
結論から言うと『ランナウェイ』は失踪ミステリーではなく、親が知らなかった“子どもの人生”の物語です。実際に全話観た私が、犯人と結末の意味をネタバレありで解説します。
【結論】『ランナウェイ』は「娘を探す父」の物語ではなかった
このドラマを観終えたとき、
私は強烈な後味の悪さを覚えました。
なぜなら『ランナウェイ』が描いていたのは、
事件の解決ではなく、
親子の間に横たわる決定的な断絶だったからです。
失踪したのは娘だけではありません。
父と娘の関係そのものが、すでに壊れていた――
それが、この物語の核心です。
Netflixドラマ『ランナウェイ』基本情報【作品データ】
- 原作:ハーラン・コーベン
- 配信:Netflix
- ジャンル:サスペンス/ミステリー
- 話数:全8話
ハーラン・コーベン作品らしく、
「家族」「秘密」「過去」が幾重にも絡み合う構成になっています。
【ネタバレなし】視聴前に知っておきたい3つの注意点
① テンポは早いが、爽快感はない
次が気になる展開が続きますが、
見終わってスッキリはしません。
② 誰も完全には信用できない
善人に見える人物ほど、
隠し事を抱えています。
③ 家族ドラマとして観ると刺さる
ミステリーより、
親子関係の物語として観た方が深く残ります。
【ネタバレ】『ランナウェイ』あらすじと結末を整理して解説
※ここからはネタバレありです。
娘ペイジが突然姿を消し、
父サイモンは必死に行方を追います。
しかし調査が進むにつれ、
明らかになるのは「娘の秘密」だけではありません。
父サイモン自身も嘘を抱えていた
彼は良き父であり、誠実な男に見えます。
ですが過去には、
家族に言えない重大な秘密を隠していました。
娘の失踪は、
その“清算”でもあったのです。
【考察①】ペイジはなぜ家を出たのか
理由は単純な反抗ではありません。
彼女は、
「親が用意した人生」から逃げたかった。
守られているはずの環境が、
彼女にとっては檻だった――
私はそう解釈しました。
【考察②】真犯人は誰だったのか
この物語に、
分かりやすい黒幕はいません。
最も大きな原因は、
家族全員が“見ないふり”をしていたこと。
沈黙と無関心が、
悲劇を育ててしまったのです。
【解説】原作との違いが示すドラマ版のテーマ
ドラマ版『ランナウェイ』は、
原作以上に「父親の視点」を強調しています。
それは、
親世代への問いかけ。
「あなたは、子どもの人生を本当に知っていますか?」
という、極めて残酷な問いです。
『ランナウェイ』を観終えたあなたへ
もしあなたが、
苦しかった
共感できなかった
どこか身につまされた
そう感じたなら、
それはこのドラマが正しく刺さった証拠です。
ぜひコメント欄で、
「あなたは親と子、どちらの立場で観たか」を教えてください。
『ランナウェイ』は、語り合うことで完成するドラマだと私は思います。






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