメント欄で、
「あなたは彼と彼女、どちらの嘘が理解できたか」を教えてください。
『彼の真実、彼女の嘘』は、語り合うことで完成するドラマだと私は思います。





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