この記事では、映画『相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿』の作品情報

上映時間:105分
ジャンル:サスペンス、ミステリー
監督:長谷部安春
キャスト:六角精児、萩原聖人、市川染五郎、紺野まひる etc
映画『相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿』の登場人物(キャスト)
- 米沢守(六角精児)
- 警視庁刑事部鑑識課の所属する鑑識官。太っており、オタク気質であるが、仕事には熱心である。数年前に妻が突然離婚届を残して出ていってしまってから、元妻の面影を探している。
- 相原誠(萩原聖人)
- 真鍋知子の元旦那であり、所轄の刑事。元妻が自殺で亡くなってしまったが、自殺ではなく他殺であると考え、真相を探っている。真鍋知子の死の真相を探るべく、米沢守と協力することになる。
- 真鍋知子(紺野まひる)
- 相原誠の元妻。青少年防犯協会の職員として働いていたが、ある日死体で発見されてしまう。
映画『相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿』のネタバレあらすじ(起承転結)
映画『相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿』のあらすじ【起】
東京ビックシティマラソンにて、爆弾が仕掛けられるテロが発生した。鑑識官である米沢守はそのマラソン大会の映像をチェックしていた。するとそこに、米沢の元妻である知子の姿を発見する。
元妻は、数年前に米沢が仕事から帰宅すると、離婚届を残して姿をくらましてしまったため、米沢はずっと気がかりであった。そこで米沢は彼女の住所を調べて、元妻が住むアパートに向かった。
しかしながら、表札の名前が真鍋知子になっていたため、再婚したと思った米沢は、元妻に会わずに去っていく。その後、米沢の元妻である真鍋知子が遺体となって発見される。鑑識官として捜査に加わった米沢であったが、真鍋知子が自分の元妻の知子とは別人であると疑い始める。
その遺体には元妻にあるはずのほくろがなかったため、米沢は髪の毛から血液型を調べた。すると、米沢の元妻の血液型と異なっていたため、その遺体は別の女性のものであると知り、安堵の表情を浮かべる米沢であった。

映画『相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿』のあらすじ【承】
米沢の元妻とは別人であった真鍋知子は、青酸カリによる自殺であることが分かった。そこに所轄の刑事である相原誠がやって来る。相原は遺体で発見された真鍋知子の元夫であり、真鍋知子の死について調べていた米沢を訪ねて来た。
相原は、真鍋知子の死を自殺ではなく他殺であると考えていたため、米沢に協力を要請する。これ以上この事件に首を突っ込みたくなかった米沢であったが、自分と境遇が似ている相原を見捨てることができずに協力することになる。
米沢と相原は、真鍋知子の勤務先を訪れる。真鍋知子は青少年防犯協会に務めており、職場ではトラブルもなく、真鍋知子を恨んでいるような人物もいなかった。真鍋知子が青少年防犯協会の理事長からセクハラを受けており、悩んでいたという話を聞くが、他殺の証拠になるようなものはなかった。
青少年防犯協会では何も手がかりが得られなかった2人は、刑事部から捜査を中止するように圧力を掛けられる。青少年防犯協会は警察の天下り先でもあり、理事長から抗議の連絡があったのだ。
映画『相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿』のあらすじ【転】
刑事部に圧力を掛けられた米沢と相原であったが、捜査を止めなかった。次に米沢と相原は知子のアパートに向かった。知子のアパートで日記等の手がかりを探すと、知子の持ち物に手がかりになるような物はなかったが、盗聴器を発見する。
その後、知子が自殺に使ったとされる青酸カリの入手ルートが発覚する。逮捕された麻薬の売人からネット経由で入手していたことが分かったが、奇妙な点があった。知子は購入した青酸カリの一部を自宅宛てにし、残りを私書箱宛てにしていた。
捜査を続けるものの、他殺となるような証拠を発見することができない米沢達は、再び青少年防犯協会を訪れる。すると、理事長室に知子のアパートに仕掛けられていた盗聴器と同じ物を発見する。更に、知子が横領をしていたという事実を知る。
