この記事では、映画『百花』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『百花』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0078614
製作年 | 2022年 |
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上映時間 | 103分 |
ジャンル | ヒューマンドラマ |
監督 | 川村元気 |
キャスト | 菅田将暉 原田美枝子 長澤まさみ 北村有起哉 |
製作国 | 日本 |
映画『百花』の登場人物(キャスト)
- 葛西泉(大人:菅田将暉 / 少年時代:桑名愛斗)
- レコード会社で働き、社内結婚した妻がいる。母親である百合子の過去に踏み込めないでいる。父親は泉が生まれたときにはすでに亡くなっている。
- 葛西百合子(原田美枝子)
- 泉の母親。自宅でピアノ教室の先生をしている。ある過去を抱えている。トロイメライが好きで、よく一人で弾いている。
- 葛西香織(長澤まさみ)
- 泉の妻。泉と百合子の親子関係を不思議に思っているが、あまり口出しをせず、見守っている。
- 浅葉洋平(永瀬正敏)
- 真面目で優しい性格。大学で船のプロペラの研究をしている。電車にも詳しく、自宅のベランダから電車が見える。
- 工藤恵(神野三鈴)
- 百合子の友人。結婚しており、2人の娘がいる。神戸に住んでいる。夫や娘たちには言えない秘密を抱えている。
映画『百花』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『百花』のあらすじ【起】
大晦日。葛西百合子は自宅でピアノを弾いていたが、好きだった「トロイメライ」が上手く弾けなくなっていた。
その夜、百合子の息子である泉は、実家で新年を迎えるため、帰宅した。しかし、百合子の姿はなく、携帯電話も置いたままだったため、家を飛び出した。泉が小学生の頃、百合子が約1年間家に帰ってこなかった過去もあり、泉は焦っていた。
泉は公園のブランコに乗る百合子を発見する。百合子は泉に「寂しかった」と抱きつき、泉は拒絶してしまう。
帰宅した2人が夕食を食べている間に新年を迎え、泉は百合子に「あけましておめでとう。誕生日おめでとう」と伝えた。すると、百合子は泉の隣に座り、腕を巻きつけてきた。動揺した泉は、仕事のトラブルが起きたと嘘をつき、妻の香織がいる自宅へと帰っていった。
仕事をしている泉のもとに、警察から電話があった。百合子がスーパーで万引きをしたという。すぐにスーパーへ向かった泉は、万引きをしたという事実を理解していない百合子を目の当たりにする。警察の捜査を待っている間、妻の香織が妊娠したことを告げると、百合子は喜んだ。
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映画『百花』のあらすじ【承】
泉は百合子を病院へ連れて行き、アルツハイマー型認知症と診断された。
泉のもとに百合子の訪問介護をしているヘルパーから「百合子がいなくなった」と告げられる。警察によって、百合子は泉が通っていた小学校で保護された。
百合子は物忘れや徘徊が増えたため、施設に入ることとなった。
泉は施設から実家へと戻り、掃除を始めた。冷蔵庫には同じ食材や調味料、テレビのリモコンが入っていた。泉は百合子が家を空けてから、食事に困って祖母に電話を掛けた、小学生のときのことを思い出していた。
百合子の部屋では、百合子が約1年間家にいなかった期間のことが書かれた日記を見つけ、百合子が泉を置いて横浜を離れ、神戸で男と生活していたことを知る。
その男の名前は浅葉洋平といい、百合子のピアノ教室の生徒だった。洋平は「トロイメライ」が好きで、それを習いに来たことをきっかけに、仲を深めたようだった。
映画『百花』のあらすじ【転】
百合子は洋平と神戸に引っ越し、2人で暮らしていた。
百合子は神戸で友人の工藤恵と再会する。彼女には泉の存在を明かさず、夫の仕事で神戸にやってきたと告げた。
ある日、百合子が帰宅すると、家の前で警察が待っていた。警察から百合子が住むアパートに、アルバムや観光地のお土産を盗む空き巣が出たことを聞かされる。
恵とカフェにいた百合子は、アパートに奇妙な空き巣が出たことを話した。そこで、恵に「盗まれると一番困るものは何」と尋ねると、彼女は「日記」と答えた。恵が日記に夫以外の好きな人との思い出を書いていることを知る。
百合子も恵と同じように、洋平との思い出を日記に書いていた。しかし、そのことや泉の存在を恵に明かすことはなかった。
ある日の早朝、自宅で眠る百合子に大きな地震が襲う。阪神淡路大震災だった。そばに浅葉はおらず、電話もつながらなかった。アパートを出ると、街は崩壊していて、がれきの上をただ走った。海が見える場所に辿り着き、日が昇る様子を見て、泉の存在を思い出す。
映画『百花』の結末・ラスト(ネタバレ)
百合子がいる施設に泉と香織が訪ねる。泉は日記の内容が頭から離れず、百合子に「なぜあの時置いていったのか」と聞くが、返事はなかった。
施設の庭で香織と2人きりになった百合子は「泉は私のことを恨んでいると思うけど、後悔はしていない」と言った。香織にはその意味が理解できなかった。
施設から外出の許可が下り、百合子にどこへ行きたいのか尋ねると「半分の花火が見たい」と言った。
施設からの帰りのバス車内で、泉は香織に、母の百合子が1年帰ってこなかった過去を初めて打ち明けた。
泉と百合子は「半分の花火」を見に来ていた。調べると、海の水平線で見切れた花火のことだった。そこで突然、百合子は泉のことを認識できなくなり、泉は「俺は全部覚えてる」と感情を爆発させた。
泉は香織と生まれてきた子どもと、実家で片付けをしていた。香織と子どもが先に帰宅し、縁側に座る百合子の隣で眠ってしまった泉は花火の音で目覚める。泉は小学生の頃に百合子と見た、目の前のマンションに見切れた花火が「半分の花火」であることに気づくが、百合子は何も反応を示さなかった。
映画『百花』の感想・評価・レビュー
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映画『百花』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『百花』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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