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映画『ホテル・アルテミス 犯罪者専門闇病院』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ホテル・アルテミス 犯罪者専門闇病院』の概要:犯罪者を専門に扱う会員制の病院を舞台に、入院してきた犯罪者達に翻弄されて最悪の一夜を迎えることになるナースを描いたSFアクション映画。アカデミー賞女優のジョディ・フォスター主演作。

映画『ホテル・アルテミス 犯罪者専門闇病院』の作品情報

ホテル・アルテミス 犯罪者専門闇病院

製作年:2018年
上映時間:94分
ジャンル:SF、アクション
監督:ドリュー・ピアース
キャスト:ジョディ・フォスター、スターリング・K・ブラウン、ソフィア・ブテラ、ジェフ・ゴールドブラム etc

映画『ホテル・アルテミス 犯罪者専門闇病院』の登場人物(キャスト)

ナース(ジョディ・フォスター)
犯罪者専門の病院を取り仕切る医療従事者。息子を亡くし、自暴自棄になっていたところをウルフキングに勧誘された。
ワイキキ(スターリング・K・ブラウン)
銀行強盗犯。一度は引退しようとしたが失敗し、弟と共に犯罪行為に手を染めている。ナースやニースと古くからの付き合いがある。
ニース(ソフィア・ブテラ)
大物を専門とする殺し屋。謎の依頼を実行するためにわざと自分の腕を撃って病院に入院してきた。
エベレスト(デイヴ・バウティスタ)
病院で働く医療従事者でナースの部下。その名の通りの屈強な体格を活かし、用心棒としての役割も果たしている。
ウルフキング(ジェフ・ゴールドブラム)
闇社会を牛耳るマフィアのボス。病院の経営者でもある。ニースにケガをさせられたために病院に治療にやってくる。

映画『ホテル・アルテミス 犯罪者専門闇病院』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ホテル・アルテミス 犯罪者専門闇病院』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ホテル・アルテミス 犯罪者専門闇病院』のあらすじ【起】

近未来のロサンゼルスで市民の暴動が発生する。ワイキキはその最中に銀行強盗を決行し、ワイキキの弟は客の一人が持っていたペンを盗む。しかし、逃げる途中で警察と銃撃になり、ワイキキの弟は負傷する。ホテル・アルテミスで寝ていたナースはワイキキからの電話で目を覚まし、彼らを迎えるために部屋の支度をする。ナースはホテルの会員であるワイキキと弟は中に迎え入れるが、会員ではないワイキキの仲間をエベレストに摘まみ出させる。

ナースはワイキキの弟の傷口から銃弾を抜き出す。そしてホテルに滞在していたニースの腕を診察する。ナースは直ぐにニースが自分で自分の腕を撃ったことを見抜く。ニースはその後、謎の依頼人に連絡を取り、依頼を受けた殺しの報酬を引き上げるように要求する。ウルフキングの息子がナースに連絡して来て、ウルフキングが向かっていることを告げる。ナースはそのことをエベレストに伝える。一方、ホノルルはコーヒーを飲もうとして、ニースに遭遇する。実は2人は顔見知りだった。

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映画『ホテル・アルテミス 犯罪者専門闇病院』のあらすじ【承】

ホテルの防犯カメラの映像に助けを求める女性警官の姿が映し出され、ナースはそれが知人であることに気付く。女性警官は暴徒に襲われて負傷していた。ナースは悩んだ挙げ句、規則を無視して助けることにする。秘密のエレベーターを使ってナースは外に倒れている女性警官の元に向かう。女性警官はナースの息子の友達だったのだ。ナースはエベレストの力を借りて、女性警官をホテルに運び入れる。

ニースがホノルルの部屋に入ってくる。そして、ホノルルの弟が盗んだペンを目にして驚く。ペンはウルフキングのもので、中には貴重なダイヤが隠されていたのだ。ニースはホノルルに逃げるように助言し、ホノルルは逃走用の車両の手配をする。ナースは女性警官を治療するが、女性警官が息子のことを口にしたために、逃げるように部屋を出てしまう。ホノルルはホテルに秘密のエレベーターがあるのを見付ける。そこにウルフキングが到着する。実はウルフキングこそがニースの標的で、ホテルに運ばれるようにニースが事前にケガを負わせていたのだ。

映画『ホテル・アルテミス 犯罪者専門闇病院』のあらすじ【転】

ナースはウルフキングを出迎え、ウルフキングだけを部屋に入れる。ウルフキングの息子はそのことに苛立つが、仲間と共にエレベーターホールで待機する。女性警官はエベレストにナースの息子が薬漬けになって死んだことを説明する。エベレストはこっそりと女性警官を外に出そうとするが、通路でホノルルに遭遇してしまう。ホノルルは直ぐに警官であることを見抜くが、2人をそのまま通り抜けさせる。女性警官は無線でナースに別れを告げ、ホテルの外に出る。

ナースはウルフキングに大量の薬を投与し、息子の死について自白させようとする。ウルフキングはナースの息子が自分の車を盗んだために殺したことを打ち明ける。その縁でウルフキングはナースの存在を知り、2人でホテルを設立したのだ。一方、部屋に戻ったホノルルは3Dプリンターを使って銃を作る。その時、ニースが仕掛けた爆弾が爆発し、ホテルは停電する。そのためにホノルルの弟の生命維持装置が停止し、心肺が停止する。ナースは急いで蘇生措置のために駆け付けるが、手遅れとなる。

映画『ホテル・アルテミス 犯罪者専門闇病院』の結末・ラスト(ネタバレ)

ナースが離れた隙にニースはウルフキングの部屋に侵入し、ウルフキングの喉を切り裂いて殺してしまう。その様子は依頼人に中継されていた。ニースのせいで弟を失ったホノルルはニースに銃口を向けるが、引き金を引けずに終わる。一方、ウルフキングの息子は中に侵入するために部下にホテルの壁を突き破らせる。ナースはホテルから脱出するためにホノルルとニースを連れて、秘密のエレベーターに向かう。

エベレストはウルフキングの息子を食い止めるために病院に残ることにする。ニースもナースとホノルルだけをエレベーターに乗せて留まる。ニースは壁を突き破ってきたウルフキングの部下を次々と仕留める。ホノルルとナースは外に出ようとして、ウルフキングの息子に遭遇する。ホノルルがダイヤを渡す振りをして息子を油断させ、ナースが強力な薬を投与して息子を倒す。2人はホノルルが手配した車まで辿り着く。しかし、ナースはホノルルだけを逃げさせ、自らは市民を治療するために街に残る。

映画『ホテル・アルテミス 犯罪者専門闇病院』の感想・評価・レビュー

一癖も二癖もある雰囲気の人物が大勢登場するものの、それぞれの関係性が希薄で思わせぶりなまま終わっている。病院の設定は面白いだけに、もう少し脚本が練られていたら良作になっていただろう。ドリュー・ピアース監督のデビュー作にも関わらず、ジョディ・フォスターを始めとする豪華キャストが揃ったということは、それなりに引き付けるものがあったのだろうが、作品からそうした魅力を感じることはできなかった。(MIHOシネマ編集部)

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