横領の証拠となる通帳に知子の指紋が残されているだけでなく、銀行の防犯カメラを確認したところ、知子が入金している姿が映し出されていた。そして、その罪に耐えられなくなり、自殺を図ったのではないかと思われた。
映画『相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿』の結末・ラスト(ネタバレ)
知子が横領をしていたということを信じられない米沢達は、通帳に残された指紋を調べてみると、その指紋は知子の死後につけられたものであることが判明する。つまり知子は、横領が行われている事実に気づき、その口封じのために殺された。
しかしながら、米沢達は証拠を掴むことができずにいた。そして、一か八か勝負を仕掛けに青少年防犯協会を再び訪れる。理事長をはじめとする関係者を集め、米沢達は語り始める。
まず、他殺であると考えられる証拠として、知子が自分の家に盗聴器を仕掛ける意味がないと語り、また、遺書の違和感を指摘した。その遺書は知子の日記を切り取ったものであり、誰かが偽造したものであると訴えた。
日記を見つけることができなかった米沢であったが、知子のブログに日記の内容が書かれており、そのブログの内容と遺書の内容が同じであると発言した。すると、青少年防犯協会の従業員の1人の女性が、自分もそのブログを発見したと語り始めた。
しかしながら、そのブログの話は米沢の嘘であった。日記を持っており、日記の内容を知っている犯人を炙り出すために噓をついていた。そのため、そのブログを知っていると語った女性こそが犯人であった。
彼女は横領をしており、知子に罪を擦り付けて殺したのであった。最後に、知子の日記を手にした米沢と相原が日記を読むと、そこには相原のことが忘れられないと書いてあった。
映画『相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)
人気刑事ドラマ相棒シリーズのスピンオフ作品ということもあり、相棒シリーズの主人公である杉下右京などはほとんど出てこないが、見応えのある作品になっている。しかしながら、本家の相棒シリーズよりも急展開や、どんでん返しなどが少なく、淡々とした雰囲気になってしまっている印象も受けた。全体的には悪くはないが、もう少し誰も思いつかないようなトリックや、思いもよらない犯人などの展開が欲しかった。それでも、人気キャラクターである米沢守の過去も知ることができ、相棒シリーズの好きな方は見ることをお勧めする。(MIHOシネマ編集部)
『相棒』シリーズのスピンオフ作品。主演は六角精児演じる鑑識の米沢守。ストーリー的には映画の第1弾から流れを持ってきているので、わかりやすいです。米沢は相棒が人気作品になった立役者の1人と言っても過言ではないだけに、期待していましたが、やっぱり杉下右京ありきのキャラクターなのかなと。
ドラマでも度々話題に出ていた米沢の奥さんがこの作品では観られます。そこはある意味面白かったポイントです。(女性 30代)
テレビシリーズでは脇役だった米沢守が主役となり、鑑識の視点から事件に迫る構成が新鮮だった。派手なアクションや天才的推理ではなく、地道な鑑識作業の積み重ねが真相に近づく過程に説得力がある。事件の裏にある組織の論理や警察内部の事情も描かれ、単なるスピンオフに留まらない社会派の側面が印象的だった。米沢の不器用な正義感と人間味が物語を支えており、『相棒』ファンなら必見の一本だと感じた。(30代 男性)
正直、最初は米沢守が主役で映画一本持つのか半信半疑だったが、観終わるとその疑問は消えた。鑑識という裏方の仕事にスポットを当て、証拠の積み重ねが事件解決につながる流れが丁寧に描かれている。犯人に至るまでの動機も単純な悪ではなく、組織や立場に縛られた悲しさがあった。派手さはないが、静かに胸に残る物語で、シリーズの世界観をより深めてくれる作品だと思う。(40代 女性)
テレビシリーズのファンとして鑑賞したが、期待以上に骨太な内容だった。米沢のオタク気質や軽妙なやり取りは健在だが、映画では一人の警察官としての責任や覚悟が強調されている。鑑識が軽視されがちな警察組織の中で、信念を持って真実を追い続ける姿が印象的だった。ラストで彼が選ぶ行動には賛否が分かれそうだが、だからこそ人間ドラマとして深みがある。スピンオフの成功例だと思う。(20代 男性)
『相棒』シリーズらしい社会性と、人間ドラマがうまく融合した作品。事件そのものよりも、警察組織の内部事情や、鑑識という立場の弱さが強く印象に残った。米沢守は決してヒーローではないが、だからこそ現実味がある。地味な作業を積み重ねることでしか辿り着けない真実がある、というメッセージが伝わってきた。派手な展開を求める人には向かないが、じっくり味わう刑事ドラマとして評価したい。(50代 男性)
