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映画『ホールドアップダウン』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ホールドアップダウン』の概要:2005年公開の日本映画。V6のメンバー6人が主演を務めており、V6が主演を務める映画としては『ハードラックヒーロー』に続く2作目である。クリスマスにサンタクロースのコスプレをして強盗をする木俣と佐川が、奪った金をコインロッカーに隠すことから物語が展開していく。

映画『ホールドアップダウン』の作品情報

ホールドアップダウン

製作年:2005年
上映時間:97分
ジャンル:コメディ、アクション
監督:SABU
キャスト:坂本昌行、長野博、井ノ原快彦、三宅健 etc

映画『ホールドアップダウン』の登場人物(キャスト)

木俣兆次(井ノ原快彦)
クリスマスイブに銀行強盗を計画する。強盗に成功するも、金を隠したコインロッカーの鍵をなくしてしまうなど、おっちょこちょいな一面もある。電車が好きで、尋問を担当した婦警と電車の話に花を咲かせる。
佐川豊(三宅健)
木俣の長年のパートナーであり、クリスマスイブに共に銀行強盗を行う。ラストシーンでは木俣が結婚するところを優しく見守るなど、木俣のことを大切に思っている。
沢村光一(岡田准一)
コインロッカーの鍵を手にするストリートミュージシャン。長髪に髭など、風貌がイエスキリストに似ていることから、平松に神様だと勘違いされる。
木場正巳(坂本昌行)
木俣と佐川を追う刑事。沢村を誤って轢いてしまった星野を脅すなど、刑事であるが悪い一面も持っている。
星野勇介(長野博)
沢村を誤って轢いてしまう刑事。子どもが6人おり、家族のことを大切に思っているが、ハンドルを握るとスピード狂になってしまう。
平松勝(森田剛)
元牧師のトラック運転手。信仰深く、人生に絶望して自殺しようとしていたところ、川から流れてきた沢村をキリストと勘違いし助けようとするが、誤って氷漬けにしてしまう。

映画『ホールドアップダウン』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ホールドアップダウン』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ホールドアップダウン』のあらすじ【起】

クリスマスイブ、木俣と佐川は、銀行強盗を計画していた。銀行強盗のために乗ってきた車の中で、2人はサンタクロースの格好に着替え、拳銃を手にして銀行に乗り込んでいく。銀行強盗に成功した木俣と佐川は、置いてきた車に戻ると、車がなくなっていた。駐車禁止の場所に停めてしまったために、レッカー移動させられてしまったのだ。

車がなく着替えることもできない2人は、サンタクロースの格好のまま駅に向かう。そして、駅のコインロッカーにとりあえず金を隠そうとするが、小銭がなくコインロッカーを使うことができないことに気づく。木俣と佐川は、近くで演奏をしていたストリートミュージシャンの沢村から小銭を奪い、コインロッカーに金を隠す。

無事に金を隠した2人であったが、小銭を奪われたことに怒った沢村に追いかけられる。なんとか沢村から逃げ切ることに成功したが、木俣と佐川はその際にコインロッカーの鍵を落としてしまった。そして、沢村はその鍵を拾い、木俣と佐川を追いかけていく。

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映画『ホールドアップダウン』のあらすじ【承】

刑事である木場と星野は、車でパトロールをしていた。するとそこに、鍵を持って走っていた沢村が飛び出し、沢村を轢いてしまう。その際に、沢村が持っていた鍵が宙を舞い、偶然にも沢村の口の中に入ってしまう。

警察官であるにも関わらず、人を轢いてしまったことに気が動転した星野であったが、木場に隠蔽するように促される。家庭がある星野にとって、懲戒免職になることは避けたいので、沢村を車に乗せ、そのまま走り去った。しかしながら、星野はハンドルを握るとスピード狂になってしまい、更に衝突事故を起こしてしまう。その衝撃により、沢村は車外に飛び出していく。

一方その頃、人生に絶望していた元牧師である平松は、川を眺めていた。するとそこに、車から放り出され気絶した沢村が、川を流れてくる。沢村の長髪や髭を見た平松は、流れて来た沢村のことをキリストであると勘違いした。そして平松は、急いで沢村を病院に連れて行こうと考え、乗ってきたトラックの荷台に沢村を乗せた。

映画『ホールドアップダウン』のあらすじ【転】

沢村を病院に連れて行こうとしていた平松であったが、慌てていたためか、沢村をトラックの冷凍庫に入れてしまっていた。平松が気づいた時には、沢村は凍り付いていた。そして、平松は自首するために警察署に向かう。

一方その頃、木場と星野が警察署に戻ると、銀行強盗の容疑者である木俣と佐川が連行されていた。木場は、木俣と佐川が犯人であると確信していたが、尋問は別の警官が担当していた。そして、木俣と佐川は、木場の隙をついて警察署から逃げ出す。

そこに沢村を連れた平松がトラックでやって来るが、警察署から逃げてきた木俣達にトラックを奪われてしまう。トラックには沢村が乗っていたままであったので、キリストを取り戻すために、平松はパトカーで後を追う。更に、木場と星野も木俣達を捕まえるために、パトカーで後を追うのであった。

車3台でカーチェイスを繰り広げていたところ、弾みでトラックから沢村が飛び出し、平松の車の前に現れる。そして、平松は沢村の体を溶かそうと温泉に連れて行く。その際に木俣と佐川は木場達に捕まってしまう。

映画『ホールドアップダウン』の結末・ラスト(ネタバレ)

無事に木俣達を捕まえた木場と星野は、金を隠したコインロッカーの鍵を沢村が持っていることを知り、平松を追って温泉に向かう。また、木俣と佐川もなんとか隙をついて逃げ出し、木場達を追って温泉に向かう。

沢村を連れた平松は温泉旅館に到着していた。到着するとすぐに、宴会場に案内された平松は不審に思い、旅館全体の雰囲気もなんとも言えないものであった。その旅館は、数年前に廃業になっており、幽霊が巣食う廃墟になっていたのだった。

そこに木場、星野、木俣、佐川がやって来る。館内に揃った5人は、幽霊の力により段々とおかしくなっていき、そしてついに殺し合いが始まる。死闘を繰り広げた5人は、全員そのまま気絶してしまう。

その後、初めに目を覚ました平松が、聖書を読み上げると、幽霊達は成仏していく。そして平松は、凍ったままの沢村を抱え、展望台へと向かうが、展望台から誤って沢村を落としてしまう。

ついに凍っていた沢村が目を覚ますと、沢村は突然腹痛に襲われる。そして沢村は、出てきた鍵を使い、木俣と佐川が強盗で手にした金を手に入れるのであった。

映画『ホールドアップダウン』の感想・評価・レビュー

V6全員が主演のアクションコメディ映画ということもあり、V6ファンは楽しめること間違いなしである。また単純にコメディ映画として笑えるシーンも多く、格好良いアクションシーンなどもあるので、V6ファンではない方でも楽しめる内容になっていると感じた。しかしながら、岡田准一はほとんど凍っているシーンばかりなので、あまり演技らしい演技を観ることができなかったので、残念に思う。また、途中理解しづらい展開があるがコメディ映画なので許容して観て頂ければ幸いである。(MIHOシネマ編集部)

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