これまでの『相棒』ではコミカルな印象が強かった米沢だが、本作では彼の内面が丁寧に描かれている。鑑識としての誇りと、組織の論理に翻弄される葛藤がリアルだった。事件の真相が明らかになるにつれ、正義とは何かを考えさせられる展開も良い。完全なハッピーエンドではないが、その苦味が物語を引き締めている。大人の女性が観ても、仕事や立場について共感できる部分が多い作品だと思う。(30代 女性)
テレビドラマの延長線ではなく、映画としてしっかり完結している点が好印象。鑑識という専門分野を軸に、証拠の扱い一つで真実が歪められる怖さが描かれている。米沢のオタク的な一面が緩衝材となり、重いテーマを最後まで観やすくしているのも巧みだ。犯人や事件関係者にもそれぞれ事情があり、単純な善悪で割り切れない点が『相棒』らしい。シリーズファン以外にも勧めたい。(40代 男性)
普段は目立たない鑑識の仕事に光を当てた点がとても良かった。現場で拾われる小さな証拠が、最終的に大きな真実へとつながっていく展開は地味ながらも緊張感がある。米沢守の人間臭さが、物語に温度を与えていた。事件の結末は決して爽快ではないが、現実の警察組織を考えると納得できる。派手な刑事映画に飽きた人におすすめしたい一本。(20代 女性)
鑑識という立場から見た警察組織の闇や矛盾が描かれており、社会派ドラマとして見応えがあった。米沢のキャラクターが軽すぎず重すぎず、物語のバランスを取っている。事件の背景には組織の都合や保身が絡み、現実的で後味は苦い。それでも真実を追う姿勢が否定されない点に救いを感じた。年齢を重ねたからこそ、こうした地味だが誠実な物語に価値を感じる。(60代 男性)
映画『相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿』を見た人におすすめの映画5選
相棒シリーズ 劇場版 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン
この映画を一言で表すと?
テレビドラマの枠を超えた、重厚でスリリングな本格警察映画。
どんな話?
東京を舞台に発生した連続事件を追う杉下右京と亀山薫。巨大マラソン大会を背景に、警察組織や社会の闇が絡み合う大規模な事件が描かれる。タイムリミットが迫る中、知略と捜査で真実に迫っていく。
ここがおすすめ!
『鑑識・米沢守の事件簿』が好きな人なら、本家『相棒』の原点とも言える緊張感と社会派テーマを存分に楽しめる。警察内部の論理や正義のあり方が問われる点も共通しており、見応え十分。
踊る大捜査線 THE MOVIE
この映画を一言で表すと?
組織と現場の狭間で戦う刑事たちのリアルな群像劇。
どんな話?
湾岸署を舞台に、誘拐事件と警察組織の混乱が同時進行で描かれる。現場の刑事たちは必死に真実を追うが、上層部の判断や組織の壁が立ちはだかる。
ここがおすすめ!
警察組織の理不尽さや現場の苦悩を描く点が、米沢守の物語と重なる。エンタメ性は高いが、組織論としても鋭く、社会派ドラマが好きな人におすすめ。
64(ロクヨン) 前編・後編
この映画を一言で表すと?
警察組織の闇と正義を描いた、重厚な人間ドラマ。
どんな話?
未解決誘拐事件「ロクヨン」を巡り、警察広報官が組織の圧力や過去と向き合っていく。事件そのものだけでなく、警察内部の権力構造や葛藤が丁寧に描かれる。
ここがおすすめ!
派手なアクションはなく、地道な捜査と組織の論理が物語を動かす点が『鑑識・米沢守の事件簿』と共通。警察ドラマの深みを味わいたい人に最適。
クライマーズ・ハイ
この映画を一言で表すと?
巨大事故の裏側で揺れる人間と組織の真実。
どんな話?
日航機墜落事故を題材に、新聞社の記者たちが真実を伝えようと奮闘する姿を描く。組織の判断、個人の信念、報道の責任が交錯する社会派ドラマ。
ここがおすすめ!
警察ではなく報道の世界が舞台だが、組織に属する個人の葛藤というテーマは共通。米沢守の信念に共感した人なら、胸に響く展開が待っている。
孤狼の血
この映画を一言で表すと?
正義と狂気が紙一重でぶつかる、骨太な警察映画。
どんな話?
昭和末期の広島を舞台に、暴力団と警察の激しい攻防を描く。型破りな刑事と若手刑事の関係を軸に、正義とは何かが問われていく。
ここがおすすめ!
作風はハードだが、警察という組織で正義を貫く難しさを描く点は共通。米沢守の不器用な正義に惹かれた人なら、強烈な余韻を味わえる一本。